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07年の横須賀市の自殺犠牲者数と年齢別データ/どうか相談してください [自殺予防対策]

2008年12月28日(日)の活動日記その2)

● 悲しみに満ちた事実/2007年の横須賀市の自殺で亡くなった方々

 毎年12月になると、横須賀市が『衛生年報』を発表します。

 フジノはたぶん横須賀市議会議員43名の中で
 誰よりもこの報告が出るのを毎年待っています。

29annualreport.jpg

 何故なら、『衛生年報』には
 このまちで昨年どれだけの方が自殺によって亡くなったか
 正確に分かるからです。

 悲しみに満ちた事実が、発表されている訳です。

 毎年12月になると、

 「どうか自殺に追い込まれた方が減っていてほしい」

 と、祈りながら報告を読みます。

 昨年2007年に亡くなった方々の数は、
 男性74名、女性20名、合計94名でした。

29casualities.jpg

 昨年より9名減ったものの、
 それでも横須賀市民の死因ではワースト7位です。
 とても多い数に、本当に悲しみを感じます。

 ワースト1位はガン、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、
 4位は肺炎、5位が不慮の事故、6位が老衰です。

 公衆衛生の観点に立つと、
 自殺はまだまだ正確な数が統計にのっているとは考えません。

 不慮の事故としてカウントされている多くが
 自殺ではないかと疑われています。

 そうすると、不慮の事故による死亡は142名ですから
 合計すれば今年は200名以上の方が
 自殺に追い込まれた末に亡くなった可能性があります。

 とても残念でたまりません。

 もう1つ、市民のみなさまに知っていただきたい統計があります。

 『年齢別』の自殺によって亡くなった方々の統計です。

29age.jpg

 2007年は、『65~69才』が圧倒的に多く、
 続いて『55~59才』も非常に多かったです。

 どちらの年代もほとんどが男性です。

 定年退職直後の男性と、定年をまぢかに控えた男性が
 本当に多く亡くなっている事実をどうか知っていて下さい。

 自殺には明らかに性別による数の差があります。
 特に、中高年の男性の自殺がものすごく多いのです。

 あなたのお父さん・夫を見ていて、

 「最近なんだかテレビや新聞をみなくなったなあ」

 「どうもあんまり眠れていないみたいだな」

 と感じたら、それはとても『重要なサイン』です。
 どうか見逃さないでください。

 その時は、こちらにぜひご相談してくださいませんか。

  横須賀市・保健所の『精神保健福祉班』   046(822)4336

 年末年始は保健所がお休みなので
 こちらにぜひご相談ください。

  横須賀こころの電話   046(830)5407 平日17~24時、土日祝日9時~24時

 自殺予防対策を行なうために僕は政治家になりました。
 年末年始もみなさまがもしもつらいことやのりきれないことがあれば、
 フジノもお話を聴かせていただきます。

  フジノPHS   070(6401)2832

 どんなつらいことや苦しみも
 1人きりで抱え込まないでください。

 横須賀市は自殺予防対策に取り組んできました。
 どんな苦しみや困難も必ずみんなで解決することができます。

 死ななければならないほどの問題は、
 実は、ありません。

 多重債務に追い込まれていたとしても、
 職場での過労に苦しんでいるとしても、
 あらゆる苦しみや困難は、解決することができます。

 どうかひとりきりでは苦しまないで下さい。
 僕たちにその苦しみをわけて下さい。
 必ずみんなで解決策を見つけ出します。

 年末年始の世の中が華やかな雰囲気にある日々は、
 孤独感や孤立感がとても高まります。

 でも、あなたは一人じゃないですよ。

 僕は年末年始もいつもどおり働いていますからね。

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