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ソレイユの丘、「減額なし」答弁が報道されました [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年3月4日(水)の活動日記)

● ソレイユの丘、「減額なし」答弁が報道されました

 昨日、フジノが市長へ行なった

 『ファームによるソレイユの丘での野菜類の消費期限ごまかし』

 についての質疑が、神奈川新聞で報道されました。

 (2009年3月4日・神奈川新聞・社会面2面より)
04kanagawa.jpg

 画像では文章が読みづらい方の為に
 記事を以下に全文引用しますね。

-------------------------------------------

 横須賀市に委託費見直し考えなし
 ソレイユの丘ラベルはがし問題

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 指定管理者「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パック野菜の製造日ラベルを再三にわたりはがし、

 消費期限切れの食材を提供、
 市が業務改善勧告を出した問題で、

 蒲谷亮一市長は3日、
 委託費減額の対象にはならないペナルティーポイント5を与えた理由として

 「健康被害が出たわけではなく、
  事業の停止を命じる事態ではなかった」

 と主張。

 年間4億円に上る委託費を見直すつもりはないとの見解を示した。

 同日の同市議会本会議で藤野英明氏(無会派)の質問に答えた。

 同社と市は

 「利用者らに対し、著しい危害を及ぼした場合(中略)、
  事業者の業務の一部または全部に対して、
  市は業務の停止を命じることができる」

 という契約条項を交わしており、

 藤野氏はこれを根拠に

 「問題発覚後、即座に事業の停止を命じるべきだったのではないか」

 と主張。

 蒲谷市長は著しく不適切な行為だったことは認めながらも、

 「(最も厳しいレベルである)ペナルティーポイント10を
  出す要件には該当しない」

 との考えを強調した。

 さらに藤野氏は

 「年間4億円の委託費を見直す時期にあるのではないか」

 とただしたが、蒲谷市長は

 「4億円は、ソレイユの丘の事業者決定にあたり、
  提案全体を審査する中で決定した数字。適正な支出と考えている」

 などと述べた。

 (岡本 晶子)
-------------------------------------------

 引用、終わりです。

 改めて、蒲谷市長の答弁を読んで、

 「市長はこの企業(ファーム)に対して
  必要以上に甘過ぎる」

 と、フジノは感じました。

 あなたはどうお考えになります?


● 4億円は高いと思いませんか!?

 昨日の質疑の中で、
 フジノはこのように述べました。

 <フジノの1問目より>

   毎年4億円もの税金を無条件に支払い続けていることが
   ファームに「甘え」をもたらしたのではないでしょうか。

   市民のみなさまが毎朝早くから満員電車に乗って会社に行き、
   深夜まで残業して、体を壊しながらも「家族の為」だと

   必死になって稼いだ大切なお給料から、
   本市は、税金をお預かりしています。

   1円も絶対に無駄にしてはいけないのです。

   だからこそ本市はVFMの最大化を目指さねばならないのに、
   競争も罰則もなく毎年4億円をもらえる企業が
   必死にサービスを改善するでしょうか。

   また、本市の財政も本当に厳しい中で
   このまま税金を4億円も垂れ流すのは、間違っています。


 昨日もフジノは、仕事を必死に探して活動している方から
 「2つの会社から不採用の連絡を受けた」という相談を聞いたばかりです。

 これだけ厳しい雇用状況の中ですから
 たった1名だけの事務職の採用枠に対して
 何十人もの応募があるのです。

 いくつも資格を持っているような優秀な方でも
 なかなか採用してもらえない。毎日こんなことが起こっています。

 働き続けていくのも本当に厳しい世の中ですが、
 まず仕事に就くこと自体が大変な状況なのです。

 そもそも政治と行政は1円も税金をムダにしてはいけませんが
 現在みたいにあまりにも厳しい経済社会状況では

 よりいっそう税金の使い方は、
 しつこいぐらいにムダを無くさねばなりません。

 1円だってムダにしてはいけないんです。

 そうでなければ、このように仕事を失っても
 働きたくて毎日必死になって就職活動をしている市民の方々に
 政治家としてフジノは合わせる顔がありません。

 市長は、ソレイユの丘の運営を委託している会社へ
 毎年4億円を支払い続けることは「適切だ」と言いました。

 競争も無いまま、
 10年間ずっと4億円を支払い続けていることが
 どうして「適切」なのか理解できません。

 消費期限をごまかした野菜類を
 たくさんのこどもたちにも食べさせていた企業に対して
 罰則も無いままに、
 4億円も税金を垂れ流し続けることが

 どうして「適切」なのか、
 理解なんか絶対にできない!

 あなたはどう思いますか?

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横須賀市の決断に感激しました/業務改善計画書が提出されました [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月19日(木)の活動日記)

● 横須賀市の決断に感激しました/業務改善計画書が提出されました

 『長井海の手公園』(ソレイユの丘)』を運営している
 (株)横須賀ファームから

 今日、横須賀市に対して
 『業務改善計画書』が提出されました。

 消費期限をごまかしていた野菜パックのラベルはがし問題などの
 ソレイユの丘での諸問題について

 横須賀市長が先日行なった
 『業務改善勧告』に基づいての提出です。

 下の画像は、その実物の1ページ目の写真です。

19plan.jpg

 ところで、上の画像を見て「気づいたあなた」は
 この活動日記をよく読んで下さっている方です。

 数日前に、フジノが怒りに満ちて
 このように書いたのを覚えていますか?

 > 今回の予算議会(2月20日スタート)でも
 > フジノは市長に対して質疑を行ないます。
 >
 > 市議会で質問を行なう内容は、事前に『発言通告書』にて
 > 通告をしなければならないことになっています。
 >
 > そのしめきりは20日の夕方17時です。
 >
 > けれども、この業務改善勧告では
 > (株)横須賀ファームは2月19日までに再発防止策をまとめて
 > 『業務改善計画書』を提出するように求めています。
 >
 > もしも(株)横須賀ファームが19日の早い時間帯に
 > 横須賀市へ『業務改善計画書』を提出して
 >
 > もしも横須賀市がフジノの情報公開請求に対して
 > 即日に応じるというようなことがありえない限りは、
 >
 > 不可能です。
 >
 > この日程は、非常に不快です。

 そうなんです!

 横須賀市が大英断をしてくれて、
 提出直後に、即日、情報公開をしてくれたのです。

 もちろんフジノも市議会を通じて
 正式な書類によって
 情報公開請求をしていたのですが

 (株)横須賀ファームが午後になって提出してきたものを
 夕方16時半にはすでに土木みどり部が議会事務局を通じて
 コピーを提出してくれました。

 この情報公開をフジノは
 強い感激をもって受け止めました。

 日頃、横須賀市の行政に対して
 厳しい批判をフジノはぶつけることもありますが

 市職員の方々の熱意ある行動には
 常に敬意を抱いています。

 今回の公開の決断は『横須賀市の良心』の表れだと感じます。
 市職員の方々に改めて敬意を表します。

 すぐにフジノは、34ページからなる
 この『業務改善計画書』をくりかえし精読しました。

 もちろん、明日20日から始まる予算議会でも
 市長に対してこの『業務改善計画書』について質疑をします。

 その質疑の要点をあらかじめ記した『発言通告書』を
 明日17時までにフジノは作成して、
 議会へ提出しなければなりません。

 今夜はこのまま徹夜で作業です。

 体はとてもつらいのですが、
 こころはそのつらさを感じていません。

 横須賀市の英断に対する敬意の表れとして、
 フジノも全力で発言通告を作ります。

 信頼を失った『ソレイユの丘』を
 本当にこどもたちに安心して来てもらえるように
 再スタートが切れるようにしたい

 という市職員の方々の想いに基づいた情報公開の英断が
 徹夜の疲れを吹き飛ばしてくれているからです。

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 その一方で、(株)横須賀ファームから提出された
 『計画書』のレベルの低さには失望が隠せません。

 こんな計画書を見せられて
 もう率直に断言せざるをえません。

 横須賀市は『ソレイユの丘』の運営の委託を
 (株)横須賀ファームにさせるのは止めるべきです。

 毎年4億円も委託費用を税金から出していますが
 そんな価値は、ありません。

 予算議会では、この点を
 蒲谷市長と徹底的に議論します。


 さあ、作業に戻らねば!

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ソレイユの丘問題の業務改善勧告についての報道 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月13日(金)の活動日記)

● ソレイユの丘問題の業務改善勧告についての報道

 昨日行なわれた『業務改善勧告』について
 神奈川新聞が報道してくれました。

 (2009年2月13日・神奈川新聞より)
13kanagawa.jpg

 指定管理者に業務改善勧告、横須賀市長/
 ソレイユの丘、ラベルはがし問題

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パックの製造日ラベルをはがしたり、
 消費期限切れの野菜を提供したりしていた問題で、

 蒲谷亮一市長は12日、同社の幹部2人を市役所に呼び、
 業務改善勧告書を手渡した。

 同社との間で締結している特定事業契約に基づくもので、

 蒲谷市長は、今月19日までに再発防止策をまとめた
 「業務改善計画書」を提出するよう要求。

 併せて、3月31日までに業務改善が図られるよう求めた。

 市土木みどり部によると、
 今回の勧告に伴い
 同社にはペナルティーポイント「5」が付いた。

 市は四半期に6以上のポイントが付くと、
 ポイント数に応じて委託費の減額を検討する。

 3月末時点で「5」のままであればポイントは消滅、
 委託費の減額には至らないという。

 (岡本晶子)

 (引用、終わり)
-----------------------------------------------

 今回の予算議会(2月20日スタート)でも
 フジノは市長に対して質疑を行ないます。

 市議会で質問を行なう内容は、事前に『発言通告書』にて
 通告をしなければならないことになっています。

 そのしめきりは20日の夕方17時です。

 けれども、この業務改善勧告では
 (株)横須賀ファームは2月19日までに再発防止策をまとめて
 『業務改善計画書』を提出するように求めています。

 この日程では、今回の予算議会の中で
 フジノは(株)横須賀ファームの『業務改善計画書』の内容を
 質疑するのは不可能です。

 もしも(株)横須賀ファームが19日の早い時間帯に
 横須賀市へ『業務改善計画書』を提出して

 もしも横須賀市がフジノの情報公開請求に対して
 即日に応じるというようなことがありえない限りは、

 不可能です。

 この日程は、非常に不快です。

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ソレイユの丘問題で、横須賀ファームに業務改善勧告!しかし... [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月12日(木)の活動日記)

● ソレイユの丘問題で、横須賀ファームに業務改善勧告!しかし...

 『長井海の手公園』(ソレイユの丘)を運営している
 (株)横須賀ファームに対して

 ついに今日、
 蒲谷市長が『業務改善勧告』を行ないました。

 その内容について、土木みどり部長から
 全議員宛に報告が出されました。

 『株式会社横須賀ファームに対する業務改善勧告の実施について』
 (PDFファイルはこちらをご覧下さい)

 PDFファイルが開けない方の為に
 下に全文を引用します。
---------------------------------------------

 平成21年(2009年)2月12日
 市議会議員各位
 土木みどり部長

 株式会社横須賀ファームに対する業務改善勧告の実施について

 昨年11月、真空パック入りカット野菜の
 製造年月日ラベルを従業員がはがしていたことに関し、

 新聞社が、長井海の手公園ソレイユの丘の
 維持管理及び運営業務を担当している株式会社横須賀ファームに対して
 取材を行ったことに端を発する一連の事件については、

 今月3日(火)、

 「パック野菜の製造年月日ラベルはがしに始まった
  長井海の手公園ソレイユの丘での諸問題に関する最終報告書」
  (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/feb/03soleil.pdf

 を公表しましたが、

 本日、同社幹部を市役所本庁舎に呼び、
 同社と締結している特定事業契約に基づいて、

 市長から業務改善勧告を行いましたので、
 次のとおり、報告いたします。

 1.勧告の根拠

 特定事業契約書別紙3第1項第3号①の規定に基づいて勧告

 2.勧告の内容

 パック野菜の製造年月日ラベルはがしに始まる
 諸問題の再発防止に努め、

 維持管理運営業務の早期正常化を図るとともに、
 継続的改善を行い、全社的に質的向上を図る体制を構築するなど、
 抜本的な再発防止策の実施を求める。

 3.業務改善の実施期限

 平成21年3月31日

 なお、この勧告の実施に伴い、
 同契約書別紙3第2項第2号①の規定に基づいて、
 「5ポイント」のペナルティポイントを付しています。

 事務担当は、土木みどり部 緑地管理課 指定管理担当

 (引用、終わり)


● やはり「減額」はしない!何故ここまでファームに甘いんだ!?

 『長井海の手公園「ソレイユの丘」』は、
 PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)という方法で
 設計・建設・維持管理・運営されている施設です。

 PFIという手法は、よくこんな風に説明されています。

 「良質の公共サービスをより少ない税金で提供することを目的とした
  新しい公共事業の手法です」

 「公共事業に民間の経営ノウハウや資金を活用する」
 「公共部門における競争原理の導入」
 「官民の対等なパートナーシップ」
 「成果主義の徹底」

 などなど。

 もともとPFIはイギリスで1992年にスタートしました。

 もしもこんな売り文句のとおり、あるいは
 イギリスで行なわれてきたように徹底して行なわれたならば、
 横須賀でもPFIは成功したのかもしれません。

 しかし、『長井海の手公園「ソレイユの丘』を見る限りは
 横須賀版PFIは失敗した、とフジノは断言します。

 例えば...。

 野田由美子さんという方が書いた
 『PFIの知識』(日本経済新聞社、2003年)という入門書があります。

 PFIとはどんなものかを分かりやすく書いています。

 というのも、著者の野田さんは、
 某銀行のロンドン支店に勤務していた時期に
 実際にPFI案件の交渉を何度も何度も体験してきたこともあり
 実務としてPFIをよく理解されていらっしゃるのですね。

 だから、PFIという手法に対して、
 『中立』というよりは『推進派』の立場といえる方です。

 その野田さんの本から、ちょっと引用してみましょう。

 (p140より)

 運営段階においては、
 要求水準通りのサービスが提供されているかを確認し、
 その結果をサービス対価の支払いに反映させます。

 (中略)

 公共部門は、抜き打ちでの立ち入り検査を行なったり、
 利用者満足度調査の結果や利用者からの苦情を分析するなどの形で、
 サービスの質をチェックすることも考えられます。

 民間事業者の業績が低迷した場合には、
 サービスの対価の減額や、
 ペナルティポイントの賦課によって対処します。

 そして、ペナルティポイントが一定以上に達した場合には、
 契約を破棄するなどの措置をとります。

 (中略)

 この他、SPCの財務状況については、
 公認会計士等の監査を得た財務諸表の提出を義務づけるなどして、
 監視を行ないます。

 (引用おわり)


 野田さんが体験してきたイギリスの本物のPFIでは、
 上に引用したような形で厳格に行なわれてきたのでしょう。

 しかし、『ソレイユの丘』で行なわれているのは
 イギリスのPFIとは違います。

 フジノ的に呼ぶならば、『横須賀版PFI』です。

 明らかに要求水準(『ソレイユの丘』で成すべきサービス)が
 民間事業者「横須賀ファーム」によって裏切られていたにも関わらず

 『横須賀版PFI』では
 サービス対価(横須賀ファームに支払う金額)の減額はしないのです。

 横須賀市は税金から毎年4億円を
 横須賀ファームにサービスの対価として支払い続けています。

 今回のような、意図的な食品の消費期限ごまかしを行なって
 来場者の方々に食中毒などが起きていたとしても
 おかしくないような危機的状況であった大問題にもかかわらず

 最終的な結論は、ペナルティポイントを5点つけただけです。

 この5点というのは、期限付きのポイントで
 3月31日を過ぎたらまた0ポイントに戻ってしまいます。
 (なんて甘い!)

 こんなにひどいことを起こしても減額さえ行なわないならば
 (株)横須賀ファームはこれからも根本的な改善はしないでしょう。

 何故なら、食中毒を起こすようなことをやっても
 横須賀市は見逃してくれるからです。
 ここまでダメでも、横須賀市は毎年4億円をくれるのです。

 横須賀版PFIでは、とてもではありませんが
 イギリスで成功したような成果は望めません。

 こんなひどい消費期限の偽装をしても
 市民のみなさまの税金から4億円が支払われ続けるのです。

 これこそ、税金の最悪なムダづかいです。

 情けない。何故こんなにも(株)横須賀ファームを
 市長が守ろうとするのか、全く理解できません。

 市長が守るべきなのは、市民の命です。

 一歩間違えば、食中毒者が多発していたかもしれない。
 あるいは、食中毒の結果、亡くなる人がいたかもしれない。

 そんな状況を知っておきながら放置していた企業に対して
 何故、こんな甘い対応しか行なわないのか。

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 さらに、フジノがずっと資料提供を求め続けている
 横須賀ファームの決算書類の提出が拒否されています。

 先日、5期目の決算書(監査の印もなく不備だらけでした)の
 提出を受けて、公認会計士に見てもらったことを
 この活動日記には記しました。

 しかし、その後、第1期から第4期までの決算書類については
 「出せない」と土木みどり部から連絡を受けました。

 (もちろん、今も「出してほしい」と市に要求しています)

 先ほど引用した野田さんの著書では
 こうした財務関係の書類の提出を義務づけて監視を厳しく行なうことも
 PFIの手法として挙げられていました。

 けれども、横須賀版PFIでは、
 そんな基本的な書類さえも
 市議会議員への提出が拒否されているという状況です。

 何故、出せないのか。

 出さないということは、不正があるのではないか。

 そう勘ぐられてもおかしくないことを
 横須賀市は何故、理解できないのでしょうか。

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「フジノの怒り」が報道されました/市の対応もファームと同レベルに落ちた [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月4日(水)の活動日記その2)

● 「フジノの怒り」が報道されました/市の対応もファームと同レベルに落ちた

 (その1から続いています)

 神奈川新聞の社会面いっぱいに報じられた

 『長井海の手公園「ソレイユの丘」』の運営をしている
 (株)横須賀ファームが2年間にわたって
 野菜パックなどの消費期限をごまかしていた問題ですが

 この問題を追い続けてきた政治家として
 フジノがインタビューを受けました。

 市の最終報告を読んで、フジノは怒りました。

 これまでは(株)横須賀ファームのウソの報告のせいで
 横須賀市側はあくまでも『被害者』でした。

 被害を受けた側として、蒲谷市長は
 「指定管理料の減額も視野に入れている」ことを
 12月議会でフジノの一般質問に対して、公式に答弁していました。

 しかし、最終報告書を読む限りでは
 そうした処分は全く行いません。

 あくまでも(株)横須賀ファームの「改善に期待する」といった
 改善に向けた強制力ゼロの
 情けない対応に後退してしまっています。

 これを読んでフジノははっきりと、

 横須賀市は(株)横須賀ファームをかばっている

 と感じました。

 ここに至っては、もはや「横須賀市も同罪だ」と言わざるをえません。

 何故、横須賀市はファームをかばうのか。
 こどもたちの安心・安全よりも、いち企業を守るのか。
 そんな市の姿勢は絶対に許せない。

 この姿勢は、あまりにも問題です。

 もちろん2月中旬からスタートする予算議会でも
 厳しくフジノは追及せざるをえません。


 以下、神奈川新聞の記事の続きです。

 (2009年2月4日(水)・神奈川新聞より)
04kanagawa2.jpg

 画像では記事が読めない方の為に
 全文を引用いたします。

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 処分「甘過ぎる」市議から批判の声
 専門家は法の不備指摘

 産地偽装など、食の安全・安心を揮るがす事件が相次ぐ中で
 発覚した「長井海の手公園(ソレイユの丘)」のラベルはがし問題。

 市は指定管理者の横須賀ファームに業務改善勧告を出し、
 この問題に区切りをつける方針だ。

 しかし、蒲谷亮一市長は年間4億円に上る
 委託料の減額の可能性も示唆していただけに、

 市の処分に批判の声も上がっている。

 一方で、今回のケースは現行法には抵触せず、
 専門家は「法の不備」を指摘している。


 ▼卜ーンダウン

 「市が踏み込んだ調査をしたことは評価するが、
  結論は甘過ぎるとしか言いようがない」。

 昨年12月の市議会でこの問題を追及した
 藤野英明市議(無会派)は怒りをあらわにする。

 蒲谷市長は同社の当初説明と異なる事実が判明した場合、
 委託料を減額する可能性もあるなどと答弁していたが、
 最終的には業務改善勧告を出すにとどまった。

 「ソレイユの丘は子どもたちも大勢訪れる施設で、
  利用者を欺く行為は許されない。

  市の処分は当初よりトーンダウンしたが、
  なぜ同社をかばうのか。
  疑念を抱かざるを得ない」

 と藤野市議。

 いまだ公の場に出て謝罪することのない
 同社の姿勢にも疑問を投げ掛ける。


 ▼抜け穴だらけ

 「利用者の安全を度外視し金もうけに走った結果だろうが、
  今回のケースはJAS法や食品衛生法の違反に当たらない。

  法律が抜け穴だらけであることが露呈した」

 と指摘するのは、食品問題評論家の垣田達哉さん。

 現状では、スーパーや百貨店などと異なり、
 飲食施設などには消費期限表示の義務はなく、
 両法には抵触しない。

 しかし、垣田さんは

 「健康被害が出てからでは遅い」

 と強調。

 「両法はあいまいな表現が多い。

  食品表示法の審議が中断しているが、
  消費期限切れの商品を提供した場合は
  即座に違反と明記すべきだ」

 と訴えている。

 (岡本 晶子)
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 引用、終わります。

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社会面いっぱいに「ソレイユの丘」問題が報道されました(神奈川新聞) [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月4日(水)の活動日記その1)

● 社会面いっぱいに「ソレイユの丘」問題が報道されました(神奈川新聞)

 けさの神奈川新聞では、社会面(テレビ欄の裏ですね)いっぱいに

 『長井海の手公園「ソレイユの丘」』の運営をしている
 (株)横須賀ファームが2年間にわたって
 野菜パックなどの消費期限をごまかしていた問題について報道しました。

 記事の画像はこちらです。

 一般的に、新聞でいちばん読まれるのはテレビ欄なのですが
 そのすぐ裏の『社会面』は2番目によく読まれる場所です。

 そこで、「社会面にある記事を載せる」というのは

 その新聞社がその問題を強く重視している、
 読者のみなさんに読んでいただきたいと強い想いを持っている
 という、無言のメッセージでもあります。

 『ソレイユの丘』の運営を市から委託されている
 (株)横須賀ファームが企業ぐるみで消費期限をごまかしてきた問題を
 昨年からずっと追い続けてきた政治家として

 この神奈川新聞の姿勢をとてもこころ強く感じると共に

 改めて、『長井海の手公園「ソレイユの丘」』を訪れる
 たくさんのこどもたちを守る為にも

 もっともっと全力で問題を追及していく決意を固めました。


 (2009年2月4日(水)・神奈川新聞より)
04kanagawa1.jpg

 画像では記事が読めない方の為に
 以下に全文を引用します。
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 指定管理者に初の勧告
 ソレイユの丘ラベルはがしで横須賀市が最終報告

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パック野菜の製造日ラベルをはがしたり、
 消費期限切れの野菜を提供したりしていた問題で、

 市は3日、同社に業務改善勧告を行うなどの
 最終報告を発表した。

 市が指定管理者に勧告を行うのは初めてという。

 報告書によると、市は、2007年5月から08年7月の間、
 ラベルはがしが繰り返し行われていた事実を確認。

 会社が指示したという確証は得られなかったが、
 複数の従業員が同社に対する不満を述べており、

 「今回の問題発生の遠因と思われる」

 と分析している。

 同社は当初、

 「ラベルはがしは1回限り」

 などと市に報告していたが、結果的に異なる事実が判明した。

 報告書では

 「市民や利用者らに対する説明責任を怠るなどの姿勢は問題」

 と指摘。

 総合的に判断し勧告を行うことを決めたとしている。

 同社の笹本猛専務は

 「今後このような事態が発生しないよう
  管理体制の強化に努めたい」

 とコメントしている。

 (引用、終わり)

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 本当の記事は、社会面いっぱいの大きなものなので
 2つに分割して、次回のこの活動日記に続きを掲載しますね。

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「ソレイユの丘」問題に対する、市の最終報告書が出されました [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月3日(火)の活動日記その2)

● 「ソレイユの丘」問題に対する、市の最終報告書

 けさ、全市議会議員宛に提出された
 「ソレイユの丘」の諸問題に対する
 横須賀市からの『最終報告書』の全文を紹介します。

 (PDFファイルはこちらをご覧下さい)

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 『パック野菜の製造年月日ラベルはがしに始まった
  長井海の手公園ソレイユの丘での諸問題に関する最終報告書』


 Ⅰ これまでの経過等
 Ⅱ 結果報告後の本市による調査実施状況
 Ⅲ 事実に関する調査結果( 項目別 )
 Ⅳ 事業者に対する処分の概要

 平成21年2月3日
 土木みどり部



 <Ⅰ これまでの経過等>

 真空パック入りカット野菜の製造年月日ラベルを
 従業員がはがしていたことについて、

 平成20年11月12日(水)、PFI事業者として
 長井海の手公園ソレイユの丘の
 管理運営を担当している株式会社横須賀ファームが、

 新聞社の取材を受けたことから始まった本件に関しては、
 過日、本市等が行ってきた調査の結果を公表し、
 その中で、複数回にわたって「ラベルはがし」が行われていた事実や、
 裏づける証言等が得られなかったものの、

 消費期限が適切に意識されず、
 守られていなかった可能性があることを明らかにした。

 同年12月25日(木)に結果を公表した当該調査では、
 聴取等を行った人員も、従業員(現・元)、納入業者、
 デイキャンプ場利用者など、計37人を数えている。

 当該公表した調査結果

 「長井海の手公園ソレイユの丘において  パック野菜の製造年月日ラベルがはがされた問題に係る報告書」では、

 同社に対し、
 証言等が得られなかった消費期限の遵守に係る事項について
 再調査を実施するよう求めたことを記したが、

 同社も確認が取れず、結果的には、
 本市が実施した元アルバイト従業員に対する聞き取り調査が、
 これを補完することとなった。



 <Ⅱ 結果報告後の本市による調査実施状況>

 ・報告書公表後に実施した
  長井海の手公園ソレイユの丘の元従業員に対する調査

  平成21年1月13日(火)、
  緑地管理課主査、緑地管理課担当職員1名が実施

 「ラベルはがし」などが行われた当時、
 デイキャンプ場に勤務しており、
 事実を把握していると思われる元アルバイト従業員1名に対し、
 市役所本庁舎において聞き取り調査を実施。

 平成19・20年のデイキャンプ場営業期間中に勤務していたこと、
 「ラベルはがし」は平成19年から行われていたこと、
 魚介類の取り扱いでも、売れ残ったら再冷凍して保存するなど、
 不適切なものが多かったこと
 などに関する証言があった。

 聴取した内容は、次のとおり。

 ・ 当初、パック野菜の消費期限はなかった(と認識している)。

 ・ 一昨年(平成19年)も、「ラベルはがし」をしているのは気づいていた。

 ・ (はがすという行為について)自分は、はがしたくないと断っている。

 ・ 週末に残ったものをその次の週に売るには、はがすことになる。

 ・ 毎週に近いくらい、頻繁に行っていた。

 ・ 発泡スチロールの箱に入っていたものを、
   そのまま冷蔵庫に入れていたから、
   パックが“ぐずぐず”になっているものもあったが、
   廃棄したのは、10パックに満たないと思う。

 ・ (デイキャンプ場で)魚介類は流水で解凍するが、
   ショーケースに並べ、残ったら、
   もう1度、ラップにくるんで冷凍していた。

 ・ 再冷凍はどこでもしているものの、(質が落ち)商品としてはどうかと思う。

 ・ 昨年11月までのデイキャンプ場責任者は、
   (食品の状態に関する)見極めは確かで、傷んだものは廃棄していた。

 ・ 同社は、社員に対し、細かいことでも何かあると
   “始末書”を書かせていた。



 <Ⅲ 事実に関する調査結果(項目別)>

 1. 「ラベルはがし」に係る問題について

 (1)行われた回数
 元デイキャンプ場責任者を含め、
 5人から「ラベルはがし」の事実があったことに関する証言を得ており、

 うち3人は、一昨年からたびたび行っていたことを認めているほか、

 他に1人が、今年度中に
 複数回の「ラベルはがし」があったことを証言している。

 これらの証言から、かなりの頻度で
 「ラベルはがし」が行われていた事実を確認している。


 (2)行われていた期間

 前述のとおり、
 複数の証言が一昨年から行われていたことを明らかにしており、

 特に元デイキャンプ場責任者は、
 自身が一昨年の大型連休明けから行っていたことを証言している。

 この時期については、他に1人が、
 これを裏づけるような証言を行っている。

 したがって、これらの証言から、
 「ラベルはがし」が平成19年5月から平成20年7月までの間、
 断続的に行われていた可能性の極めて高いことが確認されている。


 2.消費期限切れパック野菜の利用者への提供について

 これまでの聞き取り調査等の結果、
 パック野菜の消費期限が適切に意識されておらず、

 アルバイト従業員は消費期限を認識していなかったほか、
 元デイキャンプ場責任者も1週間を目安に提供していたと述べている。

 この“1週間”という“期限”については、
 他に1人が、これを限度と認識しているような発言を行っており、
 一部、裏づけられるような内容の証言を得ている。

 このことから、加工業者が定めた消費期限が守られず、
 当該消費期限を超過したパック野菜が利用者に提供されていたことは、
 事実と推定される。


 3.食材の取り扱い等について

 新聞報道では、
 肉類の解凍・再冷凍の繰り返しや、
 魚介類の取り扱いについて述べられている箇所があったが、

 聞き取り調査等においても、
 肉類の解凍・再冷凍の繰り返しなどに関する真偽については、
 証言として確認ができず、

 他方、事業者の説明からは、問題となるような点は見受けられなかった。

 また、

 「多少、危なそうでも利用客に出していた」

 と報道された点については、傷んだものは廃棄していたとの証言が、
 複数得られていることから、事実とは確認していない。

 したがって、デイキャンプ場における食材の取り扱い等については、
 一部証言があったものの、新たに確認された事実はなく、
 明らかな問題があるとまでは言えないと判断する。


 4.事業者(組織)としての指示の有無について

 元デイキャンプ場責任者は

 「会社からの指示はないが、会社の雰囲気や
  在庫管理等に関するやり方から、やらざるを得なかった」

 と述べており、聞き取り調査等において、
 一部確認を要する部分があるものの、
 事業者が直接指示しているような確証は得られなかった。

 しかしながら、今回の「ラベルはがし」に関する件は、
 同社外食部門の一部であって、
 独立して食材の発注、管理等を行っている「デイキャンプ場」が
 引き起こした問題であることから、

 この意味では、ひとつの部門(組織体)が関与していたとも言える。

 事実判明以降、本市が継続的に行ってきた聞き取り調査では、
 複数の従業員等が“会社”に対する不満等を述べており、
 これが問題発生の遠因であると思われるも、

 市としては、
 事業者の直接的な関与があったとまでは言えないと考えている。

 これらのことを総合的に勘案すると、
 事業者(組織)による当該行為等に関する命令はなかったと思われ、
 直接の指示はなかったと判断する。


 <Ⅳ 事業者に対する処分の概要>

 既に市は、昨年12月25日(木)、一部事実の判明後、
 本市等が行ってきた調査結果

 「長井海の手公園ソレイユの丘において
  パック野菜の製造年月日ラベルがはがされた問題に係る報告書」

 を公表している。

 この報告書の中で、
 株式会社横須賀ファームが行った内部調査等の対応が
 じゅうぶんではなく、誤った内容の調査報告がなされたため、

 本市が行った報道機関や市議会などに対する説明も
 著しく正確さを欠くものとなったことを述べている。

 このことが事実の判明を遅らせ、
 更には、本市を通じ、市民や長井海の手公園ソレイユの丘の利用者、
 そして市議会に対しても、誤った情報を提供してしまったことから、

 内部調査などの対応に不備を生じさせた同社の姿勢等に関して、
 勧告を行わざるを得ないと判断したことを明らかにした。

 今回は、この最終報告において、
 その後に行った本市による調査の結果と、
 同社から提出されている報告書の内容を統合的に把握し、

 勧告の対象となる事実の特定を行うとともに、
 その理由を明らかにしなければならないと考えている。

 まず、前回公表の報告書において、
 「内部調査などの対応に不備を生じさせた同社の姿勢等」が
 対象であることを明記したが、

 市は、このことが最も重要な部分であると考えている。

 本件事案については、事業者が
 「デイキャンプ場」というひとつの部門の状況を把握しておらず、

 新聞社からの取材を受け、一部の事実が判明した後も、
 適切な調査が行われなかったことが直接的な原因であり、

 報道記事掲載後も、その重要性を認識せず、
 市民や利用者などに対する説明責任を怠ったことなど、

 その姿勢自体が問題であると捕らえている。

 本市からの委託を受け、自らの事業として行っている
 「デイキャンプ場」の管理運営事業において、
 適正な管理、運営等がなされていなかったことは重大な問題であり、

 事業者が、本市と締結した特定事業契約に基づいて
 負っている維持管理責任を果たしていないと判断するものである。

 結果として、当初の説明とは異なり、
 複数回の「ラベルはがし」が行われ、

 その期間も、平成19年5月以降、
 2年度にわたっていた事実が確認されたほか、

 加工業者が定めた消費期限を超過したパック野菜を、
 デイキャンプ場利用者に提供していたことが推定されており、

 損失の回避や欠品発生による混乱防止を重視するあまり、
 事実を正確にとらえ、市民や利用者などに対する
 誠実で、真摯な態度が見られなかったことは、無念の極みである。

 しかしながら、現場の責任者も
 食品の状態を見極めて提供していたとのことであり、

 事業者としても、事実判明後はラベルの表示内容の適正化を図るとともに、
 従業員に対する指導を強化するなど、是正措置を行っている。

 これらのことも斟酌し、
 以上のような事実と理由から総合的に判断して、
 同社に対し、勧告を行うことを決定した。

 PFI事業として実施されている「横須賀市長井海の手公園整備等事業」は、
 事業者と締結した特定事業契約に基づき、
 平成26年度まで、同社による維持管理運営業務が
 なされることになっている。

 ゆえに、本市としても、本件事案の発生を教訓とし、
 監視体制の強化を進めるとともに、

 同社に対しては、
 早期に同公園の維持管理運営業務の正常化が図られることを期待しており、

 前回公表の報告書と同様に、
 引き続き、継続的改善を行い、質的向上を図る体制を構築するなど、
 抜本的な再発防止策の実施を求めるほか、

 本件事案によって明らかになった問題の解決に真摯に取り組み、
 市民や利用者の信頼回復を得られるよう行動することを、
 強く求めるものである。


 (引用、終わり)

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ソレイユの丘を運営する「横須賀ファーム」に業務改善勧告 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年2月3日(火)の活動日記その1)

● ソレイユの丘を運営する「横須賀ファーム」に業務改善勧告

 けさの神奈川新聞に、長井海の手公園(ソレイユの丘)での
 野菜パックなどの消費期限をごまかしていた問題について
 次のような記事が報じられました。

 (2009年2月3日・神奈川新聞より)
03kanagawa.jpg

 画像では記事が読みづらい方の為に 
 全文を引用します。

-----------------------------------------------------
 「横須賀ファーム」にきょう業務改善勧告

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」野外バーベキュー施設で、
 市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が

 真空パック野菜の製造日ラベルをはがしたり、
 消費期限切れ野菜を提供したりしていた問題で、

 市は3日、同社に業務改善勧告を行う方針を固めた。

 再発防止に向け、書類による提出を求めるもので、
 同社幹部らへの処分などは行わない方向。

 同市が指定管理者に業務改善勧告を行うのは
 極めて異例。

 勧告が出され、ペナルティーポイントが加算されると
 罰金などが課せられるが、
 今回はそうしたケースには至らないとみられる。

 契約に基づき、同社は市に対し、
 業務改善書を提出することが義務づけられる。

 市土木みどり部では、
 同社が利用者を裏切った行為を重く受け止め、

 「妥当な処分だ」

 と説明するとともに、

 「抜き打ち調査をするなど、今後も同社の姿勢を注視したい」

 と話している。

 (横須賀支社)
----------------------------------------------------

 引用、終わります。

 けさ、9時06分、神奈川新聞社の報道どおりに
 全市議会議員宛に、横須賀市から報告書が出されました。

 その報告書については、次回、全文を載せますね。

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長井海の手公園「ソレイユの丘」問題の追及は続きます [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年1月23日(金)の活動日記)

● 長井海の手公園「ソレイユの丘」問題の追及は続きます

 『長井海の手公園(ソレイユの丘)』の野外バーベキュー場で
 野菜パックなどの消費期限ごまかしを行なっていた
 運営会社『(株)横須賀ファーム』について、
 その後も、フジノはいろいろなことを調べています。

 今回、田辺あきひと議員(無会派)のおかげで
 『(株)横須賀ファーム』の決算報告書を入手することができました。

24accounting.jpg

 そこでフジノは今日、公認会計士の方にお願いして、
 決算報告書などいくつかの書類を
 監査の視点からチェックしていただきました。

 疑問点・問題点を挙げていただきましたので、
 さらに調べていきます。

 長井海の手公園「ソレイユの丘」についての問題は
 まだまだ終わりません。追及を続けます。

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野菜パックのラベルはがし問題の追及を続けています/ソレイユの丘問題 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2009年1月8日(木)の活動日記)

● 野菜パックのラベルはがし問題の追及を続けています

 長井海の手公園「ソレイユの丘」を
 横須賀市から運営をまかされている『(株)横須賀ファーム』が

 レストランで仕入れすぎて在庫が余った野菜パックを
 野外バーベキュー場へとまわして

 消費期限切れをごまかす為に
 野菜パックの製造期日ラベルをはがした上で
 お客さまに出していた問題(以下、ラベルはがし問題と省略します)で

 昨年12月25日に現地視察を行なった
 3名の議員で集まり、意見交換と今後の対策を話し合いました。

 田辺あきひと議員(無会派)、
 瀧川きみえ議員(ネットワーク運動よこすか)、
 そしてフジノの3名です。

08withMrTanabeandMsTakigawa.jpg

 僕たちは12月25日のお昼すぎまで現地視察をしたのですが
 同じ日の午後3時に全議員宛に『市の調査報告書』が提出されて、
 その後に記者会見が行なわれました。

 翌26日は早くも御用納めで、市役所は閉まってしまいます。

 そこでフジノは記者会見が終わるまでに
 急いで報告書を精読した上で
 終わった直後に担当職員にヒアリングを行ないました。

 けれども、ヒアリングの後にさらに再質問を行ないたくとも
 そのまま市役所は年末年始の休暇に入ってしまいました。

 市役所が冬眠している間にも、長井海の手公園(ソレイユの丘)は
 冬のイベントを紹介する新聞の折り込みチラシを配布していました。

 多くの市民のみなさまがチラシをご覧になったと思います。
 フジノは許せませんでした。

 そのチラシのどこを見ても、
 市民のみなさまに対する謝罪は全く無かったからです。

 こうしたひどい事態を引き起こしておきながら
 こんなにもお客さまを軽視している企業を見たことがありません。

 こうした在り方を見過ごすことは政治家として絶対にできません。

 そこで、視察を行なった3名の議員で再び集まって
 今後の対応策を話し合いました。

 この問題は、会派や政党は全くカンケーありません。

 市民のみなさまの税金を投入して運営されている
 公の施設である長井海の手公園「ソレイユの丘」がこのままで良いのか。

 市民の代表である政治家も
 市民の安心・安全を守るべく働いている行政も

 この際、しっかりと正すべきことを正すべき義務があります。

 今後の具体的な動きはここでは記さずに
 1つずつあらゆる方法を駆使して行なっていきます。

 ただ、フジノ個人の私見としては
 必要があれば、訴訟を行なうことも決心しています。

 長年フジノの活動を見守って下さっているみなさまはご存知のとおり、
 美術館問題と同じく、長井海の手公園「ソレイユの丘」問題は、
 政治家フジノの原点です。

 このまま終わらせるつもりは100%ありません。

 神奈川新聞のスクープ報道のおかげで事件が発覚してから
 すでにもう1ヶ月半も経っているのに、
 『市の調査報告』だけしか出てきていません。

 企業としての調査報告書や
 企業としての今後の対策が全く出てきていません。

 12月4日の本会議でフジノがその姿勢を追及して


 しばらく経ってからようやく
 ソレイユの丘園内に掲示板が2ヶ所出されて
 ソレイユの丘のHPにも表示が出されました。

 (ソレイユの丘内の2ヶ所にA4のペーパーが貼り出されました)
09display.jpg

 (ソレイユの丘HP:お客様各位との記述がなされました)
08farmhp.jpg

 けれどもいつになったら、
 企業としての調査報告書や今後の対策が出てくるのでしょうか。
 これではあまりにも対応が遅すぎます。

 このような企業としての対応では、
 市がペナルティポイントを付すだけでは足りません。

 企業としての本気の対応を
 誠実に示すべきです。

 フジノのこのHPは、ソレイユの丘の従業員のみなさんが
 毎日観て下さっているのをフジノは直接に聴いて知っています。

 だから、みなさまにお伝えしたいのです。

 フジノは、あなた方が悪いとは全く考えていません。
 ラベルをはがさせられたアルバイトの方を責める気もありません。

 ペナルティによって市からファームへのおカネが減ったら
 お給料がカットされるだけだから、
 と心配されている従業員のみなさま、そんなことはさせません。

 仮に市からのおカネがカットされたならば
 カットすべきは『役員報酬』です。

 フジノが問題視しているのは、『企業の在り方』です。
 企業の在り方が変わるまで、必ず追い続けます。

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