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かながわ自治体ファイナンス研究会(第2回)へ [財政赤字・財政再建]

2008年12月27日(土)の活動日記その2)

● かながわ自治体ファイナンス研究会(第2回)へ

 今日は、横浜・石川町にある『かながわ労働プラザ』へ。

 フジノが所属している『かながわ自治体ファイナンス研究会』
 第2回目の勉強会でした。

 『かながわ自治体ファイナンス研究会』はとても期待されているようです。
 ますます、がんばらないといけないな。

 先日の神奈川新聞の社説にも、どーんと載っていました。

 (2008年12月25日(木)・神奈川新聞・社説より)
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 (社説を全文、引用します)

  議員有志の研究会に期待

 議会の監視機能の強化や自治体財政の基盤確立を目指し、
 県内の自治体議会の議員有志が、
 「かながわ自治体ファイナンス研究会」を発足させた。

 「財政にめっぽう強い議員を目指そう」。

 こうした呼び掛けに県や横浜、川崎の両政令市に加え、
 横須賀、相模原、藤沢など計9つの自治体議会から
 50人近い議員が賛同。メンバーに名を連ねた。

 さきごろ開かれた設立総会には県外からの参加者も駆け付けるなど、
 この問題に対する関心の高さをうかがわせた。

 いまなぜ地方自治体の議員たちが
 「財政通」を志向するのか。

 それは言うまでもなく、自治体の台所事情がおしなべて芳しくなく、
 住民代表として財政運営をチェックする立場にある議会に対しても
 一層の監視機能の強化、底上げが
 求められているからだ。

 こうした今日的な要請に機敏に応え、
 少しでも自治体財政の健全化のために役立ちたいというのが、
 今回の議員有志による研究会である。

 参加メンバーには、ぜひ研修などで研鑽(けんさん)を重ね、
 それぞれ所属する議会で「成果」を存分に発揮してほしい。

 2006年に表面化した北海道・夕張市の財政破綻(はたん)は、
 地方自治体といえども放漫経営を続ければ、
 民間企業同様に”倒産”の憂き目に遭うことをあらためて知らしめた。

 「夕張ショック」とも呼ばれたこの出来事も、
 「財政通」を目指す議員の有志の研究会が旗揚げされた背景といえる。

 同市の財政再建団体への転落は、
 第一義的には当該自治体の財政運営に原因がある。
 しかし、破綻の責任をすべて行政当局に押しつけていいのか。
 議会の監視は十分だったのかどうか。

 夕張ショックは、こうした問い掛けを
 全国の自治体議会の関係者に投げ掛けたのではないか。

 その問いに真摯(しんし)に向き合い、
 自らの監視機能を高めようとする議会人の動きが、
 全国にも先駆ける形で、この神奈川の地でスタートしたことは評価したい。

 ただ、課題もある。

 一口に「財政に強くなる」といっても、
 「言うは易く行うは難し」が現実ではないか。

 最近は情報公開が進み、自治体が積極的に
 その台所事情を公開する傾向が強まっているが、

 当該自治体の財政状況を示す各種の指標などのデータは、
 当局側が一手に握っているからだ。

 特に規模が大きい自治体では行政分野の間口も広く、
 「予算の全体像を把握することすら難しい」と嘆く議員もいる。

 その壁を崩して情報を集め、予算を徹底チェックするのは、
 議員個人の努力だけではおのずと限界があろう。

 各自治体議会は議会事務局のスタッフを抱えている。
 その調査・研究機能を充実させて活用することも、
 議会の監視能力を高める一助となるはずだ。

 (引用、終わり)


● 財政オタクが50人も年末に集まったことがフジノはすごくうれしい!

 今日の第1部の講師は、
 議長選挙にあたりマニフェストを掲げた『闘う議長』として
 全国的に有名な前・神奈川県議会議長の
 松田良昭さんです。

27finance01.jpg

 講義の内容につきましては
 配布された資料をご覧下さい。
 (その1その2その3

 第2部の講師は、東洋大学国際地域学部・准教授の
 稲生信男さんです。

27finance02.jpg

 講義の内容につきましては、配布された資料をご覧下さい。

 どちらの講義も非常に刺激に満ちていて、
 本当に勉強になり、楽しかったです。

 加えて、年末も押し迫った27日(土)に
 こんなにもたくさんの財政オタクな政治家が集まったことを
 こころからうれしく感じました。

 フジノは会社員時代に財政部にいましたけれども、
 ほとんどの政治家にとって、
 財政は自分からは遠い話というか
 財政を理解していない(あるいはその必要性を感じてない)方が
 とても多いなあと感じています。

 そんな中、こんなにも多くの政治家の方々が
 レベルの高い議論を必死に行なっていることがうれしかったです。
 フジノも議論に今後必死に追いついていこうと思います。

 今日は役所も御用納めをしている
 年末の土曜日ということですが、
 そもそも政治家には本来、年末も年始もカンケーありません。

 (それは、忘年会・新年会に行くという意味ではありません)

 人々の暮らしが毎日途切れることなく続くのですから、
 政治家の仕事も毎日途切れることは無いのです。

 いつだって市民の暮らしと共にあるのが政治家です。

 こうして神奈川県全体から集まってきた
 志の高い多くの政治家の存在に、とても刺激を受けました。

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