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メンタルヘルスリテラシー教育、実践の現場へ [精神保健医療福祉]

(2010年3月23日(火)の活動日記その1)

● メンタルヘルスリテラシー教育、実践の現場へ

 今日は朝から東京都内の中学校を訪れて
 中学2年生を対象にした『メンタルヘルス・リテラシー教育』プログラムを
 生徒たちに実際に行なっている場を見学させていただきました。

 (メンタルヘルス・リテラシー教育とは
  http://www.hide-fujino.com/diary.htm#100309-2

 この中学校には数年前からプログラムが導入されており、
 今回受講した中学2年生たち(約50人)は、
 すでに中学1年生の時にも
 このプログラムを受講しています。

 2コマの授業時間を使って授業がすすめられました。
 講師は、篁先生(東京医療保健大学)と李さんのコンビです。

 生徒たちは今まさに『思春期』のまっただなかにいること、
 そもそもストレスとはどんなものか、
 ストレスとどのように向き合っていくのか、
 困った時にはどんなところにサポートを求めるのか、などなど

 大切で基本的なこと、それにも関わらず、
 実はあまり知られていないことについてのお話がありました。

23mentalhealthliteracy.jpg

 1年生向けの内容に比べると、
 2年生向けの内容はグレードアップしているそうです。

 (3年生向けにはさらにロールプレイも入るようです)

 今日はフジノの他にも一緒に見学をした方々が3名いらしたのですが
 すでに全学年の見学をした方もいらっしゃって

 その方によると、

 「学年ごとでプログラムを受講している雰囲気が全く違う」

 とのことでした。

 このメンタルヘルスリテラシー教育プログラムは
 基本的に5回で1セットなのですが

 同じ学年でも何月の実施なのかで
 だいぶ生徒たちの雰囲気も違ってきますよね。

 やはり中学3年生の後半になれば
 関心の多くを受験と進学にまつわる期待と不安が占めてきて、
 このプログラムにもぐっと関心をもって受講するようです。

 かたや中学1年生の入学直後の時期では
 まだまだ小学校気分も残っている感じだそうです。

 フジノも早く全学年を見学したいなあと思いました。

 今年は可能な限り多くの学校現場を見学させていただく予定です。

 すでに何年間も導入している学校であっても
 本音ベースでは先生方がどんな風に受け止めているかなど
 貴重な意見が聞けました。

 横須賀での導入を目指しているフジノですが
 今のこの方法だけが『唯一の手段』みたいには捉えていません。

 他にもこうしたプログラムを実施している活動がありますので

 (例えば、下の記事をご参照下さい。
  東京学芸大学と日本イーライリリー社の共同開発したものですね)

 それらも含めてしっかりと勉強して、
 より良いものをこどもたちに提供できるようにしていきたいです。



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 下の記事にあるCD-Rを日本イーライリリー社に提供して頂けないか
 現在、お願いをしているところです。

 本来、教育関係者のみへの提供ですからどうなるかなあ。


 (2010年3月21日・朝日新聞・朝刊より)
21asahi.jpg

 この記事を書いてくれたのって、あの上野創さんですね。
 うれしいです。

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