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ひとりきりじゃなかった『ひとり自殺予防キャンペーン』、援軍登場! [自殺予防対策]

2010年1月1日(金)の活動日記)

● 怒りに満ちた、元旦の『ひとり自殺予防キャンペーン』

 元旦である今日も、クリスマスイブと同じように
 年末年始の『ひとり自殺予防キャンペーン』を行ないました。

 強い風が吹いていましたので、
 メッセージをマジックで記した厚紙が飛ばされてしまいそうでした。

01fujino2.jpg

 たまたま里帰りで横須賀に戻ってきた親友が
 演説するフジノの姿を30秒ほど動画で撮ってくれました。

 自分自身ではなかなか観ることができない、
 自分自身の演説の姿でした。撮ってくれてありがとうございます。

 (こちら

 厳しい寒さや足元のコンクリートから伝わる冷たさがあっても
 できる限りフジノはやせがまんをしてでも、コートを着たくありません。

 何故ならば、今この瞬間も追い込まれて苦しんでいる方々は
 電気代や灯油代も節約しながら暮らしているのを知っているからです。

 そんな方々の想いを少しでも分かち合いたいのです。

 フジノが街角でどれだけ寒い想いをしたとしても
 それは街頭演説をしている2時間ほどに過ぎません。

 でも、そうした方々はずうっとこの寒さの中にいる訳です。
 わずか2時間だけでもいいから、同じ想いをフジノも感じたいのです。

 フジノは、こんな風に街頭演説をいくら繰り返しても
 本当に今この瞬間に苦しんでいる方々に
 僕の想いが届かないことは理解しています。

 何故ならそうした方々のほとんどが、
 横須賀中央になんか出てこれる状況に無いからです。

 でも、僕は祈りをこめてひたすら演説を続けていくしかありません。

 そうした方々の周囲に暮らしている方々が
 自殺や精神疾患への偏見を減らしてもらえるように、
 あるいは、少しでも正確な情報や理解を高めてもらえるように、
 そして、手をさしのべてくれる日が来ることを信じて
 ただひたすら演説を続けています。

 クリスマスイブも、クリスマスも、年末も、元旦も、
 どれだけ世の中が平和で幸せな時期であっても、

 この国では今この瞬間もたくさんの方々が
 自殺へと追い込まれているのです。

 それならば、まわりがどれだけ反対しようとも
 フジノが活動しつづけなければならないのは当然のことだと思うのです。

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 今日の午後は、親戚の家に行かねばなりませんでした。

 親戚の家で食事をしながら、元気いっぱいに働く義理の弟から
 「自殺をする人はわがままだ」
 「ホームレスは自己責任だ」という言葉を聴き、
 許せなかった僕は彼と激しい議論になりました。

 でも、温かいコタツに入りながらのこんな議論は
 くそくらえだと僕は感じました。

 親戚の集まりに居続ける意味が感じられなくて
 僕は途中で帰ることにしました。

 確かに僕は、個人としては父が植物状態の今、
 『藤野家の長男』としての『役割』も果たさなければなりませんが

 やはり僕は個人である前に、公人です。

 個人としての役回りを僕が何もやらなかったとしても、
 個人としての僕の評価が下がるだけのことで
 どれだけ親戚から嫌われようとも、フジノは全く困りません。

 フジノは2003年に政治家になったその瞬間から
 個人としての時間の多くはもう捨てたのです。

 1人でも多くの救うことができるいのちの為に、
 フジノはこの人生を賭けることにしたのです。

 そもそも失われてしまった多くのいのちの為にフジノは働いているのだから
 親戚や周りの人々に理解なんかされる必要は無いし、
 そんな行事にふりまわされて働く時間が減るのはもうごめんだと
 改めて感じました。

 しばしば、市民の方々から頂くメールに

 「もっとプライベートを大切に」とか
 「自分が健康じゃなければ他人を幸せになんかできない」という

 アドバイスをいただくのですが、
 もう2度とそんなメールをフジノには送ってこないで下さい。

 そんな一般論は、フジノには必要が無いからです。

 安全で守られた場所からフジノが言葉を発しても
 本当に苦しい状況に追い込まれている方々には届かないのです。

 だから、フジノはこうしているのです。

 フジノにはフジノのやり方があるのです。
 それがイヤならばどうか放っておいて下さいませんか。

 そんな激しい怒りの気持ちを内面に秘めたままの
 今日の『ひとり自殺予防キャンペーン』でした。


● ひとりきりじゃなかった『ひとり自殺予防キャンペーン』、援軍登場!

 そんなトゲトゲしたこころで語り続けていたフジノの
 『ひとり自殺予防キャンペーン』でしたが

 なんと援軍が登場してくれました!

 年末最後のカフェトーク特別編にもわざわざ来てくれた
 あの横粂勝仁さん(衆議院議員)です!

 横粂さんも共にマイクを握って演説してくれました。

 「来年の元旦(2011年)こそは、
  『自殺による犠牲者が減りました!』という演説をできるように
  全力をかけて政治が取り組みを行なっていきます!」

 という横粂さんの言葉は、フジノの想いと全く同じでした。

01withMrYokokume.jpg

 この国の・このまちの自殺による犠牲を
 限りなくゼロへと近づけていく為に

 横粂さんは国会議員の立場から
 フジノは市議会議員の立場から

 できうる全ての取り組みに、今年も全身全霊をかけていきます!

01fujino.jpg

 『陰』と『陽』という考え方がこの世にあるならば、
 横粂さんが『陽』で、フジノは『陰』なのです。

 どの写真を見ても、今日のフジノは最後まで
 険しい表情が取れなかったのですが、
 そもそもフジノが政治業界に入った理由は、『弔い合戦』です。

 明るい政治家ではありませんし
 誰かに好かれたくてこの仕事をしているのではありません。

 いつも、失われたいのちの重さを両肩に感じながら
 自責の念をいつも胸に秘めながら、フジノは闘っていくのです。

 だから、これでいいのです。

 けれども、今、フジノは1人きりではありません。

 こうして、国会議員である横粂勝仁さんが
 わざわざ駆けつけてくれて、一緒に闘ってくれるのです。

 きっとこの国の明日は明るいはずです。

 そんなことを感じた、2010年の元旦でした。

 どうか全てのみなさまにとって幸せに満ちた1年となりますように。
 こころからみなさまの幸せを祈っています。

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