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闘わない市長、マニフェストを実現できなくてもかまわないのか!? [市長マニフェスト実現度チェック]

2010年3月27日(土)の活動日記)

● 闘わない市長、マニフェストを実現できなくてもかまわないのか!?

 けさの朝日新聞を読んで、本会議が終わった後に行なわれた
 吉田市長のインタビューの様子を知りました。

 記事を引用します。

 (2010年3月27日・朝日新聞・朝刊より)
27asahi.jpg


 当初予算案を修正して可決、横須賀市議会

 横須賀市議会は26日の本会議で、
 2010年度一般会計予算案に対する修正の動議を
 賛成多数で可決し、閉会した。

 これに伴い、予算案の総額は原案から1258万円減の
 総額1397億1741万円となった。

 当初予算の修正は1958年度以来。

 予算修正で、市救急医療センターの移転・新築に向けた
 準備経費が追加された一方、

 ①職員への顔写真付き名札導入
 ②財政基本計画を策定し全戸配布
 ③借金時計ホームページ作成
 ④公用車を青色灯ツートンカラー車にする防犯パトロール車整備

 の4事業が削減された。

 吉田雄人市長は本会議後、議会による予算修正について

 「提案側としては残念。議会の判断を尊重しなくてはいけない」

 と述べ、

 「再議に付すつもりはない。
  再議は数字(議席)を読みながら使うべき手法。
  今回使っても意味がない」

 と修正に応じた。

 (引用終わり)
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 このインタビューを読んで、
 吉田市長への失望感はさらに強まりました。

 昨日、フジノは予算案に対する反対討論で
 このように述べました。
 (http://www.hide-fujino.com/dispute/discussion/2010/0326.html


 > 市民のみなさまの多くは、
 > 吉田市長の強いリーダーシップを期待していたはずです。
 >
 > 例え、行政内部の職員たちと激しい摩擦が起ころうとも
 > 前例にとらわれずに、市民の支持を背景に改革を進めていく。
 >
 > 議会との間で政策について対立が起こっても、
 > 正しい政策と信じるものであるならば徹底して議論する。
 >
 > いざとなれば議会側の修正案に対しては
 > 拒否権を発動して、市長として「再議」を求める。
 >
 > それぐらいの強い信念を持って横須賀市を良い方向へと
 > 進めていくような気概は吉田市長からは
 > これまで全くといってよいほど感じられません。


 つまり、市民のみなさまとの契約であるマニフェストを
 実現できなくさせるような修正案に対しては

 市長は修正案に対して拒否権を行使して
 『再議』を求めるべきだったのです。

 けれども、吉田市長は再議を求めることさえせずに
 大した反論もせずに、修正案を受け入れました。

 それは、議会に削除されたマニフェスト項目は
 吉田市長にとって「削除されてもかまわなかった」ということです。

 (1)市の危機的な財政をわかりやすく説明する
   財政基本計画の解説を市民のみなさまに全戸配布をする

 (2)このまちの借金をリアルタイムで知ってもらう為の
   借金時計をつくる

 (3)市民のみなさまの安全を守る為に、公用車をツートンカラーにして
   防犯効果を高めたパトロールカーを整備する

 (4)市民のみなさまにサービス業としての市職員としての意識を高める
   顔写真付きの名札を作成する

 この4つのマニフェストは、
 市民のみなさまに選挙を通じて『契約』をしたにも関わらず

 市議会に修正案を出されたら、再議を求めて闘ったりすることもなく
 市長はマニフェストをあっけなく放棄したのです。

 つまり、市議会と対決してでも予算案を通すという
 マニフェストを実現する為の『強い意志』が全く無い、ということが
 インタビュー記事からもはっきりわかりました。

 特に、インタビュー記事の中の
 吉田市長のこの発言は最低です。

 「再議に付すつもりはない。
  再議は数字(議席)を読みながら使うべき手法。
  今回使っても意味がない」

 再議は数字を読みながら使うべき手法?
 今回使っても意味がない?

 なに言ってるんだよ!

 契約という重みを吉田市長は全く理解していない。
 単なる政局好きならそうやって議席を数えて
 策略でもしてればいいだろう。

 でも、自分自身が市民のみなさまに選挙で約束したのだから
 必死にいのちがけで闘えばいいじゃないか。

 議席数なんて42人のうち
 選挙の時に応援したのはたった3人の市議しかいないのだから
 そんなことは最初から分かっていることなのです。

 それでも当選した以上、それでもあえて闘って、
 マニフェストは実現しなければならないものなのです!

 再議は今回使わなければ、いつ使うのですか?
 毎年毎年、修正されても見過ごすだけなのですか?

 市議会議員時代から繰り返し
 吉田市議とは『闘う姿勢』について話してきましたが

 政治家としてフジノはいつだって全ての瞬間が闘いだと考えているから
 刀のさやは捨てて、いつだって『真剣』を抜いたままにして
 ずっと振り回して闘っているけれど

 吉田市議はタイミングを見てるんだと言いながら 
 いつになったら刀を抜けばいいのか迷ってるうちに、
 もはや抜き方も闘い方も分からなくなってしまう、
 あるいは刀が錆びてもう抜いても闘えなくなってしまう、

 そんなじゃダメだよ、とフジノは言い続けてきました。

 それが市長になっても変わらないどころから
 むしろもっと悪くなってきたと言えます。

 フジノは反対討論で吉田市長にあえて 
 再議をすればいいじゃないかという意味をこめて申し上げました。

 しかし、何のアクションもとらなかった吉田市長からは
 マニフェストが削られてもそれはしかたがないし
 わざわざ闘うことでさえないという気持ちが伝わってきました。

 逃げてばかりいないで、市長は闘ったらどうですか!
 市長にとってそんなに軽いものなのですか、市民との契約は?

 僕は絶対にそんなこと許さない。

 あの市長選挙で勝手連として吉田市長を応援したが為に
 今でも多くの市民の方々から市長への苦情がフジノのもとに来ます。

 そのたびに毎回市民の方にお詫びの言葉を申し上げて
 心の中ではどんなに市長が変心しても
 僕がマニフェストを実現すると何度も何度も誓ってきたのです。

 フジノはマニフェスト至上主義です。
 それは、単に選挙でマニフェストを掲げるという意味ではなくて
 市民のみなさまと約束したことは
 何年かけても絶対に実現するということを意味です。

 あのマニフェストは吉田候補のものであるだけでなく
 あの選挙で吉田候補を応援した全ての人のマニフェストですから
 フジノのマニフェストでもあります。

 そのマニフェスト項目がちゃんと盛り込まれていない予算案や
 盛り込まれてもこじつけにすぎないようなマニフェスト項目には反対です。

 しかし、修正されてカットされてしまったマニフェストは
 市議会と再議で闘ってでも実現すべきだったと考えています。

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