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NBC長崎放送『報道センターNBC』の特集に出ました [原子力空母・核の問題]

(2008年10月2日(木)の活動日記)

● NBC長崎放送『報道センターNBC』の特集に出ました

 原子力空母が入港する前日の9月24日。
 フジノはNBC長崎放送(TBS系列)の取材を受けていました。

 初めて横須賀に来た方でもすぐ分かる
 横須賀中央駅前のモアーズで
 記者の方と待ち合わせをしたのですが、すぐに場所を変えました。

 フジノの複数の友人は被曝3世ということもあり
 本当に幼い頃からヒロシマ・ナガサキには深い思い入れがありました。

 その長崎からわざわざ取材に来て下さったのですから
 政治家としてフジノが横須賀で最も大切にしている場所へと
 ご案内することにしました。

 原子力空母の母港化や住民投票条例案の採決の時などに
 悩んだり、迷った時に、
 いつも必ず足を運んできた大切な場所です。

 核兵器廃絶・非核都市宣言を行なった横須賀市が
 市民の募金と共に作った平和のモニュメントが設置されている
 横須賀中央公園です。
 (http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/town_photo/b/963.html

 東京湾が一望できるこの場所に、
 翌日25日には原子力空母がやってくるのです。

 平和を守りたいと願う
 全ての横須賀市民の代表である政治家として
 インタビューを受けるには最もふさわしい場所だと感じました。

 その取材を受けた番組が
 今日、放送されました。

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 番組のタイトルは、『報道センターNBC』です。
 夕方18時台のニュースです。

02nbc1.jpg

 特集『検証 原子力空母の安全性』として放送されました。

02nbc2.jpg

 横須賀にも入港している
 アメリカの原子力潜水艦ヒューストンは
 2年間にわたって放射能漏れ事故を起こし続けてきました。

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 発見されたアメリカ政府の機密文書には
 「原子力潜水艦から放射能を排出する」と日本政府に伝えていました。

02highrisk2.jpg

 さらに1963年の日本・アメリカ両政府の間で交わされた覚書には
 「基準を下回っていれば放射能を含んだ冷却水を
  例外的に放出できる」
 とまで記されていました。

02highrisk3.jpg

 どちらも、絶対にあってはならないことです。

 この機密文書の存在を知った佐世保市議会では
 激しく追及がなされました。

02highrisk4.jpg

 市議会で問われた市長も答弁はできず...。

02highrisk5.jpg

 外務省はいつものことながら
 何も根拠を示さないまま。

02highrisk6.jpg

 さらに、アメリカが安全だというから日本政府も安全だと信じる、
 という外交権を放棄した声明をいつもどおり発表しました。

02highrisk7.jpg

 そして、フジノの登場です。

 わずか1日しか違わないのに、9月24日のフジノは
 それでもこんなに平和な東京湾に原子力空母は来ないはずだと
 どこかで信じていたのでした。

02nbc6.jpg

 アメリカの民主主義を信じたいという気持ちと
 アメリカという国のたくさんのウソに満ちた歴史への怒りとが
 フジノの中ではいつも2つ存在しています。

02nbc7.jpg

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02nbc10.jpg

 インタビューの最後は、自嘲気味に笑うしかありませんでした。

 何故なら、麻生総理をはじめとする政府にも、外務省にも、
 独立国としての意思が存在しないからです。

02nbc11.jpg

 アメリカが「大丈夫だ」と言えば
 日本政府も「それならば大丈夫だ」と言うような
 そんなバカげた国は、独立国ではありません。

02nbc.jpg

 この9月24日までの横須賀の海は
 25日の原子力空母入港と共に変わってしまいました。

 けれども、これから50年、いや、100年かかろうとも
 原子力空母をこの日本から押し返す動きは
 絶対に止めてはならないのです。

 9月24日の自分が出ているテレビ映像を観て
 9月25日以降の自分は、絶対にあきらめてはいけないのだと
 改めて決意しました。


● 最後の1人になっても信念は揺らがない

 NBCの特集は、とても優れた内容でした。

 また、取材に来て下さった方も
 本当に勉強熱心な上に行動力が抜群で、記者のカガミだと感じました。

 そんな方とお会いする機会がえられて
 本当に感謝しています。ありがとうございました。

 また、横須賀にはフジノよりも優れた
 市民活動を続けてきた方々がたくさんいらっしゃる中、

 そんな諸先輩方をさしおいて、
 フジノが出させていただいたことには
 申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 それでも、諸先輩方に負けない
 このまちの平和を愛する気持ちを持っているという自負心は
 いつもこの胸にあります。


 原子力空母が入港しようがしまいが
 反対の気持ちがぐらつくことは一瞬たりともありません。

 「入港した以上は、現実的な対応をとる」

 なんて、体制にとりこまれただけの情けない言い訳を
 フジノは絶対にしません。

 たとえ最後の1人になったとしても
 フジノは正しいことは正しいと叫び続けます。

 その気持ちが折れることは決してありません。

 そんな覚悟を再確認させて下さった
 NBC長崎放送さんに感謝しています。本当にありがとうございました。

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鎌倉・三浦の両市議会が意見書を決議しました [原子力空母・核の問題]

(2008年9月26日(金)の活動日記その1)

● 鎌倉・三浦の両市議会が意見書を決議しました

 昨日、三浦半島の2つの市議会で
 原子力空母の横須賀母港化問題について
 意見書が議決されました。

 まず、鎌倉市議会の意見書です。

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  米原子力空母の横須賀基地配備について
  市民の安全、安心を求めることに関する意見書


 米国原子力空母ジョージ・ワシントンが
 9月25日に横須賀に配備されます。

 これは、米原子力空母配備の歴史の中で、
 初めて海外に母港を持つという状態が強化、恒久化されるものです。

 ジョージ・ワシントンは小規模の原子力発電所に匹敵する
 動く原子力発電所とも言われ、
 加圧水型原子炉2基を装備し
 約5,600人が乗り込む世界最大級の空母です。

 現在まで安全性の確保については
 日本が独自に調査することができず
 市民の中に不安が広がっています。

 軍事機密があるとはいえ、国民の不安払拭のため
 日本国内並みのきちんとした情報が公開されるべきです。

 特に地震災害などによる事故が起きた場合の
 原子力事故に対する不安の大きさは
 世界唯一の被爆国である日本にとって大きな問題となります。

 米海軍は、所属する兵士による重大犯罪が発生するたぴに
 綱紀粛正の徹底を誓うものの
 依然として犯罪は繰り返されています。

 以上のことから、日本国政府として
 米国政府に対して
 情報公開を含む日米地位協定の改定に向けた
 交渉を早期に行うとともに、

 次のような安全、安心の措置を直ちにとられるよう要望します。

 1.原子力空母ジョージ・ワシントンの安全性の確保

 2.原子力事故を想定した市民の安全確保の訓練

 3.事故発生時における迅速な情報公開及び事後における報告の徹底

 4.日米地位協定の早期改定

 以上、地方色治法第99条の規定により意見睾を提出する。

 平成20年9月25日

 鎌倉市議会

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 次に、三浦市議会の意見書です。

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 米原子力空母の横須賀基地配備について
 三浦市民の安全・安心を求める意見書


 本市議会は、2006年7月に
 「原子力空母の横須賀基地配備に反対する意見書」を、

 また同年11月に
 「横襲賀基地への原子力空母配備の合意撤回を求める意見書」を、

 それぞれ全会一致で可決した。

 しかし、9月25日に
 原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀基地に配備された。

 我が国は世界唯一の核被爆国である。

 また本市は、1954年米国がビキニ環礁で行った
 水爆実験による原爆マグロ大量廃棄という悲惨な体験を持ち、

 原子力空母に対する
 市昆の不安と恐柿感は根強いものがある。

 原子力空母ジョージ・ワシントンは、
 今年5月に火災事故を起こした。

 また、原子力着水艦ヒューストンは、
 約2年間にわたり放射能を含む冷却水が漏れていた。

 これらのことで市民は、
 今回の原子力空母配備に一層不安を募らせている。

 よって、国におかれては、非核三原則の原点に立ち返り、
 市民生活の安全・安心を何よりも優先する立場から、

 次の事項について
 米政府と早急に協議されるよう強く要望する。

 1.原子力空母ジョージ・ワシントンの安全性確保

 2.事故発生時における迅速な情報公開

 3.事故後における報告の徹底

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年9月25日

 三浦市議会

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 鎌倉市議会と三浦市議会に敬意を表します。

 原子力空母の問題は
 決して横須賀市だけの問題ではないことを
 両市議会のみなさまはしっかり認識して下さっています。

 下の地図は、ジャクソン=デイヴィス教授(カリフォルニア大学)の
 シュミレーションによる被害予測の地図です。

26map.jpg

 横須賀・三浦はもちろんのこと、横浜市や川崎市などをはじめ、
 東京の都心まで風向きによっては被害が及びます。

 こうした地域の人々も
 この問題に関心を持っていただけるように

 もっともっと広報をしていかねばいけないと感じます。

 いずれにせよ、 
 2つの市議会の意見書採決という行動に
 とても励まされる想いです。

 三浦市議会のみなさま、鎌倉市議会のみなさま、
 ありがとうございました。

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原子力空母がついに入港した朝 [原子力空母・核の問題]

(2008年9月25日(木)の活動日記その2)

● 原子力空母がついに入港した朝

 29日に行なわれる本会議で
 市長への一般質問を行なうので徹夜で原稿を書いていました。

 朝5時50分頃、ようやく質問の構成が固まったので
 ずっと缶詰めになっていた事務所を出ました。

 向かった先は、横須賀中央公園です。

 この公園のてっぺんには
 高さ20メートルの平和のモニュメントがあります。

 (http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/town_photo/b/963.html

 これは、今から20年前に横須賀市が行なった
 『核兵器廃絶・平和都市宣言』
 形として見える象徴にして残すことで

 宣言をただの言葉だけではなく、
 永遠に実行していく為に作ったものです。

 設置費用の一部は、市民の方々からの募金が集められました。

 横須賀の先人たちが願いをこめて創った
 このモニュメントを見ることでフジノは

 横須賀市民がいつの時代も
 平和を求めてきたことをこころに刻んでいます。

 「このまちは米軍基地に経済を依存しているのに
  何が原子力空母反対だ」

 とか

 「親や家族が米軍基地で働いているから
  批判を口にすることはできない」

 とか

 「ドブ板通りをはじめとする横須賀の多くの飲食店は
  アメリカ兵によってたくさんの利益を受けている」

 とか

 「日米安全保障の為には米軍の存在が不可欠だ」

 とか

 そういう言葉を市民の方々が口にするのを聴くたびに
 政治家がこのまちの新しいビジョンを示せていない責任を感じます。

 市民の本音は、いつだって平和を求めてきた。

 それはこのモニュメントを見るまでも無い、
 当たり前のことなのに

 このまちの市民の方々がハッキリとそう言えないのは
 政治家がこのまちの希望に満ちた 
 未来のビジョンを示せていないから。

 我ながら、本当に情けなくて悔しい。

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 平和のモニュメントの脇に立つと
 横浜ランドマークタワーや
 対岸の千葉県まで
 東京湾全体を一望できるのですが

 朝6時前と早朝にも関わらず、
 双眼鏡を手にした方々が

 原子力空母ジョージ・ワシントンの入港を見ようと
 集まっていました。

 集まっていた方々のお1人が
 フジノに気づいて挨拶して下さったので、

 「まだ原子力空母の入港まで
  もうしばらく時間がありますよ」

 とお伝えすると、

 「でも、家に居てもなんだか落ちつかないしねぇ」

 とのことでした。

 分かりますよ、その気持ち。
 僕は今月に入ってからずうっとカレンダーを見るたびに
 吐き気がするくらいに気分が悪くなりました。

 そうフジノが言うと

 「今日を境に横須賀は変わってしまうね」

 と、その方は海を見つめたのでした。


● 今日は、新たな闘いが始まった日だ

 市議会議員は全員、アメリカ軍から
 原子力空母の歓迎式典に招待されていましたが

25guestpass.jpg

 絶対にフジノは
 こんなものに出席する気にはなれません。

 かわりにフジノが向かったのは
 平成町のうみかぜ公園です。

 東京湾が真正面に見えるこの公園では
 たくさんのデモ隊の方々が
 怒りのシュプレヒコールを行なっていました。

25atumikaze.jpg

 そんなフジノたちの前に
 ついに原子力空母が姿を現しました。

25gw.jpg

 それでも、デモ隊の声が小さくなることはありませんでした。

 当然です。

 何故なら、僕たち市民の闘いは
 今この瞬間から再び新たに始まっただけのことなのです。

 アメリカ政府や日本の政府が
 どれだけ身勝手で利己的で能無しであろうと

 ふつうの市民の良心は、こんなものを誰も求めていないのです。

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 横須賀市民は過去から現在に至るまで
 何度も何度も闘っては
 時の権力に押しつぶされてきました。

 けれども、そのたびに何度でも何度でも
 立ち上がってきたのです。

 当然です。ふつうの良心を持っていれば、
 想いは変わるはずが無いのです。

 2回目の住民投票条例案を市議会の多数派が否決した時
 僕のこころは挫けそうになったかといえば

 そんなことは全く無く、
 自分のこころを確かめてみれば

 どれだけ何が起ころうとも、想いは変わりませんでした。

 原子力空母はいらない。

 こんなものをこどもや孫の世代に
 残す訳にはいかないのです。

 今日の入港を境に、新たな闘いが始まったのです。

 僕がわざわざ言うまでも無いけれど
 あえて書きます。

 あきらめる必要はありません。
 むしろ、これからが勝負です。

 未来の世代に責任ある立場である僕たちは、
 現実を変える為に闘い続けるのです。

 世界は必ず良い方向に変わるし、
 僕たち自身の力で必ず変えることができるのです。

 だから、決してあきらめずに
 声をあげつづけていくんです。

 このまちは絶対に負けないのだから。

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ゲリラ事件(?)に関する市の報告です [原子力空母・核の問題]

(2008年9月13日(土)の活動日記その2)

● 横須賀市の対応について、報告します

 朝9時29分に議会事務局から連絡があって、
 横須賀市の市民安全課(危機管理・国民保護担当)からの
 全議員宛の報告をメールで受けました。

 以下がその内容です
 (PDFはこちら。http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/sep/13guerrlliaatack.pdf
 
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 <汐入町5丁目で発生した飛しょう弾事案について>


 標記の件について、下記のとおりご報告申し上げます。


 1. 発生日時

 平成20年9月12日(金)午後10時34分ごろ


 2. 発生場所

 横須賀市汐入町5丁目


 3.事案概要

 ・上記の日時・場所において、
   近隣住民から爆発音があったと警察へ通報。

 ・警察から市消防局へ通報された。

 ・消防隊が現着した段階では、雑木林内の雑草が直径30cmほど焼損し、
   周囲に鉄パイプ等があるのを確認。

 ・人的被害はなかったが、近くの住宅一戸のベランダの一部が
  落下した石により破損した。(20×12cmの穴1箇所)

 ・今朝から消防局及び県警と合同で詳細な調査を実施。


 4.市の対応

 【発生から今朝までの対応】
 ・市民安全課職員2名が23時30分に登庁、
   情報収集及び報道対応等を実施。

 【午前9時からの対応】
 ・基地周辺町内会あて、事件の発生及び不審物を発見した場合、
  直ちに警察へ連絡するよう通知。

 ・施設管理者等に対し、庁舎管理体制の徹底を指示。

 ・緊急情報メールを使用し、
  職員へ事件発生と不審物等発見時の対応を指示。


 (事務担当は、企画調整部市民安全課 危機管理・国民保護担当)

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 また何か分かりしだい、ご報告いたします。

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空母反対のテロならば、その方法は間違いだ! [原子力空母・核の問題]

(2008年9月13日(土)の活動日記)

● 原子力空母反対のテロならば、その方法は間違いだ!

 現在、日付が変わって1時半です。

 市民の方から

 「激しい爆発音がして、消防に通報しました。
  2時間ほど過ぎた今も警察がたくさんいます。
  こどもが怖がって眠れません」

 という連絡を受けました。

 インターネット上のニュースよりも
 この方の情報の方がとても詳しかったのですが

 ニュースを引用します。


 (MSN産経ニュースより)

 横須賀の山林で爆発音 基地狙ったゲリラ事件か?

 12日午後10時半ごろ、
 神奈川県横須賀市汐入町の山林で、

 「爆発音がして火のようなものが見えた」と110番通報があった。

 付近には米軍横須賀基地や海上自衛隊横須賀基地があり、
 横須賀署は基地を狙った
 ゲリラ事件の可能性もあるとみて慎重に調べている。

 同署などによると、基地内への着弾や、
 けが人は確認されていないという。

 発射台とみられる鉄パイプのようなものが
 1つ見つかったという情報もあり、同署が確認を急いでいる。

 この日、横須賀市は外務省から
 米原子力空母「ジョージ・ワシントン」が9月25日に入港する
 という連絡を受けている。

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 いまだ詳しい情報が無い中で
 政治家が推測で何かを述べるのは危険ですが

 推測の中でもあえて申し上げたいのは

 もしもこれがゲリラ事件であるとするならば
 もしも原子力空母に反対する為の抗議のテロであるならば

 それは方法が、間違っています!

 確かに、政治は不甲斐なかったでしょう。
 政治家の1人として責任をいつも痛感しています。

 けれども、政治が機能しないから
 じゃあテロルが許されるかといえば

 民主主義国家である日本では
 絶対にそんなことは許せません。

 フジノの政治家としての信念は
 原子力空母をはじめとする全ての原子力艦船・核兵器に反対ですが

 それと同じくらいの強い気持ちで
 テロルにも嫌悪感を抱いています。

 アメリカ軍の理不尽さに怒りを抱えたとしても
 テロはやり方がまちがっています。

 ましてや今回の事件では、
 市民の方々がまきぞえになりかけています。

 さらに、たとえ標的がアメリカ軍基地だとしても
 そこには日本人もたくさん働いています。

 また、そこにいるアメリカ軍の兵士たちも
 貧しさやどうにもならない状況から抜け出せると信じて
 軍隊に志願している若者たちで

 彼ら・彼女らの意思で
 アメリカ軍の戦争を左右できる訳ではありません。

 憎むべきはブッシュ大統領を筆頭とする
 アメリカ政府の今の世界戦略を動かしている人々です。

 今このまちの基地を攻撃しても、何も変えられない。

 今回の事件のような行為は、
 尊い人々の命を傷つけて生活をおびやかすだけで
 全く何の意味も価値もありません。

 この事件は徹底的に捜査がなされて
 すみやかに容疑者が逮捕されることを願っています。

 どれほど原子力空母や基地の存在が憎いとしても
 テロルという手段を取れば、それは最低です。

 民主主義のこの国では、言論こそが最大の武器であるはずです。

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原子力空母、9月25日に横須賀入港と正式発表されました [原子力空母・核の問題]

(2008年9月12日(金)の活動日記)

● 原子力空母、9月25日に横須賀入港と正式発表されました

 すでに、マスコミや関係者の方々にとっては
 原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀に入港するのは
 9月25日だと言われてきました。

 しかし、横須賀市としては

 「政府やアメリカ軍から正式な連絡や発表を受けていない。
  したがって、入港の日程も分からない」

 という立場を取り続けてきました。

 それが今日17時過ぎに、
 市から正式に全議員宛に報告がありました。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/sep/12nucleacarreer.pdf

 原子力空母ジョージ・ワシントンの
 横須賀入港は9月25日だと外務省から連絡があった

 という内容です。

 ついに、政府も横須賀市も正式に
 日程を発表しました。

 原子力空母が横須賀にやってくることになります。


● やはり起きていた原子力艦船の被曝事故

 本日の神奈川新聞の記事をご覧下さい。

 原子力艦船の機関室内でトラブルが発生し、
 乗組員1人がごく軽度の被曝をした事故が起きていたことが分かった

 とあります。

 (2008年9月12日・神奈川新聞より)
12kanagawa.jpg

 昨日、市議会議員宛に配られたペーパーには
 こういった内容は全く触れられていなかったので

 すぐに担当部署にヒアリングをしました。

 「アメリカ軍は現実的な訓練を行いたいとのことで
  実際に起こった事故を基にした訓練を行います。

  これは、新しい情報では無く、
  昨年の訓練にあたっても全く同じ説明をしておりますが

  今回マスコミが大きく取り上げたのは
  『被曝』という単語の響きが大きかったのではないでしょうか」

 とのことでした。

 うーん、過去に実際に被曝する事故が起こっていたことを
 フジノはこれまで説明を受けた覚えがどうしてもありません。

 思わず、メディア関係の方々にも

 「過去に被曝事故があったという説明を
  市やアメリカ軍から受けたことはありますか?」

 と尋ねてしまいました。

 (2人に尋ねたのですが「いや、記憶に無いです」という返事でした)

 そこで、過去の市議会の議事録も
 改めて読み直してみたのですが

 確かに2007年9月18日の
 本会議での蒲谷市長の答弁でこう述べられています。

 >防災訓練の想定を検討する際に、
 >過去に実際に発生した事例の概要として
 >説明を受けたものでありますが、
 >身体には全く影響がないレベルの被曝であった
 >ということを聞いております。


 しかし一方で、2008年2月29日の本会議では
 蒲谷市長は正反対のことも述べています。


 >従来、米海軍は、
 >原子力軍艦に係る事故はあり得ないということで、
 >一切相談ができませんでした。
 >昨年は微量であるとはいえ、
 >放射能の漏れが起こったという、
 >米海軍にとっては想定のできない事態をとにかく想定して、
 >訓練を実施したわけであります。


 こちらの答弁の方が
 日付は現在に近いのですが、

 実際には被曝事故が起こっているにも関わらず

 「想定のできない事態をとにかく想定して訓練を実施した」

 ということになっています。

 (虚偽の答弁?あるいは、事実の誤認?)

 これまでアメリカ軍が被曝事故を認めたことは無かった、と
 フジノはずっと受け止めてきました。

 でもそれは、フジノの情報能力の不足(あるいは聞き逃し)でした。

 しかし、いずれにしても、
 やはり原子力艦船は被曝事故を引き起こすことが
 改めて確認することができました。

 そして、今年の暮れまでには行なわれるであろう
 日米合同の原子力防災訓練とは

 実際に起こった事故に基づいた
 原子力艦船の事故に対応する為の『現実的な訓練』である

 という重要性も、改めて確認しました。

 今年は、日米合同での訓練も
 現場で見学させていただくことにしました。

 その様子は、広報よこすかをはじめ、
 マスメディアによっても報じられることになるとは思うのですが

 市民の代表として、
 自分自身の目でしっかりとその訓練を見て、
 見たものを市民のみなさまに全てお伝えしたいと考えています。

 原子力艦船の事故のいざという時に
 どのような体制が取られるのか

 それをペーパーの情報としてだけではなく
 目の前でちゃんと確認して

 市民の1人として感じた疑問や意見を
 しっかりと述べていきたいと思います。

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日米合同の原子力防災訓練の概要について [原子力空母・核の問題]

(2008年9月11日(木)の活動日記その2)

● 原子力防災訓練の概要が報告されました

 本日、今年度の日米原子力防災訓練の概要についての
 プレスリリースが流されました。

 市議会議員宛のPDFファイルはこちら。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/sep/11emergencydrill2008.pdf

 文章そのものは、以下のとおりです。



  <平成20年度・日米合同原子力防災訓練の概要>

 日米合同原子力防災訓練は、
 平成19年11月8日に、第1回目を実施しました。

 この合同訓練では、
 事象発生直後の時点で米海軍から迅速な情報提供が行われ、

 主に初動対応に重きを置いて
 取り組みました

 第2回目となる今年度の合同訓練の実施に向け、
 米海軍や国と調整を行っているところですが、

 現時点での検討状況は次のとおりです。


 (1)訓練想定・訓練内容

 横須賀港寄港中の原子力空母ジョージ・ワシントンの
 機関室内でトラブルが発生し、
 ごく低レベルの放射能を含んだ高温の水蒸気が室内に噴出し、
 乗組員1名がごく軽度の被ばくを伴うやけどを負ったという想定の下、
 次の訓練を行う方向です。

 1.情報伝達・共有訓練
 2.広報訓練
 3.日本人従業員への連絡・通報訓練
 4.合同モニタリング訓練
 5.負傷者搬送訓練


 (2)参加予定機関

 おおむね昨年の訓練と同様の参加機関を想定しています。

 (参考)昨年の訓練参加機関
 日本側:横須賀市、外務省、内閣府、文部科学省、防衛省、
       海上保安庁、海上自衛隊、神奈川県

 米 側:米海軍、米国大使館

 (3)実施日

 検討中(年内の実施を想定)



 なかなか日付が決まらないですね...。

 昨年度の訓練の様子は
 どうぞこちらをご覧下さい。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/sep/11emergencydrill2007.pdf

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 アメリカ軍の原子力艦船(空母だけではなく全てです)が
 横須賀に入港することそのものをフジノは反対しています。

 けれども、入港そのものに反対していることと
 訓練を行なうことの重要性とは全く矛盾しません。

 すでに原子力潜水艦は横須賀に入港しつづけており
 つい先日は放射能を含んだ冷却水をもらしていたことも分かりました。

 だからこそ、こうした原子力防災訓練は
 いつも危険と背中合わせの東京湾岸地域一帯にとって
 非常に重要です。

 (横須賀だけの問題ではありません)

 ふだんから、徹底して「いざという時」の為の訓練を
 行ない続ける必要があります。

 また日程が決まりしだい、
 市民のみなさまには必ずすぐにお伝えします。

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放射能もれを起こした原子力潜水艦の原因説明... [原子力空母・核の問題]

(2008年8月29日(金)の活動日記その2)

● 放射能もれを起こした原子力潜水艦の原因説明...

 夕方18時すぎに、全議員あての報告が
 企画調整部長からありました。

 外務省北米局からの報告です。

 タイトルは

 『原子力潜水艦「ヒューストン」の放射能漏洩事案』
 (米側の最終報告通報)

 です。

 (こちらをご覧下さい。
  http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/29radiationleak.pdf

 内容は、リンクしてあるPDFファイルを読んでもらえば
 すぐに分かると思うのですが

 いつもの中身が全く無い、
 薄っぺらい無意味なペーパーです。

 まとめると、これだけしか書いてありません。


 ・放射能もれを起こした原子力潜水艦「ヒューストン」は
  閉じられたバルブの1つから少量の水が染み出したのが原因である

 ・染み出た水に含まれる放射能は、人体に影響は無い

 ・アメリカ海軍はバルブを全て見直した

 ・アメリカ海軍は今後も厳しく対処することを確約する

 ・アメリカ軍が確約すると言っているから、日本政府はそれを信じる

 ・以上で最終報告であり、これ以上の説明はしない、終わり


 どこにもその調査内容が具体的に記されていないし
 データも無ければ写真も1枚も載っていないし、

 横須賀市民の命を守る責任がある
 横須賀市議会議員として

 こんなA4の紙っぺら5枚だけでは
 全く納得できません。

 日本政府はこんなものでうのみにして信じるなんて
 本当に情けない。


● 政治家になって分かった、この国に安全なんて無い

 福田総理が消費者庁を創立するとか
 国民の安全と安心を守る為に決意を示してくれるのは
 ありがたいと思いますが

 でも、全く信じていません。

 フジノは、政治家に転職する前は
 この国の国民の安全とか安心に関わるあらゆることは
 科学的なデータに基づいて徹底的に対策が成されているのだろうと
 勝手に信じていました。

 けれども、実際に政治家になって

 例えば、原子力空母の問題1つだけをとっても
 全く納得できるような説明が無いのです。

 もちろん今回とても問題になっている
 原子力潜水艦『ヒューストン』が放射能もれをしていた件についても

 こんな紙っきれ5枚だけで

 横須賀市民の方々に
 政治家として全く説明ができません。

 「この紙に書いてあるから信じてください。大丈夫ですよ」

 なんて言われて、誰が安心できますか。

 横須賀市議会議員になってまもなく6年が経ちますが
 特に、原子力潜水艦と原子力空母については

 科学的な調査に基づいたデータだとか
 誰が聞いても安心できるような説明なんて
 1度も聞いたことがありません。

 自分自身が理解もできないし、納得もできないことを、
 市民の方々に説明することもできないし、説得も当然できません。

 こんなレベルの説明で信じろというのが政府のやり方なら
 きっと消費者庁だって新しく創設したとしても

 本当に役に立つのかどうか、信頼できません。

 今回の外務省北米局の報告も
 フジノはこんなものでは全く納得できません。

 いつまでこんなことを外務省は続けるのでしょうか。
 いつまでこんな茶番を政府は続けるのでしょうか。

 バカバカしくて、うんざりする。

 この国には本当は
 安全なんて存在しないのかもしれない。

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原水禁世界大会国際会議(横須賀)へ [原子力空母・核の問題]

(2008年8月2日(土)の活動日記その1)

● 被爆63周年原水禁世界大会国際会議(横須賀)へ

 今日はヴェルクよこすかで開催された
 『被爆63周年原水爆禁止世界大会国際会議』へ
 行ってきました。

 (http://www.peace-forum.com/news2008/july/news.html#5

 いわゆる、『原水禁(げんすいきん)』です。

 (原水禁HP:http://www.gensuikin.org/

 ●

 僕にとって、ヒロシマ・ナガサキに対する思い入れは
 何年経っても変わることがありません。

 (http://www.hide-fujino.com/diary/2004/aug2.htm#HIROSHIMA

 核兵器は、世界史史上最悪の存在です。
 核兵器の廃絶は、絶対に実現しなければいけません。

 中学生くらいの頃から、

 日本の核兵器廃絶をめざす活動が
 『原水禁』と『原水協』との
 2つに分かれてしまっていることを嘆いていました。

 (正確には、もっと分裂を繰り返して団体がたくさんあります)

 どちらも毎年、この時期が近づくと
 世界大会を開催します。

 2つの大会に参加することでそれぞれのことを理解したくて
 お金を貯めて広島と長崎に行く計画を立てたりもしました。

 それから今に至るまで、分裂したままの活動では
 どちらにも参加する気持ちになれなくて

 活動が統合されることを願いながら、
 どちらの活動にも参加することができずにきました。

 それから15年以上たった今、なんと
 横須賀で『原水禁』の大会が開催されると新聞報道で知りました。

 そこで、

 「いろいろな理屈は置いておいて
  とにかく参加してみよう」

 と思いたち、行ってきました。


● 東北アジアの非核化をめざして

 大会のタイトルは
 『東北アジアの非核化をめざして~転機にあるアジアの核と平和~』。
 
 プログラムはこんなです。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/02program.pdf

 まず、原水禁大会事務局長の福山真劫さんから
 『キーノートスピーチ提案』が行なわれました。

02preantiNBworldconvention1.jpg

 全文はこちらです。

 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/02keynotespeech.pdf

 続いて、5人のパネリストからの提起がありました。

 ・梅林 宏道さん(日本、ピースデポ特別顧問)

 ・新倉 裕史さん(日本、非核市民宣言運動・ヨコスカ)

 ・ソー ボヒョクさん(韓国、参与連帯)

 ・文 徳盛さん(中国、平和軍縮協会)

 ・ジョージ=マーティンさん(アメリカ、ピースアクション)


 梅林さんのレジュメはこちらです。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/02panelist1.pdf

 新倉さんのレジュメはこちらです。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/04comittee2.pdf

 フジノにとって、2人のお話はとても身近なものでした。

 例えば、『NPOピースデポ』の梅林さんの著作は
 原子力空母問題について
 市議会の市長への一般質問の中で何度も引用させていただきました。

 (NPOピースデポ:http://www.peacedepot.org/menunew.htm

02preantiNBworldconvention2.jpg

 『非核市民宣言運動・ヨコスカ』の新倉さんには、
 おむすび丸に乗せてもらったことなどや
 いろいろな機会にお会いすることがありました。
 (http://www.hide-fujino.com/diary/2005/dec2.html#051210
 (非核市民宣言運動・ヨコスカHP:http://homepage3.nifty.com/hikakusimin/

02preantiNBworldconvention3.jpg

 上の画像は、スライドを使って説明をする
 新倉さんです。

 原子力空母の危険性についてなどをはじめ、
 アメリカ軍の世界戦略にむりやり巻き込まれていく横須賀の現状など

 強い危機感を持つ横須賀の市議として
 2人のお話は共感を持って聞かせていただきました。


● そんなに世界情勢は良い方向に向かっているのか?/span>

 続いて、ソーボヒョクさんのお話でした。
 (レジュメはこちらです
  http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/aug/02panelist3.pdf

02preantiNBworldconvention4.jpg

 4人目のパネリストは、文徳盛さんでした。
 日本語でのお話でした。

02preantiNBworldconvention5.jpg

 最後に、ジョージ・マーティンさんからのお話でした。

02preantiNBworldconvention6.jpg

 3人のパネリストのお話は、メモを取りましたが
 ここに転載する気持ちには正直なところ、なれませんでした。

 核廃絶に向けてのお話や世界情勢に対する現状認識が
 あまりにもポジティブなので、
 フジノには共感することができなかったのです。

 韓国、中国、アメリカ、の3カ国の方々が
 それぞれみんなポジティブな方向を向いていると言うのが
 もしもリアルな話ならば、そんなに素晴らしいことは無いでしょう。

 でも、決して世界情勢に詳しくは無いフジノですが
 毎日の新聞やテレビのニュースから受けている印象や情報と
 パネリストの方々のお話との間に
 大きな違いがあるように感じました。

 お昼休みになって、知りあいの市民の方々がいらしたので
 率直にその考えを伝えました。

 そうしたら、2人の方ともに同じ意見でした。

 横須賀で感じている核への危機感と
 NGOで国際的に活動している方々とでは
 なんか微妙に違うのかな...。

 午後は別の用事があって最後まで居られなかったのですが
 午後の意見交換まで聞きたかったです。残念。

 そして、いつの日か、
 ヒロシマ・ナガサキでの世界大会に参加できたら、と感じました。


● 放射能漏れの原子力潜水艦

 原水禁の会場では、オープニング前から
 佐世保などでの放射能漏れを起こした原子力潜水艦の
 ニュースを多くの方々が話し合っていました。

 こうした世界大会の開催の日に
 ニュースが飛び込んでくることを
 フジノはとても不快なことに感じました。

 (2008年8月2日・朝日新聞・夕刊より)
02asahi.jpg

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原子力空母火災の原因はタバコとルール違反の重なり [原子力空母・核の問題]

(2008年7月31日(木)の活動日記)

● 外務省北米局長と市長の会談の結果について

 今日夕方18時から30分ほど
 外務省の北米局長が横須賀市役所を訪れて
 蒲谷市長と山口市議会議長と
 会談を行ないました。

 会談内容は、すでに新聞で報じられた内容をなぞったもの。

 19時46分頃に
 全市議会議員宛にあった報告はこんなです。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/july/31aboutGW.pdf

 この北米局長がわざわざ横須賀まで来て伝えた内容、
 もう数時間以上前に毎日新聞をはじめとするメディアが報じていたので
 改めて報告書を読んで、しらけてしまいました。

 (2008年7月31日・毎日新聞・夕刊より)
31mainichi.jpg

 夕刊が配達されるのは、地域で違うでしょうけれど
 フジノの事務所の場合には早ければ15時には届いています。

 だから、新聞記者の方々が取材を終えて
 記事を書き終えたのはさらにその数時間も前のはずです。

 つまり、この情報をメディアの方々は
 午前の段階ですでに知っていた訳です。

 いつもマスメディアが報道をした後になってから
 アメリカ軍や政府が情報公開に動くのは、

 メディアのスクープ力が高いからなのか
 アメリカ軍や政府が市民に情報を出すのが遅いからなのか

 (きっと後者でしょう)

 いずれにしても今回の会談内容も
 全く目新しいものはありませんでした。


● 原子力空母の火災は、ルール違反のタバコと油が原因だった

 それにしても、火災の原因も
 火災が起こった5月22日の翌日の朝刊に書かれていたことが
 ほとんど当たっていました。

 人為的なミスによる出火だろう、と
 軍事評論家の方がコメントをしていました。

 そうしたらやはり、

 ・規則違反でタバコを吸った乗組員が、通気口にタバコを投げ捨て

 ・本来置いてはいけない場所に置いていた潤滑油に引火して

 ・人為的な理由によって火災が起こり、延焼した

 というものでした。

 つまり、ルール違反が重なったことによって
 今回の火災が引き起こされたのでした。

 アメリカ軍は、艦長と副艦長を更迭した、と発表しています。

 また、火災発生直後に
 全てのアメリカ海軍の艦船に正しく物資を保管するように
 指示をすでに出しているとのことです。

 けれども、そもそもの原因である
 規則違反でタバコを吸って、さらに通気口に投げ捨てたという行為、

 この直接の原因を犯した乗組員は
 どう処罰されたのかが全く報告がありません。

 また、このように規則を守れない乗組員に対して
 アメリカ軍がどのように指導をしたのかという事後の予防策が
 全く報告がありません。

 再発防止の為に、何をしたのかが分かりません。

 艦長らが責任をとって辞任させられるのは
 当たり前のことです。

 それだけではなく、
 具体的に乗組員たちが2度と同じようなことをしない為に
 どのような対策をとったのかが知りたいです。

 そうでなければ、何度だって同じことは起こるでしょう。

 ネガティブな事態が起こった時に
 悪い情報ほどしっかり公開することこそが

 市民のみなさまに安心を与えるのです。

 何故、アメリカ軍も政府もそれができないのでしょうか。
 そして市長は何故それで満足してしまっているのでしょうか。

 市民のみなさまは、いや、
 あなたはどうお考えになりますか?

 これで、原子力空母への不安は解消されましたか?

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