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夜間対応型訪問介護のニーズはある! [高齢の方々の保健医療福祉]

(2009年12月29日(火)の活動日記)

● 夜間対応型訪問介護のニーズはある!

 12月21日の活動日記でフジノは
 横須賀市の高齢者福祉の現状に対して憤りを記しました。

 何といっても、特別養護老人ホームの待機者を減らすことは
 吉田雄人市長のマニフェストの『1丁目1番地』といえる約束です。

 選挙における従来の常識(あらゆる政策を羅列するのが定番)を破って
 『選挙公報』ではあえて『高齢者福祉』1つだけにしか
 触れないほどの重点政策でした。


 (市長選挙の時の吉田雄人候補の選挙公報)
クリップボード04.jpg

 相手陣営からも驚嘆をもって受け止められた
 この思い切った選挙公報ですが、
 これこそが『大きな選挙のカギ』だったはずです。

 ・特別養護老人ホームの待機者を減らします
 ・在宅で介護をしているご家族の負担感を無くします

 このように約束をしました。

 フジノはこの選挙公報を読んで下さった
 高齢の方々とそのご家族が

 「吉田市長になれば
  高齢者福祉が改善されると信じて下さったのだ」

 と受け止めてきました。

 それにも関わらず吉田市長は
 現在では「施設も作らない」
 「在宅サービスも充実できない」というような状況になっています。

 これでは、高齢の方々や介護をしているご家族に対して
 「勝手に苦しめ」と言っているのと同じだ、とフジノは受け止めています。

 とても許せない、見過ごせない後退です。

 そこで、市民のみなさまにフジノが
 お知らせするだけでは届かない高齢の方々に知ってもらう為にも
 ネット上からマスメディアに協力を求める声をあげました。

 > こんなひどい事態を
 > マスメディアがどこも報道してくれないことは
 > フジノにとっては痛恨の極みです。

 そうしたら、神奈川新聞が動き出してくれました!

 こんなに大切な問題であるにもかかわらず
 他社が動いてくれないのは本当に残念ですが

 やはりいつも横須賀市の問題をしっかりと報道してくれる
 地元紙だからこその素晴らしい対応だとフジノは感激しました。


 (2009年12月29日・神奈川新聞より)
29kanagawa.jpg

 夜間訪問介護事業所の開設、いまだにゼロ
 横須賀市、公募も選定されず

 横須賀市の第4期介護保険事業計画
 (2009~11年度)に盛り山込まれている
 夜間対応型訪問介護事業所の開設が、
 いまだに実現していない。

 12月に選定審査会を行ったが、
 補助金を希望して応募した1社は経営面の問題などで選定されず。

 市長寿社会課は

 「ニーズがあるかどうかを調べる必要がある」

 としており、
 市の計画とのずれが顕著になっている。

 (佐藤 浩幸)

 夜間対応型訪問介護は午後10時から午前6時までの間、
 ホームヘルパーによる夜間の定期巡回や、
 緊急時に通報端末を利用することで
 随時訪問が受けられるサービス。

 現在、横須賀市内には
 サービスを行う事業所がないが、

 市の介護保険事業計画では
 11年度までに2事業所を開設。

 11年度には市内全域で
 年間延ベ3600人の利用を見込んでいる。

 しかし、肝心の事業者が見つからない。

 09年度は国から3千万円の補助金を受けて
 オペレーションセンターを設け、
 通報端末を利用者宅に置く事業に1社が応募したものの、

 12月の選定審査会で

 「介護サービスの実績がなく、経営面に不安がある」
 (長寿社会課)

 として選定されなかった。

 同課によると、訪問介護事業者の中には
 夜間の訪問介護も実施しているケースがあり、

 「夜間だけ対応する訪問介護事業所のニーズが
  どれだけあるかははっきりしない」

 という。

 このため、来年に市民アンケートを実施し、その結果を見て
 補助金を交付する形の公募を行うかどうか決める予定だ。

 (引用終わり)
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 長寿社会課だけではなく、
 今月に市長と非公式の意見交換を行なった時に

 「ニーズがあるか疑問だ。アンケートを行ないたい」という
 趣旨の発言を吉田市長がしたので、
 フジノは激しいショックを受けました。

 ニーズがあるからこそ、事業見込み量を
 第4期計画に明記したんじゃないですか!

 しかも吉田市長は、蒲谷前市長が作った
 この第4期計画を守ることがマニフェストに従うことだ、と
 市議会でも答弁しています。

 議会答弁とも矛盾した理解不能の発言です。

 吉田市長の高齢者福祉への取り組みは
 マニフェストからどんどん後退してしまっています。

 がっかりとか頭にきたとかそんなレベルではなく、
 人のいのちがかかっているのです。

 何故そんな当たり前のことを吉田市長が
 理解できないのか、本当に残念です。

 すでにフジノはツイッターなどで全国に呼びかけて

 (何故なら市内に夜間ホームヘルプが存在しないから
  体験していないほとんど方々は
  その必要性をあまり意識できないからです)

 夜間のホームヘルプをしている方々や
 ホームヘルプを受けておられるご家族の方々から

 「いかに夜間のホームヘルプが重要か」ということについて
 たくさんのメッセージを頂いてきました。

 「必要がない」という声はゼロでした。

 全国でニーズがあるのに、アンケートの結果、
 横須賀市だけニーズが無いという結果が出るのでしょうか?

 いや、そもそも何かあるとすぐに吉田市長はアンケートをとって
 アンケートの結果をもって

 「だからいらない」

 というような
 『アンケート至上主義』は間違っています。

 まだ明確なニーズとして言葉にできないことが
 市民のみなさまにはたくさん存在しています。

 潜在的なニーズをしっかりと現場の声を聴いて
 先取りして対応していくのもまた政治・行政の重要な仕事です。

 現場の声を聴くべきです。

 アンケートなんかに回答しない、できない、
 介護で必死な方々の声にしっかりと耳を傾けるのです。

 声にならない声をくみあげるのが
 政治の仕事です。

 人の痛みに寄り添うことができないならば
 何の為の政治・行政なのですか。

 マニフェスト違反である以前に、
 人の痛みに寄り添えないならば
 そもそも『政治家失格』ではありませんか。

 非公式な意見交換の時に、
 市長とフジノの意見交換はあくまでも平行線だったので

 「一般質問で公開の場で議論をしたい」

 と吉田市長にフジノは言われました。

 ならばフジノは徹底的にニーズを調べ上げて
 お望み通りに本会議の場で
 市長の高齢者福祉への消極的な姿勢と対決します。

 介護をされている市民のみなさま、
 いや、まだ介護体験のない市民のみなさまにもお聞きしたいです。

 24時間安心して地域で介護を受けたくありませんか?

 フジノは『地域での暮らし』を実現していく為には

 高齢の方々であっても、重度の障がいのある方々であっても
 精神障がいのある方々であっても、

 誰もが24時間のホームヘルプを受けられる体制づくりが
 絶対に必要だと考えています。

 こんなことは『アンケート』では無く
 『政治家の決断』としてリードして取り組んでいくことです。

 市民のみなさま、どうかたくさんの声を聴かせて下さい。

 夜間のホームヘルプは不要ですか?
 このまちに今はゼロの夜間ホームヘルプは必要ですか?

 あなたはどうお考えになりますか?

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