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市長へ一般質問しました/現実の重みに負けてはいけない! [本会議]

(2009年9月16日(水)の活動日記その1)

● 市長へ一般質問しました/現実の重みに負けてはいけない!

 本会議(4日目)の今日、フジノは市長へ一般質問をしました。
 朝いちばんのトップバッターです。

 (質問の全文はこちらです)

 さて、肝心の質疑応答ですが...。

 下の画像のフジノの表情を見ていただければ
 お分かりいただけるのではないでしょうか。

 先日の教育経済常任委員会に続いて
 フジノは『マジ切れモード』の顔になってしまっています。
          ↓
16fujino5.jpg

 吉田市長の任期であるこの先4年間で
 『ハコモノ3兄弟』の運営費用は約60億円もかかります。

 このまちの財政再建を果たす為には
 絶対に『ハコモノ3兄弟』の赤字を減らさねばいけない。

 それなのに、吉田市長の答弁では
 全く満足できませんでした。

 具体的な削減額どころか、そもそも抜本的な見直しが
 実現できるという感触が伝わってきませんでした。

 市民のみなさまに60億円もの損失を与えてしまうことを
 もしも止められないというのであれば、
 吉田市長は経営者失格ではないのでしょうか。

 ハコモノとの闘いこそ、改革の同志としての
 吉田市長とフジノの『闘いのスタート地点』だったはずです。

 また、特別養護老人ホームの待機者を減らす問題についても
 答弁を聞いている限りでは、不可能なのではないかと感じました。

 「それは本当に吉田雄人の生の言葉なのか?」

 と、首をかしげたくなることが
 今日は多かったです。

 これらの問題は、これからもずっとチェックしつづけていきます。


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 それにしても...。

 けさの神奈川新聞の社説は『横須賀の進路は見えず』のタイトルで
 吉田市長の就任2ヶ月間に対して
 非常に厳しく批判的な内容が書かれていました。

16kanagawa.jpg

 しかし、この社説に、フジノも全く同感です。

 いったいどうしてしまったんだ、雄人。

 フジノの全身全霊をかけて応援した
 あの日々の吉田雄人とは変わってしまったのか。

 現実の重みに負けてなんかいけない。

 僕たちは、市民のみなさまに希望を感じていただけるまちへと
 このまちを生まれ変わらせるはずだったじゃないか。

 肩書きが変わったとしても、想いは変わっていないはず。
 雄人、もう1度、改革の原点に戻ってくれ。

 必ず、やればできる。

 改革をあきらめないで、現実を変えていこう。
 希望が感じられるまちへと変えていこう。

 マニフェストを1つずつ実現していくことで
 このまちから絶望を1つずつ無くしていこう。

 必ず、やればできる。

共通テーマ:日記・雑感

明日、フジノは市長へ質問します!/9月議会・本会議 [本会議]

(2009年9月15日(火)の活動日記その2)

● 明日、フジノは市長へ質問します!/9月議会・本会議

 明日の本会議(2日目)において
 フジノは市長へ一般質問を行ないます。

 順番はトップバッター。朝10時からすぐにフジノの出番です。

 本会議で市長へ質問する為には
 あらかじめ議会に対して
 『発言通告書』を提出しなければいけないのですが

 こちらが、フジノが質問する内容を記した発言通告書です。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/16fujino.pdf

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 1.本市は来年度以降も知的障がいのある人を雇用すべきではないか

 (1)本市では今年5月から9月まで知的障がいのある方を雇用して、
  職場体験実習を行なったが、その成果をどのように総括しているか?

 (2)本市は来年度以降も知的障がいのある方々を
  雇用すべきではないか?

 (3)障がいの種別にとらわれず、
  精神障がい・発達障がい・高次脳機能障がいのある方々をはじめとする、
  障がいのある方々を積極的に雇用していくべきではないか?


 2.特別養護老人ホームの待機者の解消について

 (1)特別養護老人ホームに待機している方々の現状について

  ア.特別養護老人ホームへの入所を待機している方々の実数は、
    最新のデータでは何名か?

  イ.この待機者数のうち、重度の方々は何名か?

  ウ.最新のデータでの、平均待機期間は何年何カ月か?

  エ.質問ア~ウへの回答は、昨年第3回定例会で質疑をした際より
    増加しているか?

 (2)マニフェストで市民と契約した「待機者の減少」の実現可能性について

   マニフェストや選挙公報を読んだ多くの市民の方々は、
   その記述の在り方から、当然のこととして
   「特別養護老人ホームの増設や床数の増加」を期待したが、

  さきの本会議での答弁を聴く限り、
  市長にその意向は無いことが分かった。

  ア.マニフェストで市民と契約した
   「特別養護老人ホームの待機者を減らします」とは
   ①いつまでに、②どのように、③何名を減らすのか?

 イ.前市長の計画をただ踏襲するだけで本当に待機者を減少できるのか?

   蒲谷前市長が策定した第4期高齢者保健福祉計画では、
   3年後までに特別養護老人ホームを300床増設する目標を立てたが、

   9月9日の吉田市長の答弁によれば、
   これを踏襲するのみで新たに床数を増加させる見直しはしない、
   とのことだが、これで待機者を
   本当に減少させられると考えているのか?

 ウ.仮に第5期計画で増床が決まっても、
   市長任期内に実現しなければ、マニフェストに反するのではないか?

   今後新たに特別養護老人ホームを増床すべきか否かは、
   平成24年度にスタートする次期計画
   (=第5期計画)を策定する過程で判断するとのことである。

   しかし第5期計画が策定されるのは
   すでに吉田市長の任期3年目であり、

   特別養護老人ホームの建設には複数年を要することからも
   市長の任期中に増床が実現しない可能性が高いが、
   これではマニフェストに反するのではないか? 

 エ.市長の任期中ずっと待機させられた方々への
   説明責任をいかに果たすのか?

   マニフェストと選挙公報では「待機者を減少」をうたい、
   多くの市民の方々はそれを信じて投票したにも関わらず、

   吉田市長の任期中もずっと待機させられたままとなる
   可能性のあるご高齢の方々とそのご家族に対して、
   市長はどのような説明責任を果たすのか?


 3.芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の運営形態の見直しについて

   選挙前にはマスメディアの取材に対して
   「3施設とも売り払って身軽になるべきだ」
   (09年6月18日・毎日新聞・朝刊)と答えていた吉田候補だが、

   さきの本会議や教育経済常任委員会での答弁を聴く限り、
   市長就任後に明らかに方向転換し、
   「見直しはやめた」としか受け止められない。

 (1)4年間の任期の中で、
  吉田市長は本気で見直しを行なう意思はあるのか

  ア.芸術劇場とソレイユの丘の運営形態の見直しを
    部局へ「正式」に「指示」したのか?

    芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の「ハコモノ3兄弟」に対する
    先日の本会議での答弁で
    市長は見直しを「検討していきたいと思っている」と述べたが、

    教育経済常任委員会での質疑を通じて、
    美術館については部局に対して
    あくまでも「意向を述べた」に過ぎず、
    見直しの「正式」な「指示」を教育委員会に出していないことが
    判明した。

    しかも、3~5ヵ年のデータを収集した後で
    経営形態の見直しプロジェクトチームの設置を行なう、
    とのことだが、その時にはすでに市長の任期は終わっている。

    任期後の話をされても現実味はゼロであり、
    これでは市民への裏切りとしか受け止められず、
    大きく失望させられた。

    ハコモノ3兄弟の残り2つ、
    芸術劇場・ソレイユの丘については運営形態の見直しを
    部局へ「正式」に「指示」したのか?

    それとも美術館と同じく、ヒアリングの中で
    ただ部局に対して何の拘束力も無い「意向」を
    ただ述べただけなのか?

  イ.ソレイユの丘の「契約形態の見直し」を
   市長は本当に実現する気があるのか?

    ソレイユの丘の指定管理者である
    (株)横須賀ファームとの契約期間は平成27年まで続くが、
    市長の任期は平成25年までしかない。

    先日の本会議での答弁で市長は、
    「契約期間終了後の契約形態の見直しを検討したいと思う」と
    述べたが、任期終了後の契約まで見直しできるのか?

  ウ.契約形態の見直しを行なうのならば、
   ①いつから開始するのか?、また、
   ②見直した契約形態は社会情勢の変化の有無にかかわらず
   平成27年以降も有効なのか?

  エ.芸術劇場の「指定管理者の公募」を市長は本当に実現できるのか?

    芸術劇場の運営形態の見直し方法は
    「指定管理者を指名では無く公募すること」と市長は述べたが、

    今年の第1回定例会で指定管理者を指定する議案が
    可決されたばかりであり、
    平成26年まではこの指定管理者による
    管理が続いていく。

    一方、市長の任期は平成25年までだが、
    任期終了後も市長の意向が反映されるように
    条例改正などの手続きを任期中に行なうのか?

  オ.さきの定例会では、この問題に対して市長に
   「明確な今後の方針」の答弁を求めたにも関わらず、
   実際には部局に対して正式な指示さえ出していない
   「ただの意向」を答弁として発言したのは問題ではないか? 

  カ.さきの本会議での答弁を訂正して、
   見直しの「意向」ではなく
   早急に抜本的な見直しを「指示」すべきではないか?

   「ハコモノ3兄弟」は維持運営に毎年約15億円もコストを要するが、
   吉田市長が今すぐ運営形態の「抜本的な見直しを行わない」
   ということは

   「=4年間で市民に約60億円の損失を与えること」であり、
   ハコモノを建設した過去の市長と何ら変わらないのではないか。

   したがって、財政危機を改革すると誓った市長として、
   これらハコモノの運営形態の見直しを
   早急に実施すべきではないか?

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 本会議と教育経済常任委員会とで市長が異なる答弁を行なうから、
 (http://www.hide-fujino.com/diary.htm#090912

 貴重な本会議での質問のチャンスに
 あえてこんなことを質問せねばならず、残念でなりません。

 フジノは、もっと別のことをたくさん提案したいのです。

 それなのに、今の時点で
 早くもマニフェストが実現されない可能性が出てきているので
 こんなところで議論が足踏みをしているのです。

 吉田市長には、もっとしっかりと踏ん張ってほしいです。
 マニフェストとは、市民のみなさまとの契約です。

 守れないならば自ら潔く身を引くほどの
 大切な存在が『マニフェスト』です。

 もしもその覚悟が無いままに立候補をしてしまったのならば
 それは絶対に許されないことです。

 明日、その真意をうかがいたいと思います。

 フジノは朝10時から市長へトップバッターとして
 質問を行ないます。

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市長へ行なったフジノの質疑について [本会議]

(2009年9月9日(水)の活動日記その2)

● 市長へ行なったフジノの質疑について

 今日の本会議にて、フジノは市長へ質疑を行ないました。

 (その全文はこちらです)

 吉田雄人候補のマニフェストのキャッチフレーズが
 『脱・官僚宣言』だとするならば、

 今日のフジノの市長への質疑のキャッチフレーズは
 『脱・与党宣言』です。

 二元代表制(市長と市議会という2つの代表を持つ)である
 地方政府においては、与党も野党もありません。

 選挙で応援したからといって、無条件に市長の全てに賛成することなど
 政治家としてフジノは絶対にありえません。

 それを改めて、市議会という大切な公の場で
 市民のみなさま、市議会のみなさま、市役所のみなさまに対して
 宣言させていただきました。

 新しい時代の新しい政治には、
 しつこいまでの愚直さで民主主義を守るという想いが必要です。

 民主主義とは、議論をつうじて
 より良いゴールへを目指して歩んでいくものです。

 だからこそ、『脱・与党宣言』です。

 そして、実際にその後の市長へのフジノの質疑は
 徹底的に、いつもどおりに厳しく行ないました。

 「そんな答弁ならば、蒲谷市長と何も変わらないじゃないか!」

 といった言葉も、言わざるをえない場面もありました。

 フジノは歴代の市長に対していつも厳しく追及をしてきました。
 当然、吉田市長に対しても
 全く手加減するつもりはありません。

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 傍聴に来て下さった市民の方々から
 2種類の感想をお聞きしました。

 (1)フジノがそこまで雄人に厳しくやるなんて...
   (=ショックを感じた系)

 (2)フジノが質問して雄人が答弁する時代がついに来たのか
   (=時代の変化を率直に感じてくださった系)


 ショックを感じてしまった市民のみなさま、
 どうか今までの古い政治の常識を捨てていただけますよう
 こころからお願いいたします。

 フジノに与えられた使命は、『新しい横須賀』を実現することだけです。

 吉田雄人を守ることではありません。

 もしも雄人が『新しい横須賀』の実現を阻害するならば
 かねてから申し上げてきたとおり、
 雄人をひきずりおろすのもフジノの仕事です。

 フジノが守りたいのは個人ではなく、このまちです。
 このまちに暮らす人々の暮らしを守りたいのです。

 それが政治家としての使命です。

 どうかご理解ください。

 そして、新しい時代の訪れを感じて下さった市民の方々には、
 さらにお願いがあります。

 質問と、答弁と、それぞれの中身をじっくりと聴いて下さいませ。

 そして、それがあなたにとって本当に意味のあるものかを
 厳しくご判断していただきたいのです。

 もう就任から2ヶ月以上が経ちました。

 すでにフジノのこころでは
 吉田雄人が市長に当選したことへの喜びや感慨はありません。
 それはもうとっくの過去の出来事になっています。

 もはやフジノは、雄人を応援した勝手連ではなく、

 ただの1人の市長と、
 ただの1人の市議会議員でしかありません。

 市長と市議会の役目は、市民のみなさまに
 「ああ、本当にこのまちは変わった」と実感していただけるように
 希望を感じられるまちへと必死で働くことだけなのです。

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本日、フジノが質疑をします [本会議]

(2009年9月9日(水)の活動日記その1)

● 本日、フジノが質疑をします

 今日10時から本会議が開かれますが、
 フジノは3番目に市長へ質疑を行ないます。

 正確な時間帯はハッキリとは分らないのですが
 午前中の最後あたりか、
 午後の最初あたりでしょうか。

 全身全霊をこめて質疑をかわしたいと思います。

 傍聴にいらして下さる方々、インターネット中継で観て下さる方々、
 そして、42万人全ての市民のみなさまに恥じないように
 しっかりがんばります。

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明日の本会議での質問順序が決りました/質疑は2日間に決定! [本会議]

(2009年9月7日(月)の活動日記)

● 明日の本会議での質問順序が決りました/質疑は2日間に決定!

 今日は、議会運営委員会が行なわれました。
 議会のいろんなことを決める場です。

 そこで、明日行なわれる本会議での
 市長に対する質問の順序が決りました。

 さらに、当初は明日8日の1日だけを予定していた
 市長への質問日ですが、

 新市長になって初めての質疑ということで
 予備日の9日(水)も活用するということがあらかじめ決りました。

 順番と発言内容は次のとおりです。

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 <9月8日(火)第1日目>

 1.新政会(発言者・丸山明彦議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07sinseikai.pdf

 2.公明党(発言者・板橋衛議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07koumeitou.pdf

 3.研政よこすか市民連合(発言者・山本文夫議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07kenseiren.pdf

 4.自由民主党(発言者・高橋敏明議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07jimin.pdf



 <9月9日(水)第2日目>

 1.ニューウイング横須賀(発言者・上地克明議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07nwy.pdf

 2.日本共産党(発言者・井坂新哉議員):質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/pdf/2009/sep/07jcp.pdf
 
 3.フジノ:質問内容はこちら
   (http://www.hide-fujino.com/diary.htm#090904

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 歴代の市長への質疑においては
 わざわざ予備日が使われる事態はあまり無かったので、

 新しい市長の誕生によって、
 さっそく市議会が活性化してきた感じがして、とてもうれしいです。

 という訳で、

 フジノが吉田市長へ質疑を行なうのは
 9日(水)になりました。

 時間は、午前中の最後(時間未定)か、
 午後の最初13時からのどちらかになりそうです。

 (市議会控え室のフジノスペースにて)
07fujino.jpg

 前回の6月議会では、蒲谷前市長の最後を勤めたのがフジノでした。

 今回の9月議会でも、新市長の所信表明に対して
 質問者の最後になったのはフジノでした。

 最後ともなると、
 前までの質問者と多くの質問が重なるのですが
 それまでの答弁をもとにしながら、しっかりと質疑を行ないたいと思います。

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フジノが行なう質疑の内容です/発言通告書 [本会議]

(2009年9月4日(金)の活動日記その1)

● 吉田市長へフジノが行なう質疑の内容です/発言通告書

 8日の本会議で市長に対して質疑を行なうためには
 けさの10時までにあらかじめ
 議会事務局へ
 『発言通告書』を出さねばいけません。

 この数日間やたらに忙しかったフジノはなんとか徹夜の末に
 発言通告書と原稿の下書きを提出することができました。

 フジノが出した発言通告書(=質問の内容)は
 下の通りです。

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 『件名および発言の要旨』

 1.就任2ヶ月間の市長に対して
  市民から起こった批判への、市長の「言い訳」に関連して

 (1)市民が「吉田市長に望んでいること」と、
  市長ご自身の「市民から期待されていること」の「認識」との
  「ズレ」について

 ア.吉田市長に求められているのは
  「スピード感」をもって行動することではないのか

 吉田市長の就任1ヵ月が経過した頃から、
 多数の市民の方々から

 「新市長は何をしているのか」
 「市長が変わったのに何も変わらないではないか」との批判があった。
 同時期に新聞報道でも同趣旨の批判が成された。

 それらに対して市長は所信表明の中で

 「マニフェストに向かって早く行動せよ、
  といった市民のお叱りの言葉も耳にしている訳ですが、
  私にとっては今後大きく羽ばたく為の必要不可欠な助走期間です」

 と述べたが、市民のみなさまはこんな「言い訳」を求めていない。

 吉田市長には市議会議員としてすでに
 「助走期間」が6年間もあったはず。

 むしろ「期待に添えず申し訳ない」といった
 率直な言葉の方が吉田市長らしかったのではなかったか。

 同時に、市長は自らがどのように市民に求められているか
 という認識が実際の市民の想いとズレがある。

 若き新市長に対して市民のみなさまは
 「慎重に行動して百点満点の結果を出せ」とは望んでいない。

 不安定かもしれないが希望のある未来へのチェンジに向けて、
 「スピード感」をもって行動することこそ
 市長は求められているのではないか。


 イ.式典への来賓出席や形式的に会議の冒頭だけの挨拶などへの出席に
  市長は時間を割くべきではなく、「マニフェストの実現」にこそ
  全力を傾けるべきではないのか

 この2ヶ月間の市長動向を見ると、
 来賓としての式典出席などに忙殺されている様子がうかがえるが、

 市民のみなさまは「マニフェストの実現」によって
 「希望を感じられる未来を共に創りだすこと」を望んで
 吉田雄人候補に投票したのであって、

 「式典への出席」などを大多数の市民は求めていない事実を
 市長は自覚すべきである。

 この2ヶ月間だけでなく今後も吉田市長の任期においては、
 あらゆる式典や行事への来賓出席や、
 各種会議で冒頭挨拶だけの形式的な出席なども含めて、

 本当に市長の出席が必要不可欠なのかを改めて精査して、
 副市長や部局長に代理出席を積極的に行なわせ、
 市長自身は何よりも今は
 マニフェスト実現=政策の実現にこそ全力を傾けるべきではないのか。


 ウ.市長は徹底して全ての情報を公開し、
  積極的にあらゆるメディアを使って自らの想いや行動の全てを
  市民のみなさまへ届くように発信していくべきではないか

 もしも市長がこの2ヶ月間について、
 ヒアリングの過程も含めてその行動や想いの全てを
 きちんと市民のみなさまに情報公開・発信していれば、
 市民の失望感はもっと低かったはずである。

 市議時代には常に街頭に立ち市民と共に居たはずの吉田雄人が
 市長になった途端に「姿が全く見えなくなったこと」に対して、
 市民のみなさまが大きな不安を感じたことを
 市長は理解すべきである。

 したがって、市議時代以上に、
 市長は今何を考えていてどのような行動をとっているのかを
 常にあらゆるメディアを駆使して
 市民のみなさまに届くように
 発信し続けていくべきではないか。


 2.マニフェストの「完全なる実現」に向けて

 (1)マニフェストの進捗管理は「毎年」行なうべきだが、
  「自己評価」だけでなく、外部の「第三者評価」を受けるべきではないか

 現在の日本政治において、
 選挙で信託を受けたマニフェストの実現を担保する方法は、

 予算への反映と共に、
 確かに市長が言及したように実施計画などの行政計画に
 マニフェストを落とし込んでいくことである。
 これは必ず実施していかねばならない。

 しかし、「進捗管理」について市長は
 「マニフェストに記載した具体的な事業についても、
  実施計画に盛り込む形で進捗管理を行なってまいりたい」と言及しているが、
 「実施計画の進捗管理」だけでは足りない。

 あくまでも行政計画の進捗管理は
 「行政」の責任において行なう進捗管理に過ぎない。

 選挙の際に候補者として市民と契約した「マニフェスト原案自体」は
 「市長本人」が4年間ずっと説明責任を負うものであり、
 マニフェストの進捗管理そのものも必ず行なわねばならない。

 したがって、「毎年度」にわたりマニフェストは「自己評価」し、
 かつ「外部の第三者による客観的な評価」を受けるべきではないか。


 (2)マニフェストで「ゼロ予算で実現可能」とした施策は、
  市職員に過大な負担がかかりすぎないよう対応すべきではないか

 マニフェストで
 「ゼロ予算で実現可能(人件費を除きます)」とした施策が多数あるが、
 市の施策が本当にゼロ予算で実行できることは無く、

 現実的には
 「=市職員の業務量が増加すること」を意味している。

 すでに行政改革によって市職員数が大きく削減されている中で、
 市職員の疲弊感が大きいことも
 しっかりと認識していただきたい。

 コストカットだけに力を入れて
 市職員に過大な負担がかかりすぎないよう、
 必要な人員の確保などはしっかり行なうべきだと考えるが、いかがか。


 (3)マニフェスト実現の為にも、
  意欲ある若手職員を年功序列にとらわれず抜擢するなどの
  人事政策を積極的に行なうべきではないか


 (4)マニフェスト推進の為に「本物の現場」を
  毎週市長みずから足を運んで必ず見るべきではないか

 ア.吉田市長は「現場主義」を言及されているが、
  少なくともぜひ毎週1回は現場を訪れていただきたいが、いかがか。

 特に、高齢化が急速に進む市営住宅に独りで暮らす
 単身高齢者の方の姿、重度の障がいのある方々の作業所、
 介護職員がたった1人きりで夜勤をして
 多数の高齢者を担当している特別養護老人ホーム、
 ひとり親のご家庭で深夜まで独りで過ごすこどもの姿など、

 今までの市長が絶対に行かなかったような
 市内各所の現実の姿をしっかりと見ていただきたいが、いかがか。


 イ.視察の際には、訪問先が市長に失礼の無いようにと
  あらかじめお膳立てされた視察ではほとんど意味が無いので、
  抜き打ちで現場を訪れるなど
  「本物の現場」を見ていただきたいが、いかがか。


 3.財政危機の原因の1つである
  ハコモノの今後の在り方に対する方針を述べるべきではないか

 (1)芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の
  今後に対する方針を述べるべきではないか

 本市の財政状況に対して市長は
 「他都市のように「財政危機宣言」を出しても
  おかしくないような状況です」と言及したが、

 芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の「ハコモノ3兄弟」こそ
 本市の財政危機の元凶の1つであり、

 我々が市議として2003年に初当選を果たして以来の
 改革のスタートであったはず。

 マニフェストには記さなかったが
 市長選挙においてもまた当選後のメディア対応においても、
 繰り返しこの問題を市長は言及してきた。

 それにも関わらず、所信表明において
 こうしたハコモノの今後の方針について全く市長が言及しなかったことは、
 市民感覚から全く理解できない。

 現時点での吉田市長のお考えを明確に述べるべきではないか。


 4.基地に対するスタンスに対して

 (1)基地に対するスタンスは「可能な限りの米軍基地の返還」を
  方針として堅持していくと市長は言及したが、
  1989年に本市が宣言した「核兵器廃絶・平和都市宣言」も
  しっかりと堅持し、政府へ本市の市是を主張していくべきではないか。

 市長は「基本構想、基本計画の「可能な限りの米軍基地の返還」
 という方針を堅持」して自らが先頭に立って
 基地に起因する様々な課題について取り組んでいくと言及したが、

 同時に、本市が1989年に宣言した
 「核兵器廃絶・平和都市宣言」も堅持していくべきではないか。

 現在、アメリカと日本国政府とが交わした
 密約の存在が明らかになりつつあり、

 核兵器を搭載した米軍艦船が
 過去に日本の領海を通過・寄港していた可能性が強い。

 わが国の国是である
 「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」の中で
 「持ち込ませず」は特に本市の市民の安全に深く関わっており、
 真実が隠されたまま、
 本市への核兵器持ち込みによって
 市民の安全が脅かされてきた可能性が極めて高いと言える。

 市長はマニフェストにおいて「基地周辺の安全・安心」を
 積極的に国・県に対して要請していくと記しているが、

 すでに本市は「核兵器廃絶・平和都市宣言」を
 行なっている歴史的経緯も併せて、

 政府に対して非核三原則の堅持を強く申し入れるべきではないか。


 5.自殺に対する認識について

 (1)自殺の原因に対する吉田市長の認識について

 市長は本市の自殺問題に対して
 「年間100人もの方が、どうしようもなくみずから死を選び」と言及したが、

 すでに自殺対策基本法、自殺総合対策大綱においても
 「自殺は追い込まれた末の死」であると明記されている。

 自殺とは「社会的な複合的な要因によって追い込まれた末」の死であって
 「本人の意思による選択」ではありえない。

 マニフェストで「いのちを大切にするまち横須賀の実現」を掲げた
 吉田市長には、この際、自殺の原因に対する認識を
 ぜひ改めていただきたいが、いかがか。


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 以上です。

 20分の制限時間におさめるべく
 原稿の下書きを推敲して完全版をつくらないといけません。

 まだまだがんばらないといけません。

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吉田市長、初めての所信表明/9月議会がスタートしました [本会議]

(2009年9月3日(木)の活動日記)

● 吉田市長、初めての所信表明/9月議会がスタートしました

 ついに9月議会がスタートしました。
 吉田雄人・新市長へ政権交代して、最初の議会です。

 今日は、14時から本会議が開催されて
 吉田市長による所信表明の演説のみが行なわれました。

 所信表明とは、新しい市長が自らの決意を語る
 大切な演説です。

 フジノはいつものように開始15分前に
 1人きりで本会議場に入りました。

 本会議場の入り口で、横須賀市旗と横須賀市議会旗に礼をして
 傍聴席へと礼をして、自席へと着席しました。

 前市長ならばこの時間帯には
 まだ市長席に市長が来ていないことも多かったのですが

 すでに雄人(吉田市長)は、市長席についていました。

 いつもの雄人とは違って、かなり緊張している様子が
 フジノの座席からも伝わってきました。

 もしかしたら別の緊急の案件を話し合っていたのかもしれませんが
 上田副市長が緊張をほぐす為に市長に話しかけてあげているようにも
 フジノには見えました。

 やがて14時になり、議長の号令で本会議がスタートしました。

 座席の指定や、9月議会の会期(日数ですね)を決めた後、
 ついに、市長の所信表明です。

 本来ならば、市長が挙手をして、
 それを議長が指名してあげて発言の許可が出るのですが

 雄人は緊張からか、
 挙手をすることはありませんでした。

 ともかく、雄人は壇上へあがりました。
 さっそくいくつかのヤジが飛びました。

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 所信表明は、吉田市長ご自身のブログに
 その全文が掲載されていますのでそちらをぜひご覧下さい。

04speech1.jpg

 所信表明では、

 まず吉田雄人という1人の人間がこの世界に生きてきて、
 何をどう考えているのかという大きな視点から、
 社会観・人間観が語られました。

 全議員宛に数日前に所信表明のゲラが渡されていて
 フジノも何十回もこのくだりを読んだのですが

 「全く同感です」のひとことです。

 やっと『同じ言葉を話す人間』が目の前に現れた、
 やっと新しい市長になってくれた、という想いでいっぱいです。

 時代は明らかに変化しているのに

 もはや通用しないのに
 過去の成功体験からしか物事を語ることができない人々が
 これまでは政治・行政にあふれていました。

 いや、今もあふれています。

 そんな中、

 ようやく『市長』という肩書きに
 『僕たちの世代』の
 『ふつうの言葉』を語る人間が就いたのです。

 彼こそ、『新しい横須賀』の象徴であり、
 僕たちに残された数少ない『希望』のシンボルなのです。

04speech2.jpg

 一方で、議会側からは雄人が語る言葉の1つ1つに対して、
 どうでもいいヤジが何度も飛びました。

 例えば、『出生率』という漢字を雄人は「しゅっせいりつ」と読みました。
 それに対して「しゅっしょうりつだろ!」とか。くだらないヤジです。

 けれども、そんな議会側のくだらないヤジを飛び越えて

 定員を超えて傍聴席に集まった市民の方々に
 雄人の想いは、確かに届いていました。

04speech3.jpg

 雄人の緊張は中盤まで続いて、
 いつものように演説をしながらの身振り手振りが出るのは
 後半にさしかかってからのことでした。

 フジノは、彼の言葉の1つ1つに大きくうなずきながら

 「大丈夫、お前の言っていることは正しいし、
  市民のみなさまには確実に届いているのだから」

 と、こころの中で雄人にメッセージを送り続けました。


● 絶望を直視しなければ『希望』への道のりは見えない

 雄人の所信表明は最後まで笑顔はありませんでした。

 加えて、所信表明の最後の最後まで
 雄人は、安易に明るい未来や夢物語は述べませんでした。

 それに対して

 「夢や希望を語れ!」

 と、ヤジが議員席から飛びました。

 でも、そのヤジは完全に『的外れ』です。

 このまちの今の現状のどこに『希望』があるのですか。
 目の前にはたくさんの『絶望』が転がっているのが見えないのですか。

04speech4.jpg

 この絶望をしっかりと直視していかねば、
 そしてその絶望の原因をしっかりと分析していかねば、
 希望への歩むべき道のりなんて、示すことはできないのです。

 雄人をはじめ、僕たちは『責任世代』のど真ん中にいます。

 安易な夢物語は語りません。

 厳しすぎるほどに現実を直視した上で、
 本当の『希望ある未来』への道をはいつくばりながらでも
 前へ前へと進んでいくのが僕たちの世代の仕事です。

 雄人の等身大の所信表明は、
 横須賀市議会の歴史に残る素晴らしいものだったと
 フジノは強く感じました。

 リアルであること、ウソがないこと、
 安易な夢物語が無いこと、だからこそ希望を感じたこと。

 これがフジノの感想です。


● 二元代表制の姿をお示ししたい、とフジノは願っています

 さて、市長選挙ではフジノは勝手連として
 吉田雄人候補を確かに応援しました。

 けれども、かつてのこの活動日記に書いたとおりで
 フジノが彼の横に立って応援をすることはもうありえません。

 何故なら、彼は市長=行政側であり、
 フジノは市議会議員=政治側であり

 もともと日本の民主主義制度では
 『二元代表制』といって、
 市長と市議会はお互いに対立しあうものなのです。

04ourVictory.jpg

 オール野党とか少数与党という言葉は間違っています。

 フジノも含めた市議会すべてが
 市長にとって全員が野党的立場なのは当たり前のことなのです。

 それが『二元代表制』という制度なのです。

 だから市議会や委員会の場において
 フジノが雄人を支える、応援する、といったことは
 絶対にありえません。

 雄人を支えるのは、副市長をはじめとする市役所のみなさまです。

 8日から始まる市長への質疑では
 フジノもどの市長に対するものとも同じように厳しく質疑をします。

 かつて選挙で雄人を応援したなんて
 誰も思わないくらいにフジノは厳しく質疑をしたいと考えています。

 それこそ、雄人も願っていることのはずです。

 二元代表制を本当の意味で実現すること、
 これが僕たちに与えられた次の宿題だと考えています。


● 大きな注目を集めた吉田市長のスタート

 いずれにしても、吉田市長による新しいスタートが切られました。

04ourVictory2.jpg

 傍聴席は満席を超えてしまい、別室が用意される状況となりました。

 マスメディアはテレビ局が2社、撮影に入ると共に
 記者クラブ各社は全て報道席にいました。

04massmedia.jpg

 これから『新しい横須賀』の実現が始まります。

 その道のりは厳しく険しいものですが
 立候補する前から、そんなことは最初から分かっていました。

 ただひたすらにまっすぐ進んでいくだけです。
 前へ、ただひたすら前へ。

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フジノから市長への最後の一般質問でした [本会議]

(2009年6月9日(火)の活動日記その5)

● フジノから市長への最後の一般質問でした

 今日は本会議でした。

 フジノは6年間1度も欠かしたことが無いのですが
 市議会定例会において必ず市長に対して質疑を行なってきました。

 (これは43人の市議会議員のうち、フジノただ1人きりです)

 今回は、蒲谷市政1期目4年間の
 最後の本会議です。

 その最後の本会議で5人の質問者が立ったのですが
 フジノはくじびきとはいえ、最後の5番目となりました。

 つまり、蒲谷市長に対する最後の質問者です。

 彼が市長選挙で落選してしまえば、
 まさに本当の意味でフジノが最後の質問者となります。

 基本的にフジノは、今の勝手連という立場はからめずに
 いつもどおりの姿勢で蒲谷市長に対して一般質問を行ないました。

 (質問の1回目の全文をすでに掲載しましたので、ご覧下さい)

 残念なことに今回の質疑においても(最後なのに!)
 蒲谷市長とはディベートにさえなりませんでした。

 市長からは(フジノだけでなくどの質問者に対しても)
 答弁のはじめに、「では回答します」との言葉しかありません。

 フジノはいつもどおり市長の答弁に対して
 「市長、ご答弁ありがとうございました」と述べるのですが

 今回はそれに加えて

 「こうした言葉はディベートの基本ですから、ということを
  あえて申し上げておきたいと思います」

 と、ひと言あえて申し添えました。

 もちろんフジノが念頭にあったのは、4月22日に
 雄人(吉田雄人議員)が発表した議会対応マニフェストの一節です。
 (http://www.hide-fujino.com/diary/2009/apr5.html#090423

 (→「ご質問ありがとうございます」の当たり前の一言を答弁に必ず盛り込みます)

 フジノもジョークっぽくその点については述べましたし
 本会議場からは、笑いが起こりました。


 しかし、肝心な質疑の本題についての答弁が
 2回目、3回目と繰り返される中で
 あまりにも「どうしようもない答弁」を蒲谷市長が繰り返すので

 ついに3回目の再質問でフジノはブチ切れて
 声を荒げてしまいました。

 「ひとり親家庭」へのサポートに対する質疑についてです。

 蒲谷市政の4年間に対する自己評価への答弁は
 延々とひたすらに答弁を長く語り続けるくせに

 (フジノは「沢田前市長=電子入札のように1つでいい」と
  述べたにも関わらず、蒲谷市長は「しぼりきれない」と延々と答弁しました)

 ひとり親家庭に対する支援に対しては
 4年間、市長が全く何もしてこなかったことに対する怒りが 
 爆発してしまいました。

 最後の最後まで蒲谷市長という方は
 しょせんは「官僚出身の市長」、しかも「三流の官僚」でした。

 フジノは国のキャリア(官僚)の方々とやりとりすることも多々ありますが
 立派な素晴らしい方もたくさんいらっしゃいます。

 蒲谷市長がたとえ官僚出身であるとしても
 そんな立派なキャリアの方々と一緒にするのは間違っています。

 蒲谷市長は地方自治体のリーダーとしても失格、
 41万人市民の代表としても失格、

 二元代表性の意義も理解していない、
 市議会に対する敬意も持っていない、

 こんな方を4年間も市長としていたこのまちが
 4年間にわたって停滞しまくっていたのも当然です。

 しっかり仕事をする期間が4年間もあったのに何も活動せずに
 選挙の直前になった今ごろ急にいくつもの成果を打ち出し始めました。

 こんなことは全て、4年間の人気のうちの
 「最初の1年でやればできたことばかり」です。

 本当に情けない。

 こんな人を再びわがまちがリーダーとして選ぶようなことがあれば、
 このまちに明るい未来は決してやってこない

 と、強く感じた本会議でのやりとりでした。

 今日のお昼以降になれば、市議会ホームページから
 インターネット録画中継が観られるようになりますから

 ぜひフジノが怒りまくった市長とのやりとりを
 直接にあなた自身の目でご覧下さいませ。

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市長への一般質問その4/蒲谷市政の4年間をどう自己評価しているか [本会議]

(2009年6月9日(水)の活動日記その4)

● 市長への一般質問その4/蒲谷市政の4年間をどう自己評価しているか

 動画で質問の様子をみることができます。
 市議会HPの日程平成21年6月9日をご覧下さい。
 (http://www.gikaitv.net/dvl-yokosuka/2.html

 フジノが市長に対して行なった一般質問(1回目)の
 第4問目を掲載します。

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 4.蒲谷市政の4年間に対する市長の自己評価はどのようなものか

 2005年の市長選挙において、当時候補者であった蒲谷市長は
 選挙公報に「元気な横須賀へ」のキャッチコピーと共に、
 このように記しています。

 『横須賀市は近年、「電子自治体」「国際海の手文化都市」「中核市」という
  高い全国評価を確立してきました。
  私はこれから少し視点を変え、地域経済の発展に心を注ぎ、
  市民の思いに光をあてていく「温もりある行政」をめざします。』

09fujino9.jpg

 本定例会をもって
 蒲谷市長の1期目の4年間は最後となりますが、

 自らの市政運営をふりかえって
 どのように評価しておられるのでしょうか。

 ぜひ率直な自己評価をお聞かせ下さい。

 (質問)
 (1)市長ご自身が「蒲谷市政の4年間で最大の成果」と
  考えていることは何でしょうか。

 (質問)
 (2)蒲谷市長が目指した「温もりのある行政」とは、
  この4年間に実施してきた取り組みの中で、
  具体的にどのような取り組みなどを指しているのでしょうか。

 (質問)
 (3)「希望」という理念の定義は
  人それぞれに異なるのを承知でうかがいますが、

  蒲谷市長は現在の横須賀市の政治・行政が、
  つまりこの4年間のあなたの市政運営が
  市民のみなさまに
  「希望」を示すことができているとお考えでしょうか。

 以上3点についてお答下さい。

09fujino10.jpg

 これで、僕の1回目の質問を終わります。



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市長への一般質問その3/ひとり親家庭への支援を早急に実行すべき! [本会議]

(2009年6月9日(火)の活動日記その3)

● 市長への一般質問その3/ひとり親家庭への支援を早急に実行すべき!

 動画で質問の様子をみることができます。
 市議会HPの日程平成21年6月9日をご覧下さい。
 (http://www.gikaitv.net/dvl-yokosuka/2.html

 フジノが市長に対して行なった一般質問(1回目)の
 第3問目を掲載します。

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 3.現下の厳しい経済社会状況において
  「ひとり親家庭」はさらに厳しい状況に追い込まれているが、
  2年間をかけて作成された「ひとり親家庭等自立支援報告書」で
  提言された支援策を、早急に実現する必要があるのではないか

 2008年から2年間もかけて開催された
 「ひとり親家庭等自立支援のあり方に関する検討会」が終了して、

 今年3月には「ひとり親家庭等自立支援報告書」が
 提出されました。

09fujino6.jpg

 かねてから僕は、本会議では市長に対して、
 委員会では部長・課長らに対して
 「ひとり親家庭」へのサポートの充実を訴えてきましたが

 そのたびに答弁では、
 「この検討会の推移を見守る」とか
 「報告書の完成を待つ」といった言葉が繰り返されてきました。

 しかし今、実際に報告書が出された以上は、
 そのような逃げの答弁は一切おやめいただきたいと思います。

 何故なら、現下の厳しい経済社会状況においては、
 「ひとり親家庭」が直面している困難は
 これまで以上に特に厳しさを増しているからです。

 市長はこの報告書に書かれた支援策を早急に実現すべきです。


 (1)提言された支援策を具体的にどのように実現していくのか。

 わずか32ページの報告書を2年間もかけて作成した訳ですが
 特にかなめである「新たな重点施策」のページを読めば読むほど
 あまりにも抽象的で具体策が全く記されていません。

 例えば、1年目に作成したソフト面の支援策として
 大きな項目として次の4つが掲げられています。

 (1)相談体制・情報提供機能の充実
 (2)各家庭の再生に即した子育て支援策の充実
 (3)就労支援の充実
 (4)自助グループ体制の充実

 さらに(1)には5つの小項目、(2)には3つの小項目、
 (3)には5つの小項目、
 (4)には2つの小項目が記されています。

 つまり、ソフト面には合計15の重点施策が記されている訳ですが、
 その文章の最後は

 「体制を考える必要があります」が3つ、
 「仕組みを考える必要があります」が4つ、
 「考えていく必要があります」が5つもあります。

 要するに15のうち12の重点施策が
 何も具体的な取り組みすら考えていないのが結論です。

 毎回全ての検討会を僕は傍聴してきましたが、
 この報告書を読むたびに
 2年間も何の為に検討会を行なってきたのか、情けなくなります。

 今後、この報告書に記されたソフト・ハード両面の
 ひとり親家庭への支援策を、
 実際にいつどのような取り組みとして予算化するのでしょうか。

 そもそもこの報告書を読んでも何がどう実現するのかすら、
 全く明確ではありません。

 報告書に記されていることの多くはすでに
 検討会を開催する以前から
 僕が市長に提案してきたことばかりです。

 それを検討会をタテにあえて先送りしてきたのですから
 実現の目途を市長が示せないのであれば
 こんな検討会はやるべきではなかった、
 これに費やした税金も全て無駄だったと断言せざるをえません。

 そこで市長にうかがいます。

09fujino7.jpg

 (質問)
 この報告書で提言された支援策を
 具体的にどのように実現していくのでしょうか。

 また、ソフト面における重点施策15項目と
 ハード面における重点施策14項目の合計29項目を
 それぞれ1つずつ、具体的な形でどのように実行していくのか

 今後の実現に向けたロードマップを作り、
 しっかりとその道筋を示すべきではないでしょうか。

 市長、お答えください。


 (2)老朽化が著しい母子生活支援施設を具体的に今後どのように対応していくのか。

 あらゆる困難から再スタートをはかる為に
 母子生活支援施設は不可欠の存在です。

 しかし、本市にある母子生活支援施設は昭和46年に建設され、
 約40年が過ぎた今では老朽化が進み、
 耐震基準にも問題があります。

 お母さんとこどもたちが暮らす居室はとても狭く、
 部屋にはお風呂もトイレも付いていません。

 それぞれ各階に共同使用として設置されて、
 例えばお風呂は1組30分までといったように自由がありません。

 警備の体制も万全とは決して言い難く、
 DV被害から逃れてきた方々の不安を
 完全には拭えない状況にあります。

 このままの母子生活支援施設ではいけないと
 僕は4年以上前から問題提起してきましたが、

 やはりこの報告書には
 何ら具体的な結論が示されていません。
 このような問題の先送りは、非常に問題です。

 そこで市長にうかがいます。

09fujino8.jpg

 (質問)
 ア.市長ご自身は、
  この母子生活支援施設を訪れたことはありますか。

 (質問)
 イ.もしも市長が自らこの施設を訪れたことがあるのでしたら
  様々な困難からお母さんとこどもたちが再スタートする場として、
  ハードの観点から見て、
  この施設の現状がふさわしい空間だと言えるのでしょうか。

 (質問)
 ウ.これは何年も繰り返してきた僕の主張ですが、
  耐震基準や老朽化の観点に立てば
  もはや建て替えをするか
  移転による新築などの対応が必要だと僕は考えていますが、
  市長はどのようにお考えでしょうか。

 以上3点についてお答下さい。

(つづく)

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