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教育職員の手当カットに反対しました [教育]

(2009年3月17日(火)の活動日記その1)

● 教育職員の手当カットに反対しました

 本日の教育経済常任委員会では、
 2週間にわたって審議してきた
 来年度予算案と関連の議案についての採決を行いました。

 賛成か反対かを決定する前に
 それぞれの立場から『討論』という演説をすることができます。

 フジノは、議案47号に反対する討論を
 以下のように行ないました。

17document.jpg

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 <反対討論>

 議案第47号

 「市立学校および市立幼稚園の教育職員ならびに
  市立中学校の任期つき教育職員の給与などに関する
  条例中改正について」

 に、反対の立場から討論を行ないます。

 反対の理由は、この議案は表面的には
 部活動指導に熱心な教職員の方々の努力に対して
 手当を厚くするようにうたっていながらも、
 実際は、教職員全体の給与の総額を抑制する目的だからです。

 議案第47号中の改正点は2つあり、

 第1に、これまで日額2100円だった部活動手当を
 6400円に増額することと、

 第2に、月額2万200円だった義務教育等教員特別手当を
 1万5900円に減らすこと、です。

 昨年6月議会に、本市全体の職員給与をカットする
 という議案が提出された時、

 僕はこの教育経済常任委員会にて質疑を行なうと共に
 それに先立ち、現場の先生方にその想いをうかがいました。

 多くの現場の先生方は、毎日の業務が複雑多様化し、
 毎日すさまじい量の仕事に追われながらも
 こどもたちや保護者の方々に寄り添う為に
 自らのプライベートをも犠牲にしながら働いていました。

 そして、ほとんどの先生方が

 「自分たちが働くモチベーションはお給料の金額とは関係がなく、
  それが高かろうが安かろうが
  こどもたちの健やかな成長こそが最大の報酬だ」

 と、お答えになりました。

 激務の中でもこうした先生方の熱意をうかがうにつけても
 政治家としてむしろ僕が考えた結論は逆であって、

 毎日の激務に追われる教職員の方々の熱意を
 せめて給与や待遇面において
 政治・行政がしっかりとサポートしなければ
 熱心な先生方が燃え尽きていくことを加速してしまう、
 ということでした。

 熱心な教職員の方々を積極的に支えるには、
 むしろ当然の対価を政治・行政が保障していくべきです。

 したがって、こうした立場に立つ僕としては
 今回の議案では、こどもたちの部活動指導に熱心な方への
 手当がじゃっかん上乗せになるとは言えども、

 全体で見れば、教職員の方々の待遇が
 現在よりも総額では下がることになる今回の議案には反対です。

 以上をもちまして、反対討論とします。

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