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恒久的な議員ボーナスカットに賛成する討論をしました。 [本会議]

(2009年11月27日(金)の活動日記その2)

● 本会議での討論(午前中の分)

 市議会議員は、提案された議案の採決を行なう前に
 自らの立場が「賛成」なのか「反対」なのかを表明すると共に
 自分の側につく人間(例えば賛同者)を増やす為に演説をすることができます。

 それを「討論」と議会用語で呼んでいます。

 フジノは今日の本会議で2回(午前と午後)、
 討論を行ないました。その原稿を掲載します。

 まず、フジノも提案者の1人になった
 議員提出議案の第3号への賛成討論です。

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 藤野英明です。

 議員提出議案第3号に賛成の立場から討論を行います。

27fujino1.jpg

 僕がこの議案に賛成する理由は複数にわたり、
 すでに井坂議員からも提案理由の説明において
 議員提出議案3号のポイントが示されていますので

 僕からはここではあえて1点に絞りたいと思います。

 それは、「政治家が率先して痛みを示すことの重要性」です。

 日本全体において経済が低成長となり、
 今後も人口は減少していき、
 少子化・超高齢社会へとすでに入っています。

 このような経済・社会状況下では、
 これまでのような行政サービスを続けていくことは
 現実的に不可能となります。

 必然的に市民のみなさまにも
 多くの痛みを引き受けて頂かざるを得ないことも
 これから多々あるでしょう。

 そうした痛みを市民のみなさまにご理解して頂き
 引き受けていただくには

 まず何よりも政治家が率先して
 自らが痛みを引き受ける必要があるのだ

 と僕は確信しております。

27fujino2.jpg

 今回同時に提案されている議員提出議案第2号では
 (議会の多数派が出した提案。ボーナスカットは12月分だけ)

 提出の前提として、
 平成22年度の期末手当については改めて協議することが
 議会運営委員会で確認されてはおります。

 しかし、これでは分かりにくいのです。
 「元に戻ってしまうのではないか」との懸念もわいてしまいます。

 市民のみなさまに対して分かりやすく、かつ
 共に汗をかいていただく市職員のみなさまにも
 よりご理解いただけるのは議案3号だと信じております。

 政治家が率先して痛みを示すこと、
 これが最も大切だと信じています。

 どうか先輩同僚議員のみなさまにおかれましては
 議案3号にご賛成いただきますようよろしくお願い申し上げます。

27fujino3.jpg

 以上をもちまして、僕の賛成討論を終わります。
 ありがとうございました。

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 フジノの討論もむなしく
 議会の多数派はフジノと逆の結論を出しました。

 フジノたちは、半・恒久的にボーナスカットを提案しました。
 しかし、それは否決されてしまいました。

 そして、市議会の多数派の提案どおりに決まり、
 市議会議員のボーナスカットは、12月支給分だけとなります。

 民間企業が過去最大のボーナスダウン幅を示しているのに
 どうして市議会だけがこんな状態が許されるのか、理解できません。

 市議会が本当に「市民のリーダー」ならば率先垂範して
 自ら身を削る姿を見せるべきです。

 こんな当たり前の議論が通らないとは、
 本当に情けなく、残念です。

 僕たちの議案に賛成したのは、

 ・井坂しんや議員

 ・大村洋子議員

 ・瀧川ふみえ議員

 ・根岸かずこ議員

 ・浜野まさひろ議員

 ・フジノ

 だけでした。

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