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北朝鮮の核実験に抗議する決議をしました [原子力空母・核の問題]

(2009年5月28日(木)の活動日記その3)

● 北朝鮮の核実験に抗議する決議をしました

 今日の臨時議会では、市長の5つの提案だけでなく、
 横須賀市議会としての意思を表明すべく『決議』も行ないました。

 北朝鮮が行なった核実験に抗議する決議です。

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 決議

 朝鮮民主主義人民共和国の核実験実施に抗議する決議

 去る5月25日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は
 地下核実験を実施したと発表した。

 北朝鮮の核実験は、平成18年10月に次いで2度目であり、
 北朝鮮にさらなる核実験、弾道ミサイル発射を行わないよう要求した
 国連安全保障理事会決議に明らかに違反しており、

 国際的にすべての核兵器を廃絶する機運が高まりつつある中で、
 東北アジア地域のみならず国際社会全体の
 平和と安全を根底から覆すものである。

 我が国は、世界で唯一の被爆国である。

 本市議会としては、核兵器の廃絶と軍縮を求めて、
 昭和59年に「核兵器廃絶平和都市」となることを決議した。

 ゆえに、今回の北朝鮮の暴挙を断じて許すことはできない。

 よって、本市議会は、核兵器廃絶に向けて
 さらなる努力を継続することを誓い、
 北朝鮮の核実験に厳重に抗議するものである。

 以上、決議する。

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 (引用おわり)


 『決議』を行なっても、その決議はどこにも提出しません。

 一方、決議に似たもので『意見書』というものがありますが
 こちらは政府や関係省庁に提出します。

 提出する相手がいないのにあえて決議を行なうのは
 横須賀市議会としての強い決意を
 対世間にメッセージとして打ち出す為です。

 全国的な傾向として、こうした市町村議会による決議が
 そのまちで暮らす人々の話題になるようなことは
 現実的にはありません。

 しかし、本来は、市民のみなさまの代表である議会が
 その『意思』『決意』をあえて議決することは
 重要な意味があります。

 例えば、この決議は
 横須賀市議会議員43人全員の決意として

 核兵器廃絶を目指すという意思を
 強く表したものです。

 決議をしておいて、それと全く違う行動を取れば
 その議員は横須賀市議会のメンバーとして問題がある、
 ということにもなります。

 法的拘束力は全くありませんが、
 とても重要な決意の表れだと受け止められています。

 僕自身も任期中の全ての決議を覚えている訳ではありませんが
 何かの機会があるごとに過去の決議にさかのぼって

 横須賀市議会としての決意の方向を
 確認しつづけています。

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 翌日の神奈川新聞が
 決議について報じてくれました。

(2009年5月29日・神奈川新聞より)
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