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食の安心・安全が問われた1年でした/神奈川新聞社説 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

2008年12月27日(土)の活動日記その1)

● 食の安心・安全が問われた1年でした/神奈川新聞社説

 けさの神奈川新聞は、

 『長井海の手公園(ソレイユの丘)』を運営する
 (株)横須賀ファームによる

 食の安心・安全を損ねる行為について
 厳しい批判の社説を掲載しました。

 今回の『野菜パックのラベルはがし問題』をはじめとする
 一連の(株)横須賀ファームによる食の安心・安全を損なう行為に対して

 まさに神奈川新聞が存在しなければ
 どこも報道しなかっただけでなく

 横須賀市も市議会も問題として
 とりあげなかった訳です。

 まさにメディアによるチェック機能が果たされた、と言えるでしょう。

 フジノらによる政治のチェックも
 もちろん続いていきますが

 来年になっても、この問題が決着するまで
 神奈川新聞はしっかりと追い続けるのだという決意を感じた
 社説でした。

 さすが地元紙です。
 日頃、マスメディアを批判しがちなフジノですが
 今回の神奈川新聞社の動きは、本当に素晴らしかったと強く感じます。

 (2008年12月27日・神奈川新聞・社説より)
27kanagawa.jpg
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 また裏切られた食の信頼

 食の安全や信頼を損ねる行為が公的施設で続いていた。

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」の
 野外バーベキュー施設で、

 市が指定管理者に選定している
 運営会社「横須賀ファーム」の従業員が、

 客に提供する真空パック野菜の
 製造日ラベルを複数回にわたってはがしていたのだ。

 横須賀ファームは、市などに対し
 当初「ラベルはがしは一回だけ。消費期限内で、問題はない」
 という説明をしていた。

 同社はまずもって内部の事実関係を正確に調べ、
 市の調査に責任をもって答えなければならない。

 「ソレイユの丘」は2005年4月にオープン。
 市が米軍住宅跡地に
 都市公園全体としては日本初の
 PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式を導入して整備。

 農業体験やバーベキュー、入浴などができる総合公園として
 家族連れや観光客に親しまれている。

 市が行った調査の中間報告によると、

 同社の管理はずさんで、
 バーベキュー客をあきれさせるようなことが行われていた。

 複数回に及ぶパックのラベルはがしは、
 消費期限切れの野菜の提供を意味しよう。

 日本消費者連盟の関係者も
 「消費期限内なら、はがす必要はないはず」と指摘する。

 従業員に消費期限についての
 正しい認識がなかったことにも驚かされる。

 目視や試食で野菜に問題があると判断した場合を除き、
 製造日から1週間程度を目安に客に提供していたという。

 神奈川新聞社の取材に対し

 「野菜以外の管理にも問題があった。
  肉は冷凍・解凍を繰り返し、
  古い食品をサービスと称して無料提供していた」

 などという内部関係者の証言もある。

 市はそうした実態もよく調査してほしい。

 今回の問題は、元従業員の「内部告発」から発覚した。
 市は取材を受けるまで事実を認識していなかった。

 指定管理者に対する全般的な監督・指導はもちろん、
 今回のような接客業、食品を取り扱う施設については、
 抜き打ちの立ち入り調査を行うなど
 チェック体制の見直しが必要だろう。

 また選定先に問題があった場合、
 内部からも市に告発情報が入るような仕組みづくりも考えていい。

 今年も食の安全、信頼をめぐる不祥事や不測の事態が相次いだ。

 中国製食品の有害物質混入に始まり、
 国内でも汚染米の不正転売、
 さらにはカップめんやウインナーなど身近な食材からも
 防虫剤成分やシアン化合物が検出されるに及んで
 消費者の不安は募った。

 今回の事例は、
 直ちに健康被害を招くようなものではないかもしれないが、

 新鮮な食品と信じる利用者を
 裏切ったことになる。

 食の安全、信頼に厳しい目が注がれるのは日本の国民性でもある。

 消費者を第1に考えない、
 危機管理の欠如はもうたくさんである。

 市には厳正な対応を求めたい。

 (引用、終わり)
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 全く同感です。

 記者会見直後の土木みどり部の担当者と
 今後の(株)横須賀ファームに対するペナルティについて
 意見交換をしました。

 ペナルティはポイント制になっていて、
 車の免許証のように、一定の時期が過ぎると消えてしまいます。

 この時期は、なんと4半期(3ヶ月間)だけなのです。

 3か月で企業風土そのものが
 改まるとは考えられません。

 これだけのことをしても、
 3か月が過ぎてしまえばペナルティは消えてしまうのです。

 しかし、野菜パックのラベルはがし以外にも
 まだ疑惑が多数存在しています。

 こんなささやかなペナルティでは意味がありません。
 指定管理者そのものの変更も
 市は実行すべきではないでしょうか。

 毎年、本当に多額の市税が
 (株)横須賀ファームに支払われています。

 これこそが税金のムダ遣いです。

共通テーマ:日記・雑感

野菜だけでなく、肉も魚も!/ソレイユの丘問題 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月26日(金)の活動日記)

● 問題は、野菜パックのラベルはがしだけではない/ソレイユの丘問題

 昨日行われた横須賀市の調査報告書の発表と
 その後の記者会見を受けて

 神奈川新聞が下のように報じました。

 (2008年12月26日・神奈川新聞より)
26kanagawa01.jpg

 画像では記事が読みづらい方の為に
 以下に全文を引用します。

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  ラベルはがし複数回、期限切れ野菜提供も
  横須賀・ソレイユの丘

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 同市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パック野菜の製造日のラベルをはがしていた問題で、

 横須賀市は25日、
 ラベルはがしは複数回だったことに加え、

 消費期限を守らず客に提供した可能性がある
 とする中間報告を発表した。

 同社の当初説明と異なる事実が判明したことで、

 「契約に基づき、業務改善勧告を行わざるを得ない」との認識を示した。

 市土木みどり部の調査によると、
 ラベルはがしをしていたのは、
 デイキャンプ場の元責任者(ことし8月退職)と現責任者、アルバイト3人。

 元責任者は、昨春の大型連休明けから今年7月にかけ
 複数回にわたってラベルをはがしたと説明。

 動機として、

 「売れ残ったときに始末書を提出させるなど、
  会社の締め付けが厳しかった」

 などと打ち明けたという。

 さらに、この元責任者は
 消費期限(製造日プラス三日)の正しい認識がなく、

 目視や試食で野菜に問題があると判断した場合を除き、
 製造日から1週間程度を目安に、客に提供していたことも認めたという。

 利用者(今年6~7月の21件)に対する調査でも、
 真空パック野菜にラベルがはっていなかったとする回答を複数得ているという。

 神奈川新聞社の取材に対し、

 ファーム側は当初、ラベルはがしの有無は「分からない」としていたが、
 従業員がはがしている場面の写真を示すと、

 「今年7月にラベルはがしを1回だけやったが、
  消費期限内でもあり問題ない」

 と釈明。同市にも同様の報告をした。

 これを受け、蒲谷亮一市長は4日の市議会で

 「(ラベルはがしは)1回のみで、
  組織ぐるみではないとの説明を受けている」

 と答弁していた。

 25日の会見で、田神明・市土木みどり部長は、

 同社の内部調査が不十分で誤った報告がなされた結果、

 「ソレイユの丘利用者や市議会などに
  誤った情報を提供してしまった」

 と釈明した。

 蒲谷市長は、同社の当初説明と異なる事実が判明した場合、
 ペナルティーを科す可能性を示しており、

 田神部長は

 「引き続き調査を継続し、
  同社への最終的な処分は今後、総合的に判断したい」

 と述べた。

 (引用、終わり)
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 さらに神奈川新聞は次の記事も掲載しました。

 (2008年12月26日・神奈川新聞より)
26kanagawa02.jpg

 以下に全文を引用します。

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  「古い魚介類も提供」と内部関係者が証言
  横須賀・ソレイユの丘

 横須賀市が全国で初めて
 都市公園全体に民間活力を導入したソレイユの丘。

 今回の市調査で、
 委託先の横須賀ファームのずさんな管理体制が裏付けられた。

 複数の内部関係者は神奈川新聞社の取材に対し、

 「夏場を中心にバーベキューレストラン用の
  野菜パックの在庫が増えたため、
  ラベルをはがした上、
  キャンプ場で利用客に日常的に提供していた」

 と明かした。

 週末に売れ残った野菜パックを
 翌週まで保管し
 金曜日などにはがしていたといい、

 内部関係者の1人は

 「製造日のラベルをはがして冷蔵庫に保管したため、
  実際の製造日がいつか分からなくなっていた。
  2、3週間経た野菜パックもあった」

 と証言する。

 野菜以外の管理にも問題があったといい、

 「肉なども冷凍・解凍を繰り返していた。
  シーフードのエビから黒い汁が出ていたり、
  古いサザエは『サービスです』と言って無料提供していた。
  多少、危なそうでも利用客に出していた」

 と話している。

 関係者によると、ラベルはがしの行為は
 当時のデイキャンプ場責任者が単独で行ったり、
 責任者からの指示でアルバイト従業員が作業したりしていたという。

 (引用終わり)
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 フジノもすでに複数の内部告発をして下さった方々から

 「問題は野菜だけじゃない。肉も、魚もだ」

 と聞いていた為、もはやこの記事に驚くことはありませんでした。

 けれども、初めてこの内容を聞いた時
 あまりのひどさに怒りで許せないと感じたのを覚えています。

 この怒りが、フジノを12月4日の一般質問へと向かわせました。

 市民のみなさまは、ダマされてきたのです。

 市の公園だからと疑いの気持ちを持つことさえなく
 『ソレイユの丘』をおこさんづれで訪れて

 仲間たちや家族のみなさまで
 楽しくバーベキューをやることにしたら

 そこで出されていた食材は、
 消費期限が切れた野菜と肉と魚...。

 そんな危険な食材を、
 市民のみなさまは有料で食べさせられたのです。

 もちろん最も許せないのは
 『ソレイユの丘』を管理している(株)横須賀ファームです。

 さらに、管理を監督しきれていない
 横須賀市の責任は重大です。

 調査報告書を読んで感じたことは、
 一生懸命に聞き取り調査をしてくれたことは認めるけれども

 いまだにフジノの方が
 内部情報を多く持っている、ということです。

 今回の調査報告書では、まだ足りません。
 もっと厳しい第三者による調査をフジノは本会議で提案しました。

 今こそフジノの提案を実行すべきです。

 調査報告書を読んでも、
 フジノが本会議で質問する前(12月4日の早朝まで)に
 集めていた情報の方が多いです。

 その後も複数の内部関係者の協力をえて
 ひどい状況をたくさん聞いています。

 そもそもこんな会社に
 『ソレイユの丘』を任せておくべきではありませんが
 今こそ徹底的にウミを出し切るべきです。

 それが横須賀市にできないならば、
 食育だとか地産地消だなんて
 口先だけのことなのだということになります。

 12月議会でも、市民安全部という新しい部署を
 つくる議案が成立したのですから

 今こそ市民のみなさまの食の安全を守るために
 横須賀市は全力を尽くすべきです。

共通テーマ:日記・雑感

横須賀ファームの専務・支配人にヒアリングを行ないました [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月25日(木)の活動日記その2)

● (株)横須賀ファームの専務・支配人にヒアリングを行ないました

 12月議会の開催中に
 田辺あきひと議員(無会派)から提案を受けました。

 「市の担当部署との質疑だけではなく、
  『長井海の手公園「ソレイユの丘』を運営している
  『(株)横須賀ファーム』と実際に意見交換をすべきではないか」

 その提案に賛同した瀧川きみえ議員(ネットワーク運動よこすか)と
 フジノの3人で、けさ、『ソレイユの丘』を訪れました。

 これまでフジノは議員の立場を明らかにせずに
 私服でこっそりと『ソレイユの丘』を訪れて
 その様子をくりかえしくりかえし見てきたのですけれども

 今日は、正式に『市議会議員』の立場で
 現場を訪れました。

25fujino.jpg

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 『(株)横須賀ファーム』は専務と支配人が出席して下さり、
 横須賀市の土木みどり部職員2人の立会いで
 ヒアリングを行ないました。

 すでに、

 今日の午後に横須賀市が調査報告書を発表して
 記者会見も行なう

 という情報が入っていました。

 しかし、15時すぎにならねば報告書は市議会に提出されない為、
 あくまでも報告書が無い状態でのヒアリングとなりました。

 (フジノはこれが非常に不満でした。午後に報告書の提出を受けた今、
  もう1度、ファームと意見交換する必要性を強く感じています)

 それでも、フジノはこれまでの複数の内部告発を受けて
 昨年から野菜パックのラベルはがしが
 くりかえし行なわれてきた、と強く確信していますので

 その立場から、フジノは
 専務・支配人に質問を行ないました。

 しかし、残念ながら、というか、当然のことではありますが、
 会社の肩書きを背負っての無難なお答えばかりが返ってきました。

 (一部、「本音を聞けた!」という発言もありましたが...)

 お2人から、謝罪の言葉を何度も受けました。

 けれども、すでに何度も書いてきましたが
 現場で働く支配人や担当者の謝罪の言葉だとか
 ラベルをはがさせられたアルバイトさんらに責任を負わせてクビにしても
 この問題は絶対に終わらないと考えています。

 そんなことは、ただのとかげの尻尾きりであり、無意味です。

 今回の問題の根本的な原因は、
 『(株)横須賀ファーム』の企業としての在り方にある

 と、フジノは考えています。

 経営陣の在り方や、
 企業としての風土が変わらない限り、

 権限も不十分で責任も取れない中間管理職を
 いくら責めても、決して何も変わらないと断言します。

 専務・支配人にもお伝えしましたが、
 フジノは今回の問題だけで追及を終えるつもりはありません。

 野菜パックのラベルはがしは、
 いくつもある問題のうち、
 表面化した1つの問題に過ぎない、と考えているからです。


● ラベルはがしの現場へ

 ヒアリングを終えた後、今回の問題となった場所を
 実際に見せていただきました。

 まず、ラベルはがしが行なわれた
 野外バーベキュー場の調理室です。

25kitchen.jpg

25kitchen2.jpg

 次に、在庫が余った野菜をバーベキュー場へ回していた
 バーベキューレストランの調理室を見せていただきました。

25kitchen4.jpg

 保健所の指導を受けて新たに作られた
 A4の1枚の紙が冷凍庫に『廃棄台帳』として貼られていました。

25kitchen3.jpg

 けれども、田辺・瀧川両議員と共に
 改善すべき点がまだまだいくつもあることを確認しました。

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 まずは、フジノらの視察を受けて下さった
 『(株)横須賀ファーム』の専務・支配人に感謝を申し上げます。
 調整をしてくれた土木みどり部にも感謝しています。

 視察を提案して下さった田辺議員、
 同行して下さった瀧川議員、お2人ともありがとうございました。

 これでフジノは
 10数回目くらいの『ソレイユの丘』訪問になりますが

 関係者以外は入れない場所に正式に入れたことや
 専務・支配人からヒアリングをできたことは
 とても意味がありました。

 この問題に限らず、『ソレイユの丘』の在り方に対して
 改めてフジノは強い危機感と問題意識を抱きました。


 (『ソレイユの丘』問題については、その3に続きます)

共通テーマ:日記・雑感

速報!市の報告書が出ました(野菜パックのラベルはがし問題) [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月25日(木)の活動日記その1)

● 速報!市の報告書が出ました(野菜パックのラベルはがし問題)

 本日15時半すぎに、

 長井海の手公園(ソレイユの丘)を運営している(株)横須賀ファームによる
 『野菜パックのラベルはがし問題』についての

 横須賀市の調査報告書が発表されました。

 現在、市では記者会見が行われております。
 詳細は後ほど記しますので、

 今はまず、市の報告書を
 市民のみなさまに公開いたします。

 (PDFファイルはこちらです)

25document1.jpg

 以下、全文を公開します。

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 長井海の手公園ソレイユの丘において
 パック野菜の製造年月日ラベルがはがされた問題に係る報告書


 Ⅰ 事業者からの報告に基づく事実の概要
 Ⅱ 報道記事掲載日までの本市の対応等
 Ⅲ 報道記事掲載日後の本市による調査実施状況の概要
 Ⅳ 調査結果に対する関係機関の判断の概要
 Ⅴ 結論とそれに伴う処分の見通し

 平成20年12月25日
 土木みどり部


 Ⅰ 事業者からの報告に基づく事実の概要

 PFI事業者として長井海の手公園ソレイユの丘の
 管理運営を担当している

 株式会社横須賀ファームのデイキャンプ場責任者が、
 今年7月28日(月)、バーベキューレストランで
 余剰在庫となった真空パック入りカット野菜20パックを引き受けた際、

 その日が消費期限当日であったことから、
 この真空パック入りカット野菜の製造年月日ラベルをはがすよう、
 アルバイト従業員に指示するとともに、自らも行った。

 これを他のアルバイト従業員が見ており、
 同社長井海の手公園支配人に報告したことから、

 現場を確認した同支配人が中止させ、
 この真空パック入りカット野菜に関しては、
 廃棄するよう指示した。

 この事実関係に基づく経緯を、11月28日、29日付け
 神奈川新聞及び同月29日付け読売新聞が報道した。


 Ⅱ 報道記事掲載日までの本市の対応等

 1 事実判明後の対応

 同社が新聞社からの
 取材(11月12日、14日の2日間)を受けた時点以降、

 緑地管理課が2度(同月19日、28日)にわたって
 事情聴取及び現地調査を行ったほか、

 横須賀市保健所生活衛生課も2度(同月19日、28日)の
 立入調査を実施した。

 その結果、真空パック入りカット野菜の表示や
 取り扱いについては、ラベルも、既に製造年月日のほか、

 消費期限、製造者の名称、所在地、連絡先を記したものが
 貼付され、はがすことがないよう指示されており、
 上記事実に対する是正が行われていたが、

 この報道に関する事実については、
 利用者の信用を損ない、到底理解を得られるものではないため、
 改めて管理の徹底について、強く指導した。


 2 記事掲載日時点での本市としての対策

 同社が従業員に対して、
 真空パック入りカット野菜のラベルをはがすことがないよう、
 指導を行っているとのことであったが、

 食材等の管理について、廃棄数量の把握ができていないことなど、
 横須賀市保健所生活衛生課からも、
 適切に管理を行うよう指導があったことから、

 以後は、緑地管理課による毎月のモニタリング調査の中でも、
 食材等の管理状況の確認を行うこととした。

 また、指導を行った横須賀市保健所生活衛生課としても、
 今後は夏の繁忙期を含め、
 抜き打ちの立入調査を継続的に行い、
 適正管理について監視指導を実施することとしている。


 3 事実判明から記事掲載日時点までに行った現地調査の概要

 (1)横須賀市保健所生活衛生課が行った立入調査等の概要

 ア 平成20年11月19日(水)

 ・ 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
  デイキャンプ場、レストラン等の立入調査を実施

 ・ 現地管理事務所において、(株)横須賀ファーム
  長井海の手公園支配人らに対し、
  状況確認と事情聴取を実施

 ・ 包装されたカット野菜を提供する場合は、
  食品衛生法上は表示の必要はないが、
  表示を「はがす」という行為は、
  利用者に不信感を招く不適切な行為であるため、
  利用者に対して誤解を生じないよう対処するように指導するとともに、
  適切な食材等の管理等を指導

 ※ 横須賀市保健所生活衛生課主査、担当職員の2名が実施


 イ 平成20年11月28日(金)

 ・ 帳簿類の確認調査の実施

 ・ 現地管理事務所において、(株)横須賀ファーム
  長井海の手公園支配人らに対し、
  再度の状況確認と、デイキャンプ場責任者に対する事情聴取を実施

 ・ 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
  デイキャンプ場食品取扱室、レストラン各施設等の立入調査を実施

 ・ デイキャンプ場食品取扱室の管理、使用状況等について確認

 ・ 再度、表示を「はがす」という行為は、
  表示が不要又は期限内であっても利用者の不信感を招く
  不適切な行為であるため、適切に対処するよう指導するとともに、
  廃棄記録など記録の作成を、改めて指導

 ・ 仕入れと使用状況が分かる帳簿の提出を求めた。

 ※ 横須賀市保健所生活衛生課長、同課主査の2名が実施


 (2)緑地管理課が行った現地調査等の概要

 ア 平成20年11月19日(水)

 ・ 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
  デイキャンプ場各施設、レストラン(カフェテリアレストラン)各施設等の
  現地調査を実施

 ・ 現地管理事務所において、(株)横須賀ファーム
  長井海の手公園支配人らに対し、状況確認と事情聴取を実施

 ・ 適切な管理と、施設内における整理整頓、美化等を指導

 ※ 緑地管理課担当職員2名が実施


 イ 平成20年11月28日(金)

 ・ 現地管理事務所において、(株)横須賀ファーム
  長井海の手公園支配人らに対し、再度の状況確認と事情聴取を実施

 ・ 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
  デイキャンプ場食品取扱室、レストラン(バーベキューレストラン)
  各施設等の現地調査を実施

 ・ ラベルをはがすという行為の常習性の有無、
  ラベル等の表示内容、パック野菜の納入、管理と処理方法、
  関係する従業員の勤務状況等に関する調査の実施

 ・ 食品の管理取扱状況や施設内の整理状態等について
  確認の上、指導

 ※ 土木みどり部長、緑地管理課長、緑地管理課担当職員2名が実施


 Ⅲ 報道記事掲載日後の本市による調査実施状況の概要

 1 本市が行った現地調査等の概要

 (1)平成20年11月29日(土)

 新たに納入されたパック野菜の現物確認、
 ラベル表示確認と納入状況調査を実施

 ※ 緑地管理課担当職員1名が実施


 (2)平成20年12月7日(日)

 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
 レストラン(バーベキューレストラン)、
 デイキャンプ場食品取扱室等の管理状況調査を実施

 ※ 緑地管理課主査、担当職員2名が実施


 2 本市が行った聞き取り調査等の概要

 (1)(株)横須賀ファームに対する聴取、確認調査等

 ア 平成20年12月3日(水)

 (株)横須賀ファーム長井海の手公園支配人らの
 来庁に伴い、再聴取を実施

 ※ 土木みどり部長、緑地管理課長、緑地管理課主査、
  担当職員の4名が実施

 イ 平成20年12月5日(金)

・ 同社から提出された帳簿類に基づく確認調査等の実施

 ※ 横須賀市保健所生活衛生課長、同課主査の2名が実施

 ・ これまでの経緯に関する報告書が
  同社から提出されたことに伴い、同支配人への再聴取を実施

 ※ 緑地管理課主査、担当職員の2名が実施

 ウ 平成20年12月8日(月)

 ・ 同支配人らの来庁に伴い、再聴取を実施

 ※ 土木みどり部長、緑地管理課長、緑地管理課主査、
  担当職員の4名が実施

 ・ 同支配人が来所し、報告書を提出

 ※ 横須賀市保健所生活衛生課担当者が報告書を受理


 (2)パック野菜納入業者に関する調査

 ア 平成20年12月1日(月)

  (株)横須賀ファームが保管する請求伝票(写し)等に基づく調査の実施

 ※ 横須賀市保健所生活衛生課が実施

 イ 平成20年12月5日(金)

 納入業者から提出を受けた納品書(再出力伝票)と
 請求書に基づく調査の実施

 ※ 緑地管理課が実施

 ウ 平成20年12月8日(月)

 納入業者営業担当者への電話による聞き取り調査の実施

 ・ 表示ラベル記載内容の変更の経緯、
  (株)横須賀ファームとの取引開始時期、
  パック野菜の納入開始時期、問題発生の有無等に関して聴取

 ※ 緑地管理課担当職員1名が実施

 ◎ 調査の結果、両社から提出された書類に不整合は認められなかった。


 (3)長井海の手公園ソレイユの丘現地従業員に対する調査

 平成20年12月7日(日)

 調査日当日に勤務していた従業員に対し、
 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において聞き取り調査を実施

 ア 社員、準社員、パート従業員及びアルバイト従業員の合計15名

 イ すべての部門(職場)に在勤する従業員に対し、
  対面による聞き取り調査を実施

 ウ 当事者(デイキャンプ場責任者)以外の全員が、
  新聞報道があったことに伴って、当該事実を知ったと回答。

 エ レストラン従業員に対しては、報道内容に基づいて、
  説明や指導があったが、パック野菜の取り扱いがないため、
  当該事実に関する認識がなかった。

 ※ 緑地管理課主査、担当職員2名が実施

 ◎ 調査の結果は、ラベルはがしに関する新たな事実は、確認できなかった。


 (4)デイキャンプ場利用者に対する調査

 平成20年12月10日(水)~12日(金)

 ア 今年6月、7月の間にデイキャンプ場で
  バーベキューを行った利用者に対し、電話による聞き取り調査を実施

 イ (株)横須賀ファームが保管する団体予約明細表を基に、
  同社からの電話確認に対して了承があった21件の予約者が対象

 ウ ラベルが貼付されていたかどうかについては、
  覚えていないという回答も多かったが、
  はっていなかったとする回答も、複数得られている。

 ※ 緑地管理課主査が実施

 ◎ 調査の結果、ラベルがはがされていた可能性のある証言が得られている。


 (5)長井海の手公園ソレイユの丘の元従業員等に対する調査

 ア 平成20年12月10日(水)

 デイキャンプ場に勤務していた元アルバイト従業員1名に対し、
 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において聞き取り調査を実施

 ・ 当該事実については、新聞報道により知ったとの回答。

 ・ 8月以降、ラベルがはってあったかどうか、
  記憶が定かではないが、一度だけ、
  退職した前デイキャンプ場責任者が
  ラベルをはがしているのを見たことがあると回答。
  (同責任者は、正式には8月下旬に退職している。)

 ・ パックの野菜に変敗が見られたら廃棄していたと回答。

 ※ 緑地管理課担当職員2名が実施

 ◎ 調査の結果、
  元デイキャンプ場責任者による「ラベルはがし」の証言を得た。

 イ 平成20年12月11日(木)

 デイキャンプ場に勤務していた元アルバイト従業員1名に対し、
 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において聞き取り調査を実施

 ・ 当該事実については、新聞報道を通じ、間接的に知ったと回答。

 ・ 「ラベルはがし」は行ってはいないし、そのような事実も知らないと回答。

 ・ 自分が勤務していたときには、ラベルは貼ってあったと思うと回答。

 ※ 緑地管理課担当職員2名が実施

 ◎ 調査の結果は、ラベルはがしに関する新たな事実は、
  確認できなかった。

 ウ 平成20年12月12日(金)

 デイキャンプ場に勤務していた元アルバイト従業員1名に対し、
 本人自宅において聞き取り調査を実施

 ・ 「ラベルはがし」については、
  元デイキャンプ場責任者の指示を受け、たびたび行っていたとの回答。

 ・ 自分を含む複数のアルバイト従業員が、
  指示を受けて「ラベルはがし」を行っていたと回答。

 ・ これらパック野菜については、廃棄していないとの回答。

 ・ 他のアルバイト従業員から、(株)横須賀ファーム長井海の手公園
  支配人に報告があったことも知らないし、
  同支配人が(はがすことがないよう、廃棄するよう)
  指示したことも知らないと回答。

 ※ 緑地管理課主査、担当職員1名が実施

 ◎ 調査の結果、再び、元デイキャンプ場責任者による
  「ラベルはがし」の証言を得た。

 エ 平成20年12月14日(日)

 デイキャンプ場に勤務していた
 元アルバイト従業員1名からの証言書を受領し、内容を確認

 ・ 「ラベルはがし」は前デイキャンプ場責任者の指示を受けて行っており、
  複数のアルバイト従業員が指示を受けていたと記述。

 ・ 1年以上前から行われているとの記述。

 ・ ラベルをはがしたパック野菜は、
  通常の食材として提供していたと記述。

 ◎ 確認の結果、改めて元デイキャンプ場責任者による
  「ラベルはがし」の証言を得た。

 オ 平成20年12月18日(木)

 退職した前デイキャンプ場責任者に対し、
 市役所本庁舎において聞き取り調査を実施。
 聴取した内容は次のとおり。

 ・ 自分が「ラベルはがし」を指示し、行ったことは事実である。

 ・ 初めて行ったのは、昨年の大型連休明けのことである。

 ・ 会社側からラベルをはがすよう指示があったわけではないが、
  在庫管理等に関しては、
  売れ残ってしまったときに
  始末書を提出させるような方針を示すなど、
  締め付けが厳しく、「ラベルはがし」を行わざるを得なかった。

 ・ 実際上は、消費期限(該当する日にち)を
  正確に認識していなかったため、1週間を目安に提供していたが、
  目視や試食の結果、問題があれば確実に廃棄していた。

 ・ 業者から「氷を入れ、低温で保管すれば、全然問題ない」と
  言われたため、そのように考えていた。

 ・ 以前、小規模な納入業者から仕入れていた際には、
  パック野菜に何の表示もない状態であったことから、
  そのときと同様に取り扱っていた。

 ・ 「ラベルはがし」を行ったのは
  会社のプレッシャーに負けたからであって、
  会社の従業員に対する処遇については、問題があると考えている。

 ※ 緑地管理課長、緑地管理課主査、緑地管理課担当職員1名が実施

 ◎ 調査の結果、元デイキャンプ場責任者本人から、
  度重なる「ラベルはがし」や、
  消費期限の目安を1週間としていたことに関する証言を得ている。

 カ 平成20年12月19日(金)

 今年11月までデイキャンプ場責任者であった従業員に対し、
 現地(長井海の手公園ソレイユの丘)において、
 再度、聞き取り調査を実施。
 聴取した内容は次のとおり。

 ・ 既に説明したとおり、「ラベルはがし」については1回しか行っていない。

 ・ 前デイキャンプ場責任者のときのことは、どうだったのかは分からない。

 ・ 消費期限が「製造日プラス3日」ということは承知しており、
  自分としては、これを超えて提供したことはなかった。

 ・ 在庫管理について、
  バーベキューレストランなどでは(株)横須賀ファーム長井海の手公園
  支配人も確認に来ており、
  同支配人がパック野菜を直接廃棄することもあった。

 ※ 緑地管理課担当職員2名が実施

 ◎ 調査の結果は、元デイキャンプ場責任者本人の
  証言に対する裏づけなど、新たな事実の確認はできなかった。


 Ⅳ 調査結果に対する関係機関の判断の概要

 <横須賀市保健所生活衛生課の判断>

 今回の調査結果に対する同課の判断としては、
 事業者が、腐敗変敗したものや食中毒菌が付着したもの、
 食用に供するに当たって危険が伴うものなどを提供したわけではなく、
 苦情があったものでもないため、

 食品衛生法上は、消費期限内に消費することや、
 違反につながる可能性があることに関する
 指導を行うことになるとの回答。


 Ⅴ 結論とそれに伴う処分の見通し

 これまでに本市等が行ってきた調査の結果、
 当初から(株)横須賀ファームが行ってきた説明とは異なり、

 複数回にわたって「ラベルはがし」が行われていた
 事実が確認されている。

 また、他の当事者などによる裏づけ証言や
 確認できる資料などが得られなかったが、

 「製造日プラス3日」という消費期限が適切に意識されず、
 守られていなかった可能性のあることも、併せて確認されている。

 今回の事案では、
 同社が行った内部調査等の対応がじゅうぶんではなく、
 誤った内容の調査報告がなされたため、

 これを受けて本市が行った
 報道機関や市議会などに対する説明も、
 著しく正確さを欠くものとなってしまった。

 結果的に、このことが、事実の判明を遅らせ、
 市民や長井海の手公園ソレイユの丘の利用者、
 更には市議会に対しても、誤った情報を提供してしまったことから、

 内部調査などの対応に不備を生じさせた同社の姿勢等に関して、
 勧告を行わざるを得ないと判断するものである。

 裏づける証言が得られなかった
 消費期限の遵守に係る事項については、
 現在、同社に対して再調査を実施するよう求めている一方、
 同社としても継続的改善を行い、質的向上を図る体制を構築するなど、
 抜本的な再発防止策の実施を求めているところである。

 今後については、今回の調査結果を受け、
 同社としても真摯に取り組み、市民や利用者の
 信頼回復を得られるよう行動してくれることを、強く望むものである。

 (以上、引用おわり)

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野菜パックのラベルはがし問題、真相究明はもはや時間の問題 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

2008年12月21日(日)の活動日記)

● 野菜パックのラベルはがし問題、真相究明はもはや時間の問題

 けさの神奈川新聞の報道によると、

 ソレイユの丘を運営している横須賀ファームへの
 横須賀市の調査に対して

 「ラベルはがしは1回だけではない」

 との証言が出てきた、とのことでした。

 ようやく横須賀市の調査も、真相に近づいてきましたね。

 横須賀ファームは昨年から野菜パックのラベルはがしを行なってきた、
 とフジノは確信しています。

 神奈川新聞の記事に掲載されている写真も
 証言にもとづいて昨年2007年の写真だと説明がなされています。

 もはや横須賀ファームは、その場その場で
 みにくい言い逃れをするのはやめるべきです。

 (2008年12月21日・神奈川新聞・社会面より)
21kanagawa.jpg

 画像では文章が読めない方の為に
 神奈川新聞の記事を全文引用いたします。

---------------------------------------------------

 製造日のラベルはがし「1回だけではない」
 横須賀・ソレイユの丘の従業員

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」野外バーベキュー施設で、
 同市が指定管理者に選定している業者の従業員が
 パック詰め野菜の製造日のラベルをはがしていた問題で、

 市の事情聴取に元従業員の1人が
 「1回だけではない」と答えていることが20日分かった。

 業者側は「ラベルはがしは一回だけ」と市に報告していた。

 蒲谷亮一市長は市議会の答弁で
 業者の報告と異なる事実が判明した場合、ペナルティーを科す可能性を示している。

 同市は指定管理者の「横須賀ファーム」(同市日の出町)に対して、
 11月から調査を開始。
 12月に入って従業員ら約15人から事情聴取し、
 さらに元従業員にも対象範囲を広げて事実確認を進めてきた。

 その結果、元従業員の1人から

 「(ファーム側がラベルはがしを認めた日とは)別の日にもはがしていた」

 との証言を得たという。

 調査を担当する同市土木みどり部は

 「(横須賀ファームから)聴取した内容は少しずつ違ってきている」

 と話している。

 神奈川新聞社の取材に対し、
 ファーム側は当初、ラベルはがしの行為の有無は「分からない」としていた。

 従業員がはがしている場面の写真を示すと、

 「(今年7月にラベルはがしを)1回だけやったが、
  利用客に提供していない。消費期限内でもあり問題ない」

 と釈明。同市にも同様の報告をしていた。

 一方、複数の内部関係者は神奈川新聞社の取材に対し、

 「夏場を中心に
  バーベキューレストラン用の野菜の真空パックの在庫が増えたため、
  ラベルをはがした上、キャンプ場で利用客に日常的に提供していた」

 などと訴えている。

 蒲谷市長は今月4日の市議会本会議で、
 「ラベルをはがしたのは一回限り」という横須賀ファームの報告と
 異なる事実が判明した場合、

 ペナルティーを科したり、
 委託料を減額したりする可能性もあると答弁。

 さらに

 「(ラベルはがしは)市としても遺憾。
  指定管理者の監督について、厳格に実施していくことが
  市に課せられた責務だ」

 との認識を示していた。


 (引用終わり)
----------------------------------------------

 フジノはこの問題について
 スケジュール欄には書けなかったのですが

 この2週間にわたって、『ソレイユの丘』で働いている
 現役の社員・準社員・アルバイトの方々と
 集中的にお会いしています。

 横須賀市が現在行なっている調査に対しては
 なかなかみなさん話せないこともあったようです。

 けれども、逗子や葉山や横浜などの市外でお会いしていただいたり、
 あえて深夜などの人目に付かない時間帯にお話をうかがっています。

 予想以上に多くの方々のご協力をいただき、
 お話をうかがうことができて、
 かなり証拠も固まってきました。

 野菜パックのラベルはがし問題について
 さらに詳しい事情を聴かせていただいてきた中で

 これまで横須賀市や神奈川新聞に対して
 横須賀ファームが行なってきた釈明は
 あまりにも矛盾ばかりで、
 ほとんどが意図的なごまかしだとフジノは確信するに至りました。

 そして、

 問題は野菜パックのラベルはがしだけではない
 とも確信しています。

 そこで、さらにホームページで呼びかけたいと思います。

 さらなる内部告発をお待ちしています。

 絶対にあなたの身元がばれるようなことはありません。
 ぜひ、あなたのお話を聞かせてください。

 野菜パックのラベルはがし問題だけではなく
 どんなささいなことでもけっこうです。

 「おかしい」「何故だ?」と
 働いている中でお感じになったことがあれば、全てお聞かせ下さい。
 お願いします!

--------------------------------------------

 内部告発、というと日本では聞こえが悪いのですが

 先進諸国では『公益通報制度』というものが確立されていて
 内部告発をした方々の利益が
 しっかりと守られるようになっています。

 内部告発は、企業や組織の悪い部分を正していく
 勇気ある行動だとフジノは確信しています。

 さて、『ソレイユの丘』について
 聞き込みを続けてきて

 何故こんな問題が起こったのか、
 構図がかなりクリアに見えてきました。

 内部告発をして下さっている
 社員・準社員・アルバイトの方々の方々は

 お会いしてみて分かったのですが
 みなさん本当に『ソレイユの丘』での仕事を愛していて

 こどもたちをはじめとするお客さまのことを大切に感じていて、
 自らの仕事に誇りを感じています。

 こうした真面目に働いている方々が
 今は決して報われていない、とフジノは感じました。

 今、野菜パックの問題だけをとりあげていますが
 フジノの追及はこの問題だけでは終わらせません。

 本当に公の施設を運営するにふさわしい企業なのか。

 例えば、とかげのしっぽ切りのように
 支配人や現場の担当者をクビにしても
 同じような問題は起こり続けるだろうと感じています。

 この際、徹底的にウミを出し切る為にも
 ぜひあなたの情報をお待ちしています。

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ソレイユの丘・野菜パックのラベルはがし問題について、市の報告 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月9日(火)の活動日記その3)

● ソレイユの丘・野菜パックのラベルはがし問題について、市の報告

 昨日行われた『建設常任委員会』では

 長井海の手公園ソレイユの丘にて
 運営会社である(株)横須賀ファームの従業員が
 野菜パックのラベルはがしを行なった

 この問題について、委員会に対して
 『報告事項』として説明を行ないました。

 これは法定報告という、法律で定められた報告ではなくて、
 その時々の横須賀市の問題などについて
 行政側の判断で報告を行なうものです。

 配布された資料はこちらです。 

 PDFファイルが開けない方の為に
 以下に全文を記します。

--------------------------------------------

 長井海の手公園ソレイユの丘においてバック野菜
 製造日ラベルがはがされた問題について


 1 事実の概要

 PFI事業者として長井海の手公園ソレイユの丘の
 管理運営を担当している株式会社横須賀ファームの
 デイキャンプ場責任者が、

 今年7月28日(月)、バーベキューレストランで余剰在庫となった
 真空バック入りカット野菜20パックを引き受けた際、

 その日が消費期限当日であったことから、
 この真空パック入りカット野菜の製造年月日ラベルをはがすよう、
 アルバイト従業員に指示するとともに、自らも行った。

 これを他のアルバイト従業員が見ており、
 同社長井海の手公園支配人に報告したことから、
 現場を確認した同支配人が中止させ、
 この真空パック入りカット野菜に関しては、廃棄するよう指示した。

 この事実関係に基づく経緯を、
 11月28日、29日付け神奈川新開
 及び同月29日付け読売新聞が報道した.


 2 事実判明後の対応

 同社が新聞社からの取材を受けた時点(11月14日)以降、
 担当課が2度にわたって事情聴取及び現地調査を行ったほか、
 横須賀市保健所生活衛生課も2度の立入調査を実施した。

 その結果、真空パック入りカット野菜の表示や取り扱いについては、
 既に製造年月日のほか、消費期限、製造者の名称、
 所在地、連絡先を記したラベルが貼付され、
 是正が行われているが、

 今回の報道に関する事実については、
 利用者の信用を損ない、到底理解を得られるものではないため、
 改めて管理の徹底を強く指導した。


 3 今後の対策

 現在、真空パック入りカット野菜のラベルをはがすことがないよう、
 同社が従業員に対する指導を徹底して行っている。

 食材等の管理について、
 廃棄数量の把握ができていないことなど、
 横須賀市保健所生活衛生諌からも適切に管理を行うよう
 指導があったことから、

 今後は、担当課による毎月のモニタリング調査の中でも、
 食材等の管理状況の確認を行うこととした。

-----------------------------------------------

 これは、あくまでも横須賀市側の報告です。

 フジノが現在までに把握している事実とは
 かなり異なる点がありますので、
 なるべく早い時期に、はっきりさせたいと考えています。


● 昨日の委員会について神奈川新聞の報道がありました

 昨日、この活動日記でも紹介しました建設常任委員会での
 (株)横須賀ファームによる
 野菜パックラベルはがし問題についての
 田辺あきひと議員らの質疑が神奈川新聞で報道されました。


 (2008年12月9日・神奈川新聞より)
09kanagawa.jpg

 それにしても残念なのは
 この問題について、
 神奈川新聞以外のメディアが全くとりあげていないことです。

 全国紙は横須賀に支局を置きながらも
 紙面のスペースが割けないということもあるのでしょうが

 市民の命にかかわる『食の安心・安全』の問題について
 もっと積極的にとりあげてほしいと強く願います。

 市民の命を守るのが仕事なのは
 政治家もマスメディアも同じはずです。

 とても残念です。

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『ソレイユの丘』問題は終わらない! [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月8日(月)の活動日記)

● 『ソレイユの丘』の問題は、まだ終わらない!

 ただいま12月議会が開催中ですが、
 今日は民生常任委員会と建設常任委員会でした。

 この12月議会から、常任委員会も
 インターネット生中継で見られるようになりました。
 (こちらからどうぞ:http://www.gikaitv.net/dvl-yokosuka/2.html

 フジノは今日、事務所で自分の所属する教育経済常任委員会の
 資料を読んだり、質問の為の原稿を書いたり、
 関係部署にヒアリングをしながら

 2つの委員会をインターネットで傍聴していました。

 建設常任委員会では、田辺あきひと議員(無会派)が
 『ソレイユの丘』を運営している
 (株)横須賀ファームの
 野菜パックのラベルはがし問題について
 追及をしてくれました。

 (田辺議員のブログ:http://a-tanabe.jp/activity/2008/12/post_108.html

 議会での質疑応答は録画されていて
 インターネットでいつでも観られるようになっています。

 この田辺議員の委員会での質疑の様子は、
 まだ今夜の23時半現在、観れませんが
 きっと明日以降はネット上で観られるように準備が整うと思います。

 どうかみなさま、ぜひご覧下さい!


----------------------------------------

 今日、『ソレイユの丘』の関係者から
 新たに内部告発を受けました。

 勇気ある告発に、こころから感謝しています。

 フジノがこの問題にこだわる理由は、
 自殺を防ぎたいのと全く同じ想いが根っこにあります。

 命を守ることが政治家の仕事だからです。

 フジノがわざわざ言うまでもなく
 『食の安心・安全』は命の根っこです。

 それは、佐藤初女さんのおむすびで救われている人々が
 どれほどたくさんいるかという事実からも
 お分かりいただけると思います。
 (初女さん:http://www.hide-fujino.com/diary/2006/jan3.html#MsSato

 『ソレイユの丘』には、たくさんのこどもたちが訪れています。

 農業体験型テーマパークと銘打った『公の施設』が
 こどもたちに安心して食べてもらえる食材を提供していないとしたら
 大人としてこんなに許せないことはありません。

 フジノはもはや疑惑だとは考えていませんが
 ほんの少しでも疑惑があるならば
 徹底して調査して、正すべきはすぐ正すべきなのです。
 それが現在は「全くできていない」と言わざるをえません。

 蒲谷市長はフジノに対して、

 「これまでの(株)横須賀ファーム側の説明と
  異なる事実が明らかになれば、ペナルティもありうる」

 と12月4日の本会議にて答弁しました。
 (http://www.hide-fujino.com/dispute/generalquestion/2008/1204.html#kanagawa

 この『説明とは異なる事実』を立証する為に、
 もう少し証拠が必要です。

 どうか関係者のみなさん、勇気をもってフジノに告発して下さい。

 あなたの身の安全は政治家として絶対に守ります。
 ぜひ新たな情報をお願いします。

 連絡先はこちらです。
 fujinohideaki@yahoo.co.jp

 どうかお願いします!

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「ソレイユの丘」問題、フジノの一般質問が報道されました [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月5日(金)の活動日記その1)

● フジノの一般質問が報道されました

 『ソレイユの丘』での野菜パックのラベルはがし問題について
 フジノが行なった市長への一般質問を
 翌日の神奈川新聞が
 社会面でとりあげてくれました。


 (2008年12月5日・神奈川新聞より)
05kanagawa.jpg

 画像では記事が読みづらい方の為に
 以下に、全文を引用いたします。

-------------------------------------------------------

 報告と異なる事実が判明ならペナルティーも
 /ソレイユの丘ラベルはがし問題で横須賀市長

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」野外バーベキュー施設で、
 同市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が、
 真空パック野菜の製造日ラベルをはがした問題で、

 蒲谷亮一市長は4日、
 「ラベルをはがしたのは一回限り」という同社の報告と異なる事実が判明した場合、
 ペナルティーを科したり、
 委託料を減額したりする可能性もあるとの見解を示した。

 同日の市議会本会議で藤野英明氏(無会派)の質問に答えた。

 藤野氏は

 「食の安全・安心が大きな社会問題となる中、市の早急な徹底調査が必要だ」

 などと指摘。

 これに対し、蒲谷市長は、調査は継続中とした上で
 今回の件について、

 「市としても遺憾。指定管理者の監督について、
  厳格に実施していくことが本市に課せられた責務だ」

 との認識を表明した。

 また、ラベルをはがす行為が報道されて以降、

 同社から来園者に対し説明がなされていないことについて

 「見やすい場所に掲示をするなど、早々に対応すべきだった」

 と述べた。

 さらに藤野氏は、調査には市の担当者だけでなく、
 食品に詳しい外部の第三者を含めるべきだとの持論を展開。

 しかし、蒲谷市長は、

 「(調査する)権限のない第三者を含む考えはない」

 と主張。

 一方で来年の夏ごろまでは、同社の食品の取り扱いについて、
 抜き打ちの立ち入り調査を行う方針を示した。


 (引用おわり)
--------------------------------------------------------

 この問題は、まだまだ追っていきます。

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【市長との質疑】ソレイユの丘での、野菜パックのラベルはがし問題について [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

(2008年12月4日(木)の活動日記その1)

本日、フジノが市長に対して本会議で行なった
一般質問をのせていきます。今回は第1問目のみとなります。

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 <はじめに>

 藤野英明です。よろしくお願いします。

04fujino01.jpg

 1.新聞報道で明らかになった、長井海の手公園(以下、ソレイユの丘と呼びます)での、
  野菜パックの製造日ラベルはがしの問題について


04fujino.jpg

 11月28日と29日の神奈川新聞の報道によって、
 『ソレイユの丘』のデイキャンプ場野外バーベキューにおいて、

 お客さまに提供する野菜の真空パックの製造日ラベルを 
 従業員がはがしていたことが明らかになりました。

 本市からソレイユの丘の指定管理を受けている
 『株式会社横須賀ファーム(以下、ファームと呼びます)』は、
 7月28日のラベルをはがしたことは認めました。

 他の従業員から「ラベルをはがすのは問題ではないか」
 と指摘を受けた支配人が駆けつけて

 ・ラベルをはがした野菜パックの廃棄を命じた、

 ・利用客には出していない、

 ・野菜パックは消費期限内のものである、

 ・あくまでもラベルをはがしたのはこの1日のみ、

 としています。

 すでに本市も土木みどり部と保健所生活衛生課が
 現地に2度入り(12月1日現在)
 立ち入り調査、事情聴取と指導を行なっています。

 けれども、新聞報道では関係者の発言として、7月28日だけではなく、
 日常的に、在庫がだぶついた野菜パックのラベルをはがして
 お客さまに出していた、とされています。

 もしもこの発言が事実ならば、これは
 「ラベルをはがしていただけ」という単純な問題ではありません。

 また、僕自身もこの問題を調べていく中で、
 信頼できる関係者(ここではAさんとお呼びします)から
 詳しくお話をうかがうことができました。

 Aさんによれば、製造年月日のラベルをはがしていた理由は
 ファーム側の説明とは全く異なり、

 「増えすぎた在庫を使い切ってしまう為に
  消費期限が切れている野菜パックのラベルをはがして
  お客さまに出していた」

 しかも

 「それは昨年からすでに行なっていた」

 という衝撃的なものでした。

 今回、勇気ある告発をしてくれたAさんは、
 正式な機会があれば、公の場で発言をしてもかまわないと述べており、
 信頼できる証拠も示してくれました。

 ただし、Aさんの発言を完全に立証するには、
 今日の時点ではまだ証拠が足りません。

 さらに複数の方による証言や、
 野菜パックを納品している業者の協力も必要です。

 これしか証拠がそろっていない段階で
 いち民間企業の利益を損ないかねない発言をすることは
 本来、政治家として
 慎重であるべきなのは理解しています。

 しかし「食の安心・安全」が大きな社会問題となっている今日、
 本市の観光拠点として重要な位置づけにある
 ソレイユの丘の「食の安心・安全」について、

 事実関係を一刻も早く明らかにしなければ、
 あらゆる意味で、大きな損失となってしまいます。

 ソレイユの丘には、僕の甥っ子も姪っ子もたびたび訪れていますし、
 議場におられる先輩・同僚議員、行政、傍聴者のみなさま、
 みなさまのおこさんやお孫さんもそうだと思います。

04children.jpg
(*メイン客層ターゲットは こどもづれの家族ですから
  お客さまはたくさんのこどもたちです)

 そのこどもたちの口に入る食べ物が安心できない、
 しかもそれが公の施設で出されている、

 そんな疑いがほんの少しでもあれば、
 徹底的に調査して、解明しなけばいけないと信じています。

04fujino02.jpg

 そこで、市長に質問します。


 (1)ソレイユの丘の利用者数とバーベキューの利用者数について

 ア.ソレイユの丘オープンから現在までの
 1年ごとの入場者数は何名でしょうか。

 また、繁忙期にあたる、ゴールデンウィーク、7月、8月、の
 2007年と2008年の入場者数はそれぞれ何名でしょうか。


 イ.今回問題となった「デイキャンプ場野外バーベキュー」の
 2007年と2008年の利用者数は何名で、年間売上はいくらでしょうか。



 (2)「ラベルはがしは1回だけ」とのファーム側の主張の妥当性について

 ア.土木みどり部の調査に対してファーム側は、
 従業員が野菜パックの製造年月日ラベルをはがした理由は

 「製造年月日のラベルがはってある野菜パックを提供したら、
  過去にお客様からクレームを受けた。
  再びクレームを受けるのが嫌だったからはがした」

 とのことでした。

 このクレームをその従業員が受けたのは
 何年何月何日のことでしょうか。


 イ.ファームに野菜パックを納品している業者によると、
 ラベルに記された製造年月日から3日間が消費期限とのことでした。

 したがって、クレームを受けたお客様に対して

 「このラベルは製造年月日の表示です。
  表示から3日間が消費期限なので、おいしくいただけますよ」

 と、事実をきちんと説明すれば、ご理解いただけたはずなのです。

 それにも関わらず、
 何故この従業員はラベルをはがしたのでしょうか。

 また、そもそも食品を扱う部門の従業員に対して、
 ファームでは消費期限などの食品を扱う上での前提となる
 基本的な教育を行なってきたのでしょうか。


 ウ.ラベルをはがしているのを見た
 他の従業員がすぐに支配人に報告すると、支配人は現場にかけつけて
 ラベルをはがした野菜パックを廃棄するよう指示をした、

 しかし実際に廃棄したかは
 確認していないとファームは説明しました。

 食べても全く問題がない消費期限内の野菜パックなのに
 すぐに廃棄を指示するほど
 支配人はラベルはがしの問題の大きさを理解していながら、
 何故、廃棄するまで
 じかに確認しなかったのでしょうか。


 エ.すでに11月28日の保健所生活衛生課の立ち入り調査において、
 野菜パックなどの「廃棄台帳」が存在していないことが
 わかりました。

 保健所はその場で
 こうした台帳の不備を正すよう指導を行なっています。

 一方、神奈川新聞の1回目の記事で
 ラベルはがしの日とされた7月28日の時点では
 こうした「廃棄台帳」そのものが作られていませんでした。

 それにも関わらず、
 廃棄から3か月も経って明るみになったこの野菜パックを
 確実に廃棄されたことをどのように確認したのでしょうか。

 いつ誰が廃棄したかご自身の目で確認していないにも関わらず、
 また台帳なども存在していないにも関わらず

 「お客様には提供していない」と
 支配人が断言した根拠は何でしょうか。


 オ.野菜パックの仕入れは、事前予約の数と
 前年の利用者実績などから当日申し込み数を見込んだ上で
 ソレイユの丘全体の入場者数の減少がいちじるしいこともあり
 ぎりぎりの数で発注をかけているとのことです。

 仮にラベルをはがした野菜パックが
 本当に廃棄されていたとすれば、
 お客様に提供する野菜パックは足りなくなったのではないでしょうか。

 廃棄した分をマイナスしても野菜パックの数は
 当日のバーベキュー利用者数と一致しているのでしょうか。


 カ.神奈川新聞の記事には、
 ラベルはがしは7月28日の1日だけでなく
 7月19日と31日にも行われたことを示唆する写真が掲載されています。

 (神奈川新聞・11月28日記事より)
04kanagawa.jpg

 また、僕もAさんから
 「昨年から日常的にラベルをはがしていた」との説明を受けています。

 これらは、「ラベルはがしは1回だけ」という
 ファーム側の説明と明らかに矛盾しています。

 仮にもしも神奈川新聞の記事の中の関係者の発言や
 Aさんの発言が事実であれば、
 ファームは組織ぐるみで事実を偽証しようとしたことになります。

 こうした疑いがほんのわずかでもある以上は、
 本市は現在の担当者による調査だけではなく、
 もっともっと徹底的な調査を行なうべきではないでしょうか。


 キ.仮に「ラベルはがしは1回だけ」との説明が事実に反していた場合、
 指定管理者であるファームに対して
 本市はどのような対応をとるのでしょうか。
 ペナルティはあるのでしょうか。



 (3)本市が12月中旬までにまとめる結果報告について

 ア.本市は調査を継続して12月中旬には
 結果報告を行なうとしていますが、
 この調査はどのような体制で行うのでしょうか。

 先ほども「徹底的な調査が必要だ」と申し上げましたが
 客観的な「食の安心・安全」を市民に保証する為にも、
 また、市ぐるみで隠そうとしているといった誤解を受けない為にも、

 調査は本市の担当者のみで行なうのではなく、

 食品安全に詳しい
 外部の第三者を含めて調査を行うべきではないでしょうか。


 イ.事実関係の確認は社員への聞き取りだけではなく、
 実際に野外バーベキューを予約利用されたお客様のリストがあるのですから、

 今年7月28日以前に利用したお客様に、
 「製造年月日ラベルが野菜パックに貼られていたか否か」を
 質問させていただくべきではないでしょうか。


 ウ.現在の調査のような社員に対するヒアリングだけではなく、
 野外バーベキューを担当したことがある
 全てのアルバイトにも
 ヒアリングを行うべきではないでしょうか。



 (4)ファームの「食の安心・安全」に対する意識の欠如について

 ア.神奈川新聞の報道がなされた後、
 僕もソレイユの丘の現地視察を行ないました。

04fujino07.jpg

 しかし、ソレイユの丘のどこにもこの問題について
 お客様にお伝えする掲示がなされていませんでした。

 また、ファームのホームページにも何ら記載がありませんでした。

 ラベルはがしが1日のみであろうが無かろうが
 そもそも企業の危機管理体制として
 野菜パックは何も問題が無かったという主張どおりならば、

 お客さまに安心してご利用いただく為にも、
 ファームは園内の掲示板や同社ホームページに
 その旨を記すべきだったのではないでしょうか。

 神奈川新聞に対する反論も、またラベルをはがした謝罪も
 一切全く行っていないということは、
 「食の安心・安全」に対する意識の欠如ではありませんか。


04fujino10.jpg



 イ.本市が現在調査中であるにも関わらず、
 野外バーベキュー場では
 平常時となんら変わらずにバーベキューの
 予約と当日受付を行なっていました。

04hp.jpg(*左の画像はソレイユの丘の公式HPより。
  神奈川新聞の報道後もなんら全く平常時どおり
  バーベキューの予約受付や当日受付を告知していました)

 冬場のバーベキュー利用者はそもそも少なく
 営業に大きな影響は出ないのですから、

 少なくとも本市の正式な調査結果が出るまでは、
 野外バーベキューの受付を自粛するのが
 お客さまに対する真摯な在り方ではないでしょうか。


 ウ.人手が足りない夜間営業時などは
 すぐそばにある動物ふれあい広場などの動物担当の従業員が
 特にシャワーや消毒を行わずに
 手伝いに入っていたとの報告を受けました。

 これが事実ならば、食品衛生法的に問題ではないのでしょうか。


 エ.保健所生活衛生課が立ち入り調査を行った際に
 実際に現場で見た調理場の、衛生状態はどうだったのでしょうか。
 改善の必要は全くなかったのでしょうか。



 (5)ソレイユの丘における「食の安心・安全」に対する本市の今後の取り組みについて

 ア.現在、本市は土木みどり部が毎月ソレイユの丘に
 モニタリングで訪れています。

 今後はモニタリングに加えて、
 保健所生活衛生課が食品の取り扱いについて
 抜き打ちでの立ち入り調査を実施していくべきではないでしょうか。


 イ.この問題が「単なる1回だけのラベルはがし」なのか、
 それとも「消費期限切れの野菜パックの在庫を処分する為という
 最悪の事態なのか」は現時点では分りません。

 事実がどのようなものであるかは
 今後調査によってはっきりさせるべきことですが、

 今回の報道を受けて、
 市長がお考えになる本市の責任とはどのようなものでしょうか。


 以上、ソレイユの丘に関して約20問にわたりますが
 市長、お答え下さい。

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ソレイユの丘での製造年月日ラベルはがし問題の続報 [ソレイユの丘・長井海の手公園問題]

2008年11月29日(土)の活動日記)

● ソレイユの丘での製造年月日ラベルはがし問題の続報

 昨日に続いて神奈川新聞では、
 長井海の手公園「ソレイユの丘」の野外バーベキュー施設での

 野菜パックの製造年月日ラベルを
 従業員がはがしていた問題について報道しています。

(2008年11月29日・神奈川新聞より)
28kanagawa.jpg

 画像が見づらい方の為に、
 全文を引用します。

  「ソレイユの丘」問題で市職員が現地へ/運営会社に指導

  横須賀市長井4丁目の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」の
  野外バーベキュー施設担当の従業員が、
  客に提供する真空パック野菜に貼られている
  製造日のラベルをはがしていた問題で、

  指定管理者である同市の担当部職員らは28日、
  現地を訪れ、運営を担う株式会社「横須賀ファーム」の幹部らに
  事実関係の確認を行うとともに、
  2度とラベルをはがす行為を行わないよう注意、指導した。

  同部によると、同社の幹部らは、
  従来の説明通り、従業員がラベルをはがしたのは
  「ことし7月28日の1回限りで、消費期限内だったため問題はない」と主張。

  従業員がラベルをはがす様子を撮った複数の写真があり、
  関係者が撮影したのは7月19、31日としていることについて、
  同社幹部らは「把握していない」との認識を示したという。

  市は調査を続行し、十二月中旬ごろまでには結果をまとめる方針。

 以上、引用おわりです。

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 ちょっと問題が見えにくくなっているので
 フジノ的に説明をいたします。

 この問題の本当の問題は、
 ラベルをはがしたことではありません。

 7月28日に、ラベルをはがしたことは
 ソレイユの丘を運営している会社『横須賀ファーム』も認めています。

 けれども、神奈川新聞の昨日の報道では
 関係者によって撮影された
 2枚の写真が7月19日と7月31日だとされていることです。

 さらに、関係者(フジノの推測では内部告発だと思います)は

 「はがしたのは1回だけではなくて、日常的だった」

 と述べていると
 報道されているのです。

 つまり、ソレイユの丘か、関係者か、
 どちらかがウソをついているということなのです。

 仮に関係者がウソをついているのであれば
 横須賀市の観光拠点である長井海の手公園『ソレイユの丘』が
 ウソによって大きなダメージを受けたことになります。

 場合によっては風評被害ということで
 神奈川新聞に対して
 横須賀市として訴訟も視野に入れねばなりません。

 しかし、もしも...

 もしも『ソレイユの丘』がウソをついているのであれば
 横須賀市そのものの信頼が失われてしまいます。

 横須賀市の施設で提供されている食材が
 信頼してもらえない、という恐ろしい事態となってしまいます。

 もしもこれが事実であるならば、
 今年、日本中を震撼させた食品偽装と同じ
 恐ろしい大問題です。

 どうか、これを読んでいる内部事情に詳しい方は
 勇気をもってフジノに告発をしてください。

 個人が特定されるようなことは絶対に無いように
 徹底的に秘密は守ります。

 重ねてお願いです。

 内部事情を本当に知っている方は
 どうかフジノまでメールをください!お願いします。

 メールアドレスはこちら。
 mail@hide-fujino.com

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