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ハイランド4丁目に『ハッピーベジタブル』がオープンしました! [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2010年2月16日(火)の活動日記)

● ハイランド4丁目に『ハッピーベジタブル』がオープンしました!

 今日は、新しくオープンした『Happy Vegetable』
 お昼ごはんを食べに行ってきました。

 『HappyVegetable』は社会福祉法人・横須賀市社会福祉事業団によって
 2月15日にオープンしたばかりの、カフェレストランです。

 横須賀市には知的障がいのある方々の為の
 市立福祉援護センター『かがみ田苑』(公設民営)がありまして、
 その運営を行なっているのが横須賀市社会福祉事業団です。

 『かがみ田苑』は、知的障がいのある方々が自宅から通って
 就職にむけていろいろな活動をしたり
 ふだんの暮らしの中で必要な生活スキルの指導を受けたりする場です。

 利用できる期間が6年間と限られているのですが
 なかなか進路が見つからないまま6年間が過ぎていく人が多い、
 という厳しい現実があります。

 そこで、横須賀市社会福祉事業団自らが
 『新しい場』を創りだしたのですね。

 自ら、というのは、つまり、この立ち上げには
 市からの補助金などが1円も入っていないのです。

 『HappyVegetable』では知的障がいのある方々が
 実習という形で働きながら、
 やがて就職へとつなげていくとのこと。

 民間の事業者が自ら場を立ち上げた、ということは
 とても素晴らしいことで、とてもありがたいことだとフジノは感じます。

 さらに素敵なことに、お店の名前に野菜が冠されているのですが
 『かがみ田苑』の農園で育てた無農薬野菜を
 ランチやお弁当の食材として使っています。

 ヘルシーなごはんが食べられます!

 という訳で、さっそく無農薬のおいしいごはんを食べる為に
 ハイランドの『HappyVegetable』へ行ってきました!

17entrance1.jpg

 全面ガラスで開放的ですね。

 ハイランドの商店街の方々が開店祝いの花輪を出してくれてますね。
 地域に受け容れられているなあというのがとてもうれしいです。

 場所はとても分かりやすくて、
 ハイランド4丁目にある『ヨコサンスーパー』の真正面です。

 次の写真は、入り口のボードです。
 2月15日オープンですから、昨日スタートしたばかりなのです。

17entrance2.jpg

 19日までは『オープン特別価格』だそうです。

 豚バラ肉と大根のカレーがサラダ付で500円、
 これはリーズナブルでとてもありがたいです!

17entrance3.jpg

 フジノは混雑するであろうお昼時を避けていったのですが、
 ヨコサンスーパーでの買い物帰りにお茶をしに来た方々など
 順調にお客さんが入っていました。

 レジの脇には、『かがみ田苑』でつくられたグッズが販売されています。

17goods.jpg

 ごあいさつをした後、「せっかくだからのぞいていってください」と
 特別に、厨房の中に入れていただきました。

 みなさん、忙しそうに働いています。

17staff.jpg

 今はまだメニューがカレーだけだそうですが
 これからどんどん増えていくそうです。楽しみですね。


● カレー、おいしいですよ~

 という訳で、現時点でのメニューはこちら。

 ランチとしての利用じゃなくて
 もちろんお茶をするだけのカフェ利用もOKですよ~。

17menu.jpg

 さて、ドリンクは250円なのですが、
 カレーとセットで注文すると150円に下がるということなので、
 フジノはカレーとホットコーヒーを注文しました。

17curry.jpg

 それでは、いただきます!

17curryeating.jpg

 野菜がおいしい!

 そして、カレーの中に『こんにゃく』が入っていました。
 食感がすごくおもしろいです。

 フジノはおなかを減らして行ったのですが、
 この値段でこの量はかなりお得感があります。
 量が多めで、けっこううれしいです。

 「おいしかったです、ごちそうさま!」と、みなさまに再びあいさつをして、
 『HappyVegetable』を後にしました。

17staffsmiling.jpg

 かねてから書いてきたことですが、

 何かの商品を買ったり、何かを食べたりする時に、
 買う側(消費者側)はそれを作った人に障がいがあるかどうかなんて
 カンケーありませんよね?

 スワンベーカリーが愛されているのはパンがおいしいからであって
 障がいのある方々が働いていることが
 愛されている要因では無いですよね。

 そんな意味で

 フジノにとって、『HappyVegetable』は
 知的障がいのある方々が働いているという要素は抜きにして
 おいしくてまた行きたくなるカフェレストランでした。

 次のメニューもとても楽しみです。

 野菜をふだん全然とらないフジノにとって
 この無農薬野菜をつかったごはんは本当にうれしいです。
 また食べに行きたいなあ。

 ぜひあなたもハイランドに来た時は
 食べにいってみてくださいね!

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『障害者欠格条項の廃止』に向けて、大きな前進です!/一般質問の成果 [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年12月8日(火)の活動日記)

● 『障害者欠格条項の廃止』に向けて、大きな前進です!

 障がいがあることが理由で
 何らかの職業につくことを排除するような条件のことを
 『欠格条項』と言います。

 政治家としてフジノは
 障がいのある方々の欠格条項を廃止することを
 大切な政策の1つとして活動をしています。

 さて、地方政府の職員を採用する試験においても
 こうした『欠格条項』がたくさん存在しているのを知っていますか?

 本来ならば、民間企業に対して
 公の組織がお手本にならなければならないのに
 受験において欠格条項があることは本当に恥ずかしいことです。

 そこで、フジノはこの問題について
 昨年の本会議でも一般質問を行ないました

 それから1年が経ちました。

 改善された点は率直に評価しますが
 まだまだ、改善すべき点が残っていました。

 今回の一般質問では、そうした点を取り上げました。

 けさの神奈川新聞が
 『横須賀市議会論戦から』で取り上げてくれたのですが

 実は、大きな前進がありました!

 (2009年12月8日・神奈川新聞より引用)
08kanagawa2.jpg

 「自力で通勤可能」という欠格条項の
 廃止に向けての検討を、市長が約束したのです!

 下に、吉田市長とフジノの質疑を掲載します。

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 <フジノの1回目の質問>

 3.本市採用試験における欠格条項の廃止について

 僕は、昨年第3回定例会での一般質問において、
 本市職員の採用試験(身体障害者採用)の募集における
 差別的な欠格条項について取り上げました。

 障がいのある方々を受験から排除する資格が
 盛り込まれていたのですが

 本市はすぐにその過ちを認めて、撤回し、
 前年度と同じ条件で再試験を行ないました。

 それから1年が経ち、
 来年度採用の受験案内が配布されたので
 改善の状況をチェックしました。

 (受験案内から一部抜粋:黄色のマーカーはフジノが引きました)
08document.jpg

 本来、全ての障がいのある方々に開かれているべき対象が
 「身体障がいのある方々」のみに限定されていたことは
 極めて残念でした。

 ただし、最も批判の強かった
 「口頭による会話が可能な人」という受験資格を廃止したことや

 ワープロ・音声パソコン・拡大印刷の使用を再び可能とし、
 新たに点字での受験も可能としたことなどの改善点は、
 率直に高く評価したいと思います。

 本市は今後もさらに改善を行ない
 障がいのある方々の雇用機会を増やしていくべきです。

 そこで、来年度採用の受験資格で
 特に気になった2点についてうかがいます。

 (*(1)は省略します)
04fujino3.jpg


 (2)「自力で通勤ができ、介助者なしに職務の遂行が可能な人」
   という条件は削除すべきではないか。
 第2に、ぜひ改善していただきたいのは
 「自力で通勤ができ、介助者なしに職務の遂行が可能な人」
 という条件です。

 特に、前半部分の「自力で通勤可能」について強く削除を求めます。

 そもそも根本的な疑問として、どうして通勤にサポートを受けたら
 市職員として働くことができないことになるのでしょうか。

 自宅と勤務地への往復にサポートが必要だとしても
 勤務ができないことにはなりません。

 さらに、本市の起伏の多い地理的条件に加えて、
 公共交通機関や道路のバリアフリー化が不十分な状況では
 障がいの無い方々も通勤・通学には大きな不便を感じています。

 こうした現状で、障がいのある方々が一切のサポート無しで
 朝夕の通勤ラッシュに満員電車やバスに乗って
 通勤することがどれだけ可能でしょうか。

 その人その人の障がい特性による困難ではなく、
 社会的な環境整備の不足によって、
 自力での通勤に困難が大きくなっていることは
 むしろ政治と行政にこそ、責任があります。

 そこで、すでに受験資格から外した
 地方自治体も増えてきました。

 列挙します。

 北海道、静岡県、滋賀県、大阪府、兵庫県、鳥取県、佐賀県、
 札幌市、新潟市、川崎市、横浜市、静岡市、神戸市、京都市、広島市、
 などがすでに削除しています。

 市長マニフェストの「すぐにやります」項目である、
 Ⅱ-3(2)①ノーマライゼーション理念の普及啓発を充実します、
 を実現する観点からも

 どんなサポートがあれば良いかの経験の裏付けを持つ
 障がいのある方々が公務に従事することは、
 市民生活にとっても大きな意味を持つはずです。

 そこで市長にうかがいます。

 (質問)
 「自力で通勤ができ、介助者なしに職務の遂行が可能な人」を
 削除すべきではないでしょうか。

 お答えください。


 <市長の1回目の答弁>

 「自力で通勤ができ、介助者なしに職務の遂行が可能な人」
 という条件は削除すべきではないか

 というご指摘を頂きました。

 「自力で通勤ができる」という条件については
 ご指摘のとおり、個人の障害特性による困難だけではなく
 地理的条件などにより
 自力通勤が不可能になっている状況があるかと思います。

 この条件については 他都市の状況を調査し、
 見直しに向けて検討を行ないたいと思います。

 また「介助者なしに職務の遂行が可能な人」という点ですが

 介助者については
 地方公務員法の適用を受ける地方公務員ではない為、
 守秘義務や職務専念義務などの適用はありません。

 障がいのある方本人と共に公務に従事させることは
 個人情報などを取り扱うケースもある為
 難しいと考えています。


 <フジノの2回目の質問>

 「自力通勤」「介助なしに職務推敲」の欠格条項については

 前半部分(「自力通勤」)については
 見直しをしていただくということで

 ぜひお願いしたいと思います。

 後半(「介助者なしに職務遂行可能」)の
 守秘義務が介助者の方々には適用されない訳でこれは難しい
 というお話ですが

 これは契約を市が結べば良いだけのことで

 守秘義務の契約を結んでいただければ
 介助者の方々であっても問題は無いわけですから

 この点についても
 改めてご再考を頂きたいと考えております。

 市長のお考えはいかがでしょうか。


 <市長の2回目の答弁>

 「介助者なしに職務の推敲が可能な人」ということで

 守秘義務を気にするのであれば
 守秘義務契約を結べば良いのではないか
 というご質問でしたが

 基本的には
 地方公務員法で課せられる守秘義務や職務専念義務と

 そういった民間で行なわれる守秘義務契約とは
 性質が違うものと思っておりますので

 今後の研究課題にさせていただきたい
 と思います。

 (引用おわり)
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 これは、大きな前進です!

 『介助者なしに職務の遂行が可能な人』という欠格条項は
 いまだ研究課題として残ることになってしまいましたが

 吉田市長は『自力での通勤が可能』という欠格条項は
 廃止に向けての検討を答弁しました。

 これは、非常に重要な前進です!

 今、横須賀市長と市議会について
 マスメディアが報道することと言えば

 『市長VS市議会』みたいなことばかりで、残念です。

 けれども、この『欠格条項の廃止』のように
 全く目立たないかもしれないし、
 マスメディアは報道してくれなくても、

 確実に、全国の障がいのある方々が注目していることが
 大きく前進しているのです。

 こうした正しい改善・より良い未来への前進を
 もっともっと市民のみなさまに知っていただきたいのです。

 来年の受験案内も、しっかりとフジノは注視していきます。

 欠格条項の廃止は、障がいの無い方々にとってこそ
 実は大きなメリットがあることなのですよ。

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さようなら!障害者自立支援法、つくろう、私たちの新法を! [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年10月30日(金)の活動日記)

● さようなら!障害者自立支援法、つくろう、私たちの新法を!

 今日は、日比谷野外音楽堂へ。

 『さよなら!障害者自立支援法。つくろう、私たちの新法を!
  ~10.30全国大フォーラム~』

 に参加しました!

 障害者自立支援法の廃止を祝うとともに
 新しい法律の姿をみんなで描いていこうというフォーラムです。

 (プログラムなどはこちら

 今回も、全国から数千人もの方々が
 障がいの種別を超えて、大集合しました。

 今回も、と書いたのは、天下の悪法である障害者自立支援法が
 4年前の10月31日に強行採決で成立してから

 たびたびこの日比谷野外音楽堂では
 怒りの『抗議』の為に何度もフォーラムが行なわれてきたのです。

 (これまでの歴史:http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/091030.html

 全国から数千人もの障がいのある方々が
 この日比谷野外音楽堂に集まって
 怒りの声をあげて、悲しみの涙をこぼしたのでした。

 でも、今日は違います!

30forum1.jpg

 今日の日比谷は、
 かんかん照りと言っても良いくらいの晴天でした。

 しかし、本当に熱かったのは太陽ではなく、
 全国から集まって下さった、障がいのある本人のみなさまでした。

 フジノは今日、「本当に、生きてきて良かった」と思いました。

 政権交代が決ったその日、
 すでに天下の悪法である『障害者自立支援法』の廃止は
 決まったはずだったのに、

 実は、まだ実感が沸いてこなかったのです。

 これまでいつも政府にだまされてきたから
 今回も、もしかしたら新しい政権にだまされるのではないか、と

 本当に国会の場で法律が廃止になったその日までは
 喜ばないようにしようと、こころのどこかで警戒していました。

 でも、今日この日比谷のフォーラムで、ようやく実感することができました。
 やっと本当に終わるのですね。
 新しい法律へという動きを信じていいのですね。

 本当に良かった...。

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 あの小泉元総理のもとで
 財政のことだけしか考えずに作られた障害者自立支援法は、
 世界でも例をみない、ひどい制度でした。

 立場が弱い人々を狙い撃ちにした
 最低の法律でした。

 しかし、この国の人々は、小泉元総理が取った間違った最悪な政策に
 騙されたまま、許してしまうような人々ではありませんでした。

 フジノはそのことが本当にうれしいです。

30forum2.jpg

 尊敬してやまない山井和則さん(厚生労働政務官)
 涙を流している姿に

 フジノも涙が出て、しばらく止まりませんでした。

 やっとこの国の障がい福祉は
 最悪の状況を抜け出すのです。

 マイナスから、ようやくゼロへ。

 これから新しい法律をみんなの手で創っていきましょう!

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 障害者自立支援法の廃止を喜ぶのは
 ひとまず今日で終わり。

 明日からは、新しい法律が本当に在るべき姿になるように
 その為の活動に全力を尽くしていきましょう!

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 さよなら!障害者自立支援法。

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 新しい法律を、一緒にみんなで創っていきましょう!

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「自殺/うつ」について講義をしました@生活介護施設・茜洋舎 [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年10月16日(金)の活動日記)

● 「自殺/うつ」について講義をしました@生活介護施設・茜洋舎

 今夜は、久里浜の市立総合高校のお隣にある
 障がいのある方々の生活介護施設『茜洋舎』にて講義をしました。

 職員のみなさまを対象にして
 『自殺/うつ』について1時間半ほど、お話をしました。

 実は、この依頼は数か月も前に頂いたものでした。
 つまり、市長選挙よりもっと前です。

 半年以上も気長に待って下さった『茜洋舎』のみなさまには
 こころから深く感謝しております。

 本当にありがとうございます。


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 今年の横須賀市長選挙で勝つことこそ
 この4年間のフジノの最大の仕事だと決意していましたので

 昨年暮れあたりから『市内』にある組織や団体からの
 講演の依頼や来賓出席の招待はひたすら全てお断りしてきました。

 何故ならば、対立することになる陣営(つまり現職ですね)の方々に
 フジノに肩入れしている団体なのかと誤解されたりして
 依頼をして下さった施設やNPOなどが
 選挙後にダメージを受けることがあってはいけないからです。

 市民の方々は

 「そこまで心配する必要があるの?」

 と思うかもしれません。

 でも、選挙というものは終わった後の何年間にもわたって
 お互いの陣営に深く大きな傷跡を残すものだと
 フジノは理解してきました。

 実際、フジノ自身はこの4年間、執念のように
 「絶対に新しい市長を生みだすのだ」とずっと決意していました。

 特に今回の市長選挙というものは
 「結果によっては横須賀が分裂してしまいかねない選挙になる」
 と受け止めてきました。

 だからこそあらゆる余波が及ばないように
 とにかく昨年暮れくらいの早い時期から
 市内の団体からの依頼を断り続けました。

 特に、福祉系のNPOや社会福祉法人は
 フジノカラーが少しでも付いてしまわないように徹底的に断りました。

 断り続ける理由を当時のフジノは伝えませんでした。
 さらに、一方で横須賀市外のイベントにはたくさん出てきましたから、
 きっと今も多くの団体が怒っていることと思います。

 当時は事情を話すことができなくて、
 ごめんなさい。

 でも、守りたかったからこそよけいに
 何もお伝えすることはできなかったのです。
 本当にすみませんでした。

 いつか時間が解決すると願いながらも
 良い機会でしたので、率直な想いを記しました。

 どうかご理解いただけますように...。

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 そんな状況があった訳なのですが

 『茜洋舎』の施設長・高谷さんは、
 ただ「忙しいから」と断り続けるフジノのことを

 本当に気長にあきらめずに
 半年以上も講師として待ってくれました。

 自殺対策に取り組んでいるフジノを必要として下さったことを、
 とても深く感謝しています。ありがとうございました。

 さらに、講義が終わった後は居酒屋に場所を移して
 職員のみなさまと本当にたくさんのお話をさせていただきました。

 今日、『茜洋舎』では秋祭りの行事を開催していて
 そのうちあげもかねての懇親会だったのですね。

 ここでの数時間はフジノにとって、
 福祉施設で働くみなさまの声を聴かせていただく
 とても貴重な時間でした。

 数年前からフジノは

 「障がいのある方々の暮らしをもっと深く知りたいから
  グループホームでも入所施設でも泊まりがけで行きます!」

 とお伝えしてきたのですが、なかなか声がかかりません。
 (今も同じ気持ちですので、ぜひお声がけください)

 特に今年は前述のような理由もあって
 自分からは施設などにお願いできなかった事情もあったので

 福祉施設で働く方々とこうしてじっくりとお話をできたのは
 こころからうれしい機会でした。もっともっとこういう機会がほしいです。

 『障害者自立支援法』がやがて廃止されますが
 新しく作られる『障害者総合福祉法(仮称)案』に向けて

 今こそ現場の声を政府へと届けていかねばなりません。

 これからはフジノの方から積極的に
 福祉施設にお声がけをさせていただきますので
 ぜひみなさまの声を聴かせて下さい。

 どうぞよろしくお願いします!


● 茜洋舎と京浜急行の素敵なお話が翌日の新聞に載りました

 翌日17日の神奈川新聞に
 なんと『茜洋舎』の記事がどかーんと大きく載っていました。

 素敵な記事でした。

 昨日講義をしたばかりという親近感もあるのですが
 あんな風に気持ちのあたたかい
 職員さんたちが働いているからこそ

 障がいのある当事者の方の想いをしっかりと大切にしてくれていて、
 そして、京浜急行もその熱意に動いてくれたのだろうなあと
 何だかとても納得してしまいました。


 (2009年10月17日・神奈川新聞より)
17kanagawa.jpg

 優しさの青いベンチ設置
 足の不自由な女性の手紙きっかけに/横須賀の京急バス停


 横須賀市久里浜の京浜急行バス停「自衛隊前」に
 今月上旬、ベンチが設置された。

 きっかけをつくったのは、
 バス停前にある生活介護施設に通う、足の不自由な女性。
 ベンチを要望する手紙を京浜急行バスへ送った。

 女性だけでなく、施設職員も

 「小さなバリアフリーの積み重ねが、
  本当に住みよい町をつくることにつながる」と喜んでいる。

 ●

 女性は、三浦市在住の中澤麻衣さん(28)。
 社会福祉法人誠心会が運営する
 「茜洋舎(せんようしゃ)」(高谷信好施設長)には
 杖を利用しながら週5日、通所。
 漬物製造や刺し子製品の制作などに取り組んでいる。

 帰宅の際、京急久里浜駅までバスに乗るが、
 長い間、バス停で立っているのが困難なため、施設内で待機。

 バスの到着時刻を見計らって外へ出るも、
 目の前でバスが通り過ぎていったことが数回あった。

 「自分だけでなくベンチがあれば便利と思う人は多いはず」

 そう思い続けてきた。

 茜洋舎は9月上旬、中澤さんの手書きの手紙を添えて要望書を提出。
 受け取った同社が約1カ月後、
 プラスチック製の青いベンチを取り付けた。

 「サービスの一環。ベンチの設置にはさまざまな条件があるが、
  今後もできる範囲で対応したい」と担当者。

 ベンチの件を「とてもうれしい」と喜ぶ中澤さんについて

 「従来から行動力があり、
  みんなのためにという意識が強い」と職員らは口をそろえ、

 高谷施設長も「こうした行動も障害のある人の立派な社会参加」と話す。

 中澤さんは今、同社にお礼の手紙と
 刺し子のふきんを送ろうと準備している。

 ベンチは今後、職員や通所者らが定期的に掃除する予定。

 「京急への感謝の気持ちであると同時に、
  地域の人たちに気持ち良く使ってもらいたいとの思いからです」(高谷施設長)


 (岡本晶子)
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 (引用終わり)


 今度は講師としてなんかではなくて
 フジノが学ばせていただく為に
 ぜひおじゃまさせていただきたいです!

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高次脳機能障害の世界を理解する/そして障害者総合福祉法(仮)へ [障がいのある人の福祉・生活支援]

2009年10月4日(日)の活動日記その3)

● 高次脳機能障害の世界を理解する/びまん性軸索損傷

 午後からは、逸見のウェルシティにて
 『ココロと福祉の相談会inよこすか』が開催されました。

 テーマは『高次脳機能障害の世界を理解する』です。

 (チラシはこちら:http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/oct/04leaflet.pdf

 プログラムは、3つ。

 まず、実績報告として
 久里浜障害者支援センター『ゆんるり』からのお話。

 続いて、高次脳機能障害のあるご本人のお話と、
 サポートをしているご家族からのお話です。   

 最後に、基調講演として
 神奈川リハビリテーション病院リハビリ科部長である
 大橋正洋先生からお話がありました。

04room.jpg

 そして、これらと同時に別室にて『相談会』も開催されました。

 大橋先生の講演は、脳の画像をたくさん使って
 びまん性軸索損傷の具体的な様子をはじめ、
 高次脳機能障害についてとても分かりやすくお話してくださいました。

 改めて自分の理解を整理しなおす、
 とても良い機会になりました。


● 障害者総合福祉法(仮称)の実現に向かっての決意

 それにしても、久里浜に行くたびにいつも目の前を通るのに、
 最近は『ゆんるり』のおにぎりを食べていません。食べたいなあ。

 最後に訪れたのは、昨年2月でした。
 今では市長になった雄人と2人でお昼ごはんを食べたのでした。

 加えて、フジノは忙しさにかまけて
 家族会であるマリン横須賀の方々ともすっかりごぶさたしてしまいました。

 高次脳機能障害についての勉強は今も続けていますし、
 こうした講演などの機会があれば必ず行くようにしているのですが

 もっと政治家として力を入れなければならないと
 改めて感じました。

 本音を申し上げると、高次脳機能障害についてだけではなくて
 全ての障がいに対して今の時期、『地方議員』として
 どのような行動が取れるかを悩んできました。

 この数年間、政治家フジノの活動は、
 障がいのある方々の暮らしを壊してしまう法律である
 障害者自立支援法との闘いがメインでした。

 そもそも法案の段階から反対してきたこの法律
 まず廃止することが第1の目標でした。

 法案が成立してしまってからは、第2の目標として
 政府が作ったこの悪法を、どうやって市として向き合っていくか、
 つまり、どれだけ国がダメでも、
 地方政府がバリアになってはねかえすことを
 いつも主眼において活動をしてきました。

 けれども、民主党へと政権交代がなされて
 障害者自立支援法が廃止へと着実に向かっている今、
 フジノのこれからの活動も変わらねばいけません。

 新しく提案される予定の『障害者総合福祉法(仮称)』案に対して
 どれだけ積極的に現実の姿をもりこんでいかれるか

 例えば、高次脳機能障害もそうですが、
 障がいの範囲の決定など、絶対に『制度のはざま』に追い込まれて
 見捨てられる方々を生み出さないことが必要です。

 そうした想いをどんな形で新しい政府に対して
 地方議員として意見を届けられるのか、

 喜ぶべきことだったのにも関わらず
 政権交代後は、逆にしばらくの間、悩んでいました。

 けれども、今日の講演もそうですが、
 この数日間、集中的に
 障がいのある方々やご家族のお話をうかがってきて

 悩んでいる場合では無い、とにかくやるべきことを全てやるのだと、
 覚悟を決めました。しっかり活動していきます。

 今度こそ、障害者権利条約の理念などをはじめとする
 本当の福祉の実現に向かって、全力を尽くしたいです。

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本業は福祉政策です/『福祉のまち、よこすか』の実現を急ぎたい! [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年8月14日(金)の活動日記その2)

● 本業は福祉政策です/『福祉のまち、よこすか』の実現を急ぎたい!

 夕方から約3時間半にわたって、
 知的障がいのある方々の福祉施設で働く方と意見交換をしました。

 市長選挙の後の騒ぎがいまだに続いていることや
 衆議院選挙スタート直前の時期であることを

 「フジノさん、1番忙しい時期に
  会っていただいてごめんなさい!」

 なんて、その方にはとても心配していただいたのですが

 福祉政策がメインの課題である
 政治家フジノにとっては、むしろ感謝でいっぱいでした。

 「いいえ、こうした時間こそ
  僕にとって政治家としての本業です!

  むしろ、あなたこそお忙しいのに時間を割いてくださって
  本当にありがとうございます!」

 と、お礼の気持ちでいっぱいでした。

 もう昨年から「2009年は丸1年間=『選挙イヤー』なのだ」
 と、あらかじめ諦めて腹をくくってきたのですが

 それでもやっぱり本音では、フジノは選挙なんか大キライです。

 自分に残されている時間の短さを考えれば
 選挙なんかやってる場合じゃないという想いです。

 でも、より良い市長とより良い国会議員を選べば
 自分がいなくなってもこのまちが守られていく訳です。

 だからこそ、ひたすらガマンして
 選挙にも取り組みます。

 それでもやっぱり本音では、選挙よりもやりたいことがたくさんあります。

 知的障がいのある方々の福祉を、
 いや、福祉という言葉さえもウソくさいからイヤなのですが

 このまちに生まれてきたからには
 障がいがあろうが無かろうが
 全ての人々がハッピーになれるようにしたいのです。

 もちろん、毎日の暮らしには苦しみや悩みがつきものですから
 いつもハッピーにするなんてめちゃくちゃな意味ではなく

 経済的な条件の違いや、
 法律や制度による困難や、
 社会の整備不足による生きづらさは全て無くしたいのです。

 つまり、政治で変えられることは
 全て変えてしまいたいのです。

 そんな願いがフジノにはあって、
 1秒でも早くそれを叶えたいのです。

 その為には、『現場の生の声』こそが必要なのです。

 だから今日の意見交換は
 本当にフジノにとってすさまじく有意義でした。

 この6年間の政治家生活をふりかえってみると
 施設長さんですとか
 NPO事務局長さんですとか
 経営・運営の側にいる立場の人々のお話は
 たくさん聴かせていただいてきましたので

 これから残りの2年間は
 障がいのあるご本人や
 現場で直接に支援をしている職員さんの声を
 聴かせていただきたいと願っています。

 どんなに忙しくてもスケジュールさえ合えば
 フジノは障がいのある方々とぜひお会いしたいと願っています。

 ぜひお気軽にメールを送って下さい!
 ぜひお会いして下さい!

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知的障がい・精神障がいのある方を市役所で採用すべき(その1) [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年7月21日(火)の活動日記その1)

● 知的障がい・精神障がいのある方を市役所で採用すべき(その1)

 障がいのある方々の「働きたい!」という強い意欲をサポートする為に
 わが国には『障害者雇用促進法』という法律があります。

 その法律にもとづいて、
 民間企業・官公庁を問わず、そこで働く人々のうち、
 一定の割合以上、障がいのある方々を採用しなければならない
 という決まりがあります。

 これを『法定雇用率』と呼んでいます。

 横須賀市役所も当然ながらこの法律を守って
 全職員数の2.1%以上、障がいのある方々を雇用しなければいけません。

 もちろん横須賀市役所は、
 法定雇用率そのものはクリアしています。

 けれども、雇っているのは
 あくまでも『身体』に障がいのある方々だけなのです。

 しかし、障がいのある方々というのは、
 身体障がいのある方々だけではありません。

 知的障がい、精神障がい、発達障がいなど
 あらゆる障がいの種類があります。

 どんな障がいがあるとしても、人は必ず働くことができるのです。

 それにも関わらず、障がいの種別によって
 雇用したりしなかったりということは、大きな問題です。

 市役所は、他の民間企業にとって
 障がいのある方々の雇用についてお手本にならなければいけません。

 そこでフジノは2004年6月議会で
 当時の沢田市長に対して

 横須賀市役所は、身体障がいのある方々だけでなく、
 知的障がい・精神障がいのある方々も採用すべきだ

 という提案をしました。


 (2004年6月議会・本会議での沢田市長とフジノの質疑応答)

 <フジノの質問>

  市役所での障がいを持つ方々の雇用のあり方について質問します。

  3月議会で内藤治明議員の質問で明らかになったのは、

  市役所は障がいを持つ方々を50人雇っているけれども、
  全員が身体障がいを持つ方々である
  ということでした。

  法定雇用率2.1%そのものはクリアしていますが、

  身体障がいを持つ方々しか雇っていないという事実は、
  障がいを種類で分けている印象を受けざるを得ません。

  この市役所の雇用のあり方に強い疑問を感じます。

  市は、広く市民に対して啓発と理解を進める立場であり、
  単に法定雇用率をクリアしていれば
  それだけでよいというのではなく、

  身体、知的、精神、どんな障がいであっても
  区別しない均等な雇用を目指すべきではないでしょうか。

  この問題については、
  すでに3月16日の民生常任委員会で健康福祉部長に所見を伺い、

  「3障がいの方々の雇用が
   全体で高まっていくことを期待している」

  という答弁をいただきましたが、
  ぜひ今回は、市長御自身のお考えをお聞かせください。


 <沢田市長の答弁>

  市は単に雇用率を守るだけではなく、
  身体、知的、精神すべての障害者の方々の
  均等な雇用を目指すべきではないかとのお尋ねでありました。

  障害者雇用については、行政改革の一環として
  市全体の職員数の削減に努めている中にあっても、
  極力努力していかなければならない
  と考えています。

  しかしながら、知的障害者や精神障害者の方については、
  業務の外部委託化が進んでいる中、

  適正な対象職場がないため、
  現在のところ雇用が困難な状況にあることも事実であります。

  委託に当たっては、
  障害者雇用を契約条件としたり雇用を促すなど、
  その雇用機会の拡大に努力しているところであります。


 <フジノの再質問>

  市役所の法定雇用率については、
  雇用がいろいろな経済状況等で難しいというお話でしたけれども、

  僕は、個人的な意見ではありますが、
  法定雇用率はこれから先も5%ぐらいに上げてもいいと思っています。

  例えば、この国には575万人も
  障がいを持つ方々がいるわけです。

  これは日本の人口の約5%にも当たります。

  だからこそ、もっとたくさんの人が
  働ける環境にしなくてはいけません。

  法定雇用率というのは、
  障害者雇用促進法という国の法律で決められていますけれども、

  長い間、身体障がいを持つ方々のみを
  対象にしたものでした。

  ですから、横須賀市役所の場合も、
  この流れを若干引きずっているのではないかというふうに感じています。

  けれども、時代は動いております。

  既に来年には障害者雇用促進法が改正される予定で、
  今度は精神障がいを持つ方々も
  法定雇用率の対象になります。

  精神障がいを持つ方々の雇用促進を検討している
  厚生労働省の研究会は、5月に報告書を出しましたけれども、

  その中では、短時間の雇用であっても、
  つまりフルタイムの社員でなくても、
  算定の対象にすると書かれています。

  ですから、今後の市役所の雇用のあり方としては、
  ぜひこれらの動きを参考にしながら、

  全障がいの方々が均等に雇われるような、
  そんな仕組みを検討してください。

  改めて、再質問として、市長にこの点について、
  今後を見据えた見解を伺えたらと思います。


 <沢田市長の再答弁>

  法定雇用率でありますが、知的障害の方々の場合は、
  市役所ではなかなか雇用が難しいのであります。

  適当な職場が無いということでありまして、
  市の仕事を委託した先では、
  知的障害者を雇用していただいているという例があります。

  市役所の清掃業務を受託している企業において、
  知的障害者を何人か雇用していただいております。

  それから、法定雇用率の引き上げということについては、
  基本的に国が実態をどのように考えるかと、
  今後の雇用政策をどう考えるかということが
  基本になるべき問題でありますから、

  今直ちにこれがどうこうということについての
  私自身の考えがまとまっているわけではありません。

 (引用おわり)
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 当時の沢田市長の答弁は、

 本来ならば、障がいの種別に関わらず雇用すべきだと考えているが
 働く場として適当なポジションが無いから雇用できていない

 というものでした。

 いくつもの特例子会社を視察して
 どんな障がいのある方々でも活き活きと働いている姿を
 実際に目の辺りにしていたフジノにとって、この答弁はとても残念でした。

 けれども、それから5年が過ぎた今年4月16日、

 総務部長名義で
 全市議会議員宛にプレスリリースが発表されました。

 (PDFファイル版はこちらです。
  http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/apr/16document.pdf

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 平成21年(2009年)4月16日


 知的障害者を初めて雇用します~ 広めよう!こころのバリアフリー ~


 横須賀市では、初めて知的障害がある人を
 臨時職員として雇用し、職場体験実習を行います。

 体験していただくのは、職員研修に関連する業務です。

 職員研修には、毎日多くの市職員が訪れますので、
 そこで職場経験を積んでもらい、
 今後の就職に向けて自信をつけてもらうことを期待しています。

 また、知的障害がある人と市職員がコミュニケーションをとることで、
 障害がある人への市職員の理解も深まり
 「こころのバリアフリー」が進むことを目指します。

 「こころのバリアフリーとは」

 バリアフリーには、
 バスに車いすスペースを整備するなどの「物理的バリアフリー」と、

 車いすを使っている人が乗降の時に、
 時間がかかっても周りの人が状況を理解し、焦らず待ってあげる
 「こころのバリアフリー」があります。


 1.期待される効果

 (1)雇用される人が職場経験を積み、就職に向けて自信をつけること

 (2)市職員が知的障害者と接し、ともに働くことにより、
    障害がある人に対する理解が深まり、
    「こころのバリアフリー」が進むこと

 (3)知的障害者の仕事の能力が確認されることで、
    これまで知的障害者を雇用したことのない民間企業も
    受け入れを検討しやすくなり、雇用が社会全体の中で進むこと


 2.雇用予定者

 軽度の知的障害がある37歳男性 1名


 3.雇用期間

 4カ月間(平成21年5月から平成21年9月まで)


 4.勤務場所

 総務部人事課研修担当(横須賀市職員厚生会館内)


 5.業務内容

 職員研修の受付、研修資料印刷、封入・封緘、宛名ラベル作成・貼り、
 コピー、シュレッダー作業など


 (事務担当は、総務部人事課) 

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 そうなのです。

 ついに5月から横須賀市役所は
 知的障がいのある方を初めて雇用することになったのです!


 (つづく)

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ディスレクシア、「僕は字が読めない」 [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年7月13日(月)の活動日記その1)

● ディスレクシア、「僕は字が読めない」

 フジノの友達の友達である南雲明彦さんの本が
 8月26日に出版されることになりましたのでご紹介します。

 『僕は、字が読めない』(小菅宏著、集英社)

 です。

13MrNagumosbook.jpg

 南雲さんは、読字障がい(ディスレクシア)という
 学習障がい(LD)の一種があります。

 ハリウッドスターのトム・クルーズも
 ディスレクシアと言われていますよね。

 すでに様々な新聞の特集などマスメディアで
 南雲さんのこれまでについては報道されてきましたので
 ご存知の方も多いかもしれません。

 フジノもぜひ読んでみたいと思います。
 みなさまもぜひどうぞ!

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音声版マニフェストを雄人は作りました!/真のマニフェスト選挙をめざして [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年7月1日(水)の活動日記その2-2)

● 雄人は、マニフェスト音声版を作りました!

 どこのマスメディアにも報道されませんでしたし、
 プレスリリースや発表も行なわなかったので、

 このままでは誰にも知られないまま、

 という事態に陥ってしまうので
 あえてフジノが書かせていただきます。

 今回の市長選挙はまさにマニフェスト選挙だったのですが

 各候補者がいろいろな冊子やチラシを作ったものの、
 視覚障がいのある方々にとって、どれだけ届いたのでしょうか?

 そこで、雄人(吉田雄人・新市長)に対して

 「視覚障がいのある方々にもマニフェストを読んでほしいので
  何らかの形でマニフェストの音声バージョンを作ってほしい」

 と提案したところ、雄人はその場ですぐに賛同してくれました。

 絶対に1人の市民も見捨てない、という信念を持つ
 雄人らしい即断だったと思います。

 そこでフジノは
 4月26日の横須賀市視覚障害者協会総会に来賓として招かれた時にも

 「マニフェストをユニバーサル化します」

 と、お約束いたしました。
 (http://www.hide-fujino.com/diary/2009/apr6.html#manifestoshouldbeuniversal

 とはいうものの、全国的に見ても
 マニフェストの音声バージョンを作るというのは聴いたことがなく

 人手不足な上に(雄人の陣営はみんながボランティアでした)
 いろいろなスケジュールの関係もあって
 作成は難航しました。

 さらに、横須賀市視覚障がい者協会を通じて
 マニフェスト音声版をお渡しできたのは

 日曜日が選挙スタートだったのですが
 その直前の木曜日となってしまいました。

 (これはフジノの責任です。本来ならばもっと早くお渡ししたかったです。
  本当に申し訳ございませんでした)

 けれども、

 雄人がマニフェスト音声版を作って
 視覚障がいのある方々にお渡しした

 という事実は
 もっと世間に知られるべきだとフジノは考えています。

 どんな障がいがあろうと無かろうと
 このまちに暮らしている人は誰もが仲間なのです。

 今後、全ての選挙において
 選挙公報のスピーディーな音声化をはじめとして

 障がいのある方々がもっと選挙に関わることができるように
 最大限の合理的配慮を実現していかねばなりません。

 こうした世間には知られていない活動も
 雄人は一生懸命やってきました。

 まさに『新しい横須賀』を創っていく為に
 希望をかかげて市民のみなさまと共に歩んでいく新市長に
 ふさわしい行動だと感じています。

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ステージ編集会議に参加しました(第2回) [障がいのある人の福祉・生活支援]

(2009年5月15日(金)の活動日記その3)

● ステージ編集会議に参加しました(第2回)

 今日は夕方から、東京・虎ノ門にある
 『(社)全日本手をつなぐ育成会』事務局へ行ってきました。

 知的障がいのある方々が編集委員として
 発行している季刊誌『ステージ』
 6月号の発行に向けた編集会議にフジノも参加する為です!

 4月3日に続いて、2回目の参加となりました。

15fujino.jpg

 前回は全く発言できなかった、という反省があって

 「今回はリベンジだ!割とたくさん発言するぞ」

 と、ささやかな決意をして参加しました。

 ステージの発行は、毎号だいたい2回の会議で完成します。
 第1回目の会議が『企画・立案』です。

 この会議で出た企画に基づいて、第2回目までに取材が行なわれます。

 そして今日の第2回目では、
 取材に基づいて作られた原稿の読み合わせをしていきました。

 基本的には、知的障がいのある本人のみなさんが
 企画・取材・原稿書き・読み合わせ、と、ほぼ全てを行なっていて

 今日もまたフジノの出番はほとんどありませんでした...。

15stage.jpg

 でも、前回に続いて、なんか『爽快感』がありました。

 それはきっと、

 今、自分は『本人活動』を目の当たりにしているのだ

 という喜びなのだと思います。

 政治家の仕事って、
 「話しまくってなんぼ」みたいなイメージがあると思いますが

 「お話をただひたすら聴かせていただく」とか
 「ただひたすら見守り続ける」というのも、重要な仕事なんですね。

 その現場に政治家として存在すること、
 しっかりとその場に立ち会うこと、
 そこで起こっていることを見つめること、

 こういうことも、とても大切な仕事なのですね。

 昨年1年間、フジノはHPやあらゆる機会をつうじて

 「知的障がいのある方々ともっと過ごしたい!」

 と言い続けてきたのですが、
 その目標が実現したとは全く言えませんでした。

 だから、今回の『ステージ編集会議』へのお誘いを頂いた時にも
 すぐに「こちらこそぜひお願いします」とお返事したのは

 とにかく知的障がいのある本人の方々と
 少しでも長く接点を持ちたかったから、なのですね。

 だから、季刊誌『ステージ』にフジノの意見が反映されるかどうか、って
 実は二の次、三の次、というか、本来、目的では無いのですね。

 むしろ、ただこの場に立ち会っているということ、
 『ステージ』という季刊誌が本人によって作られているという事実を
 しっかりと体感することができたことこそ、意味があるのだと感じました。

 この点において、本当に感謝をしています!

 『ステージ』編集委員会のみなさま、
 全日本手をつなぐ育成会事務局のみなさま、
 貴重な機会を与えて下さって、本当にありがとうございました!

 しかも、6月号の発行だけで
 フジノの参加は終わりかと思っていたのですが

 次号8月号にも参加させていただけるとのことで、
 ますます感謝しています。ありがとうございました!


● 東京タワーを間近で見られる喜び

 東京タワーに思い入れのある方はとても多いと思います。

 フジノにとって東京タワーは、
 大学時代に慶応大学のゼミに潜らせていただいた時に、

 三田の校舎を出るともう真っ暗で
 ひとりきりで帰っていくのはいつもとてもさみしいのですが

 すぐ間近に東京タワーが明るく輝いているのを
 ふりかえって見ながら帰ると、少し励まされたのでした。

 それ以来、東京タワーはフジノにとって
 励ましを与えてくれる存在ですね。

 (1度、昼間にプライベートで東京タワーに遊びにいって
  上へと昇るエレベーター(有料)に乗ったものの
  パニック発作が出てしまって、散々でした(汗)もう乗りたくない!
  富士山と同じで、東京タワーは遠くから見るに限ります)

 前回初めて来た時に
 夕方の東京タワーはふつうの赤色のままなのに
 
15tokyotower1.jpg

 『ステージ』編集会議が終わりに近づいてくる時刻になると

15tokyotower2.jpg

 青色に点灯されていつものイメージとは違う
 東京タワーになるのがとても素敵でした。

 今日もこれを観れたのが、とてもうれしかったです。

 政治家として、横須賀以外で仕事をする機会が多いのですが
 フジノはいつも一人きりでの移動なので
 さみしい気持ちにいつもなりますが

 こういうささやかな喜びで、癒されています。

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