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市民が2500円も払ってるのに政治家は無料でいいのか? [税金のムダづかい]

(2008年7月2日(水)の活動日記)

● 市民が2500円も払ってるのに政治家は無料でいいのか?

 横須賀の真夏の一大イベントといえば
 『開国花火大会』です。
 (http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/cocoyoko/event/kaikoku_fes/index.html

03fireworks.jpg

 この花火大会に、

 2003年から横須賀新港埠頭などの花火が観やすい場所に
 『市民協賛席』という2500円(ワンドリンク付き)の
 有料席が3800席、作られました。

 (http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/hotline/tpx/t100026366.html
  2003年当初は2000円でドリンクなしでした)

 これは、

 ・観やすい場所で座ってご覧いただきたいこと

 ・有料とさせていただいて少しでも収入を増やして費用に充てること

 という2つの目的を満たす、ナイスアイディアでした。

 (今年もすでにチケットぴあ・JTB横須賀支店・
  近畿日本ツーリスト横須賀支店で発売中です)


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 しかし、毎年この時期になると
 市議会議員宛に
 無料の『招待券』が2枚ペアで送られてくるのです。

 これを見るたびにフジノは
 すごくイヤな気持ちになっていました。

 元映画会社の社員で興行部にいた人間として
 フジノにとって招待券(無料)ほど、イヤなものはありません。

 何故なら、それは無料であって、収入ゼロなのです。

 あくまでも株主さまの優待券ですとか
 マスメディアに記事や番組でとりあげてもらう為ならば
 しかたがありません。

 けれども、本来は無料の招待券は作るべきではありません。

 有料でお金を支払ってくださるお客さまがいる一方で
 無料で同じように席に座れるなんて、
 おかしいと思いませんか?

 だから、花火大会のこの特等席の無料招待券が送られてくると
 毎年フジノは破って捨てていました。

 1度もこの無料招待券を使ったことはありません。

 毎年、開国花火大会には行ってますが
 平成町のうみかぜ公園やベースの中だとか
 文化会館の上の中央公園から、自分で場所をとって観ています。

 もちろん今年も自分で場所とりして花火を観ます。

 これまで、500席も無料席が設けられてきました。

 つまり、横須賀市は毎年125万円もロスしてきたのです。

 本当に3800席を完売したならば
 950万円の収入になります。

 そして、この950万円は
 もちろん花火大会の費用に充てることができます。

 花火大会の費用は、もちろん市民のみなさんの税金から出ています。

 (下の画像は、今年度の予算書です)
03budget.jpg

 花火大会と開国ダンシングで、
 6990万円の税金を使っています。

 (これには開国祭担当の非常勤職員などの給与は入っていません)

 観光事業は重要ですが、市の財政とのかねあいで考えれば
 新たな収入として有料チケットを運営費用に少しでも多く回すことも
 大切です。

 それが、無料招待券があるせいで
 毎年125万円も損をしてきたのです。

 この協賛席はとても市民のみなさまに好評で
 毎年、7月20日頃には完売してしまいます。

 それなのに政治家をはじめとする一部の人々たちだけは
 無料で招待されてきたのです。

 これはおかしいですよね?

 それが今年から一部、改められました。

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 下のハガキをご覧下さい。

 経済部観光課(観光協会)からフジノ宛に送られてきたものです。

30fireworks1.jpg

 今まで無料でOKだったものを
 急に招待券をゼロにする訳にはいかないとのことで

 まずは「招待券がいるか」「いらないか」の
 事前確認制が導入されました。

 往復ハガキで招待券の希望を確認する方式になりました。

30fireworks2.jpg

 経済部、エライ。よくこのカットに踏み込んでくれました。

 でも、もっとスピードアップして大丈夫ですよ!
 今年から「招待席は廃止いたします」でOKだったんです。

 こんな確認の往復ハガキを
 約200ヶ所に送っている税金2万円がもったいないです。

 開国花火大会の開催によって大きな音が出ますから、
 ご迷惑をおかけしている地域の方々に
 招待券を配るのは、まあ、アリなのかもしれません。

 あるいは、花火大会の運営に協力していただいている
 いくつかの団体に
 じゃっかん配布するのはアリかもしれません。

 しかし、少なくとも市議会議員にはゼロで当然です。

 この財政難の中、1円でも多く収入が横須賀市は欲しいんです。
 政治家がこういうのを拒否するのは当然の態度だと思います。

 誰も文句を言う市議会議員はいないと思います。

 だって、市民の方々はチケット代を2500円払ってるんです。

 それなのに政治家だけペアで5000円分をタダでご招待、
 なんて絶対におかしいですから。

 今年はもうこの事前確認の為に
 往復ハガキを送ってしまいましたからしかたないですが

 経済部長、来年からはもう招待席は
 可能な限りゼロにしてください。

 そして、125万円の収入を運営費用に充てて、
 少しでも税金の持ち出しを減らして下さい。

 市民のみなさまは、その対応を批判する人はいないはずです。
 何故なら、市民のみなさまは有料でチケットを買っているからです。

 経済部、ナイス改革ですよ!

 こういうことの積み重ねによって
 必ずコスト意識が変わっていきますから。

 『受益者負担の原則』(利益を受ける人は
 それに見合った支払いをするべき)の観点からも

 『税金以外にも新しい収入源を増やしていく』という観点からも

 今の方向性は絶対に正しいですから。

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