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市民参加の原子力防災訓練へ(その1) [原子力空母・核の問題]

(2008年10月24日(金)の活動日記その1)

● 市民参加の原子力防災訓練へ(その1)

 20日の活動日記でお知らせしたとおり、
 けさは9時半から汐入にて
 市民参加の『原子力防災訓練』を行ないました。

 雨天だった為に、会場の1つである汐入小学校では
 訓練の内容が縮小されたので
 フジノが見学したのは、次の3つです。

 (1)住民屋内退避・広報訓練

  広報車等による屋内退避広報と、
  その内容に従った住民の屋内退避訓練(@汐入地区)

 (2)通行人屋内誘導訓練

  通行人の屋内誘導訓練(@芸術劇場周辺)

 (3)原子力防災講演会

  訓練参加者を対象にした
  原子力防災に関する講演会(@総合福祉会館)


 朝9時半すぎに訓練が開始されました。

 下の写真は、訓練開始直後の本部の様子です。
 後ろ姿は、蒲谷市長です。

24drill11.jpg

 ・消防局は、ベイスクエア1Fに現場活動拠点を設置する
 ・屋内退避措置の広報手段等について検討、指示
 ・通行人の屋内誘導方法について検討、指示 

 フジノが気づいた・気になったことは3つです。

 (1)とにかく報道陣が多かったこと

 ものすごく注目されている訓練だということが
 あらためて分かりました。

 この日、藤沢市で発見された防虫剤成分入りのカップ麺が
 横須賀市内でも発見されたとの一報があって
 メディアはみんなそっちに行ってしまうかとフジノは思ったんです。

 それでも、すごくたくさんのメディアが
 こちらに来ていたので、やはり注目度の高さを再確認しました。


 (2)本部で、市長は特に指示は出したりしないこと

 フジノも本部の真後ろで見学していた訳ですが
 実際に本部をとりしきりのは現場担当の消防局の方々であって
 市長も何かをするという訳では無いのですね。

 やっぱりプロが動く、ということなのですね。


 (3)「市民に不安を与えないように」という指示が繰り返されたこと

 今回の訓練をそもそも行なうこと自体が
 「市民の安心の為」だからか

 何度も何度も「市民に不安を与えないように」という指示が
 くりかえし発せられるたびに、強い違和感を抱きました。

 「パニックを起こさせないこと」と
 「緊張感が取れてしまうこと」って紙一重だとフジノは考えます。

 訓練の時は、緊張感がぴりぴりしているくらいが
 ちょうどいいのではないかと感じたりしました。


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 続いて、通行人の方々の、建物の中への避難をする訓練です。

 通行人役はわずか21名でした。
 それに比べて、マスコミの多いこと...。

24evacuation1.jpg

 汐入のAPTの1階(市民活動サポートセンターの脇)に
 通りがかった市民の方々を

 メガフォンで、3階の産業交流プラザまで
 退避してもらうという訓練です。

写真24evacuation2.jpg

 1階から2階まで、エスカレーター。

24evacuation3.jpg

 でも、2階から3階までは
 『外気にふれる吹きさらしの外の階段』を歩いていきます。

 屋内に退避しなくちゃいけない理由って、
 外に出た放射能を浴びないようにする為じゃないの???

 訓練だからいいのか?
 なんか変なの。

24evacuation4.jpg

 そうして、3回にある産業交流プラザに
 全員が移動しました。

 そこで、担当者が人数を数えて、全員いることを確認して
 少し休憩して解散しました。

24evacuation5.jpg

 参加いただいた市民のみなさまには
 本当に忙しい中ご協力いただいたことに
 こころから感謝を申し上げるべきなのであって

 こんなことを書くのは気がひけるのですが
 それでも訓練は大切なことなので、あえて書かせてください。

 なんだかほのぼのとしていてとても緊張感が無くて
 のんびりした訓練でした。

 むう。

 訓練って、もっとぴりぴりした
 肌が切れるような緊張感が漂うものだと考えていました。

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