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政治家フジノ、大いに語る?(第2回)@NPOアンガージュマンよこすか [次の世代の為に]

(2008年7月29日(火)の活動日記その1)

● NPO法人アンガージュマンよこすかで、語りあってきました(第2回)

 今日は、NPO法人『アンガージュマン・よこすか』へ。
 (http://engagement.angelicsmile.com/

 先月23日に続いて、フジノが講師(?)として招かれて
 アンガージュマンを利用しているみなさんと語りあいました。

 (先月の様子:http://www.hide-fujino.com/diary.htm#080623

 今回も、事前に話すテーマ決めは一切なし。

 参加者の方々に質問してもらって
 それをもとに語り合う形にさせてもらいました。

 前回の参加者は男性オンリーだったのですが、
 今回は楕円形のテーブルの
 フジノの席の両脇に女性が4名!

 アンガージュマンを利用している方々だけではなくて、
 研修(?)や見学に来ている
 県の関係者や
 学校の先生が何人もいらしてたようです。
29engagement.jpg

 かなりキンチョーしながらのお話会となりました。


● 政治家は、徹底的に使い倒して下さい!

 60分間ぶっとおしでフジノだけがお話しする、
 というのはイヤだったので、
 フジノからもみなさまに質問させていただきました。

 「あなたは、ふだんの暮らしの中で
  政治家と出会ったことはありますか?」

 お1人ずつ全員に答えていただいたのですが、
 2~3名の方を除いて、
 誰も政治家と直接に出会ったことがありませんでした。

 例えば、

 ・地元に帰った時に偶然に
  民主党の菅直人さんの演説を聞いたことがある

 ・沖縄に行った時に小泉元総理の演説を
  かなり離れたところから聞いたことがある

 ・親戚に県議会議員をしている政治家がいたので話したことがある

 ・駅で演説している吉田雄人議員を見かけた

 といったものでした。

 政治家が全く身近な存在ではない現状を
 改めて確認しました。

 でも、それは当然のことです。

 6年前にフジノは自分が政治家になる前には
 このまちの政治家が一体誰なのか、
 顔と名前が一致する人は全くいなかったからです。

 政治家が何をしているかも知りませんでした。

 でも、今は違います。

 政治家は徹底的に使い倒すべきものだと
 フジノは信じています。

 困ったことやおかしいなと思ったことがあれば
 ガンガン政治家を使ってみてほしいのです。

 そこでフジノは、

 「ぜひ政治家を使い倒して下さい!」

 と、みなさんにお願いをしました。

 このHPの読者の方ならば、みなさんご存知のことですが
 政治家には現実を変えていく力があるからです。

 例えば、6年前にもしもフジノが政治家にならなかったら
 横須賀の自殺予防対策はもっと遅れていたでしょう。

 けれども、フジノが『政治家』として
 大声でその必要性を訴えてから
 横須賀の自殺予防対策は大きく動き出しました。

 必ず現実を変えることができるのです。

 政治家は、問題を見つけて、それを改善する為に存在しています。
 それが政治家の仕事なのです。

 だからこそ、市民のみなさんは、毎日の暮らしの中で感じていることを
 どんどん政治家にぶつけてほしいのです。

 個人の苦しみや痛みは、実は
 多くの人々が感じている苦しみや痛みかもしれません

 僕が自殺という激しい悲しみを感じた時に、
 それは過去に1度も横須賀市議会では話題になっていませんでした。

 でも、誰か1人が声を挙げれば、
 それは解決されるべき『問題』として認識されて
 政治・行政は全力でその問題に立ち向かっていくのです。

 すると参加者の方が

 「じゃあ、これからは何かあったらフジノさんに
  相談することにします」

 と、おっしゃったので、

 「いいえ、僕に相談してもらうのが僕のお願いではありません。
  僕だけでなく、全ての『政治家』を徹底的に使い倒してほしいのです」

 と、お答えしました。

 「政治家の仕事は、自分が目立つことではないんです。

  1人の力には限界がありますから
  自分だけでは解決できないことがたくさんあります。

  だから、自分が解決できない問題には
  最初から自分にはムリだと判断したら

  例えば、僕が最も重視している政策は
  自殺予防対策と精神保健福祉の質の向上です。

  これらの分野にはとても強いし誰にも負けない自信がありますが
  他の分野については勉強不足です。

  政治家にはそれぞれの強い政策があるんです。
  僕は、どんどん他の政治家の方々をご紹介しています。

  例えば、海や環境の問題では
  一柳議員よりもすごい人は横須賀にはいません。

  財政の問題では
  上地議員が最も詳しい横須賀の政治家です。

  学童保育の問題などでは
  瀧川議員がとても熱心な市議会議員です。

  教育の問題では、原田議員がとても熱心です。

  もちろん僕自身もご相談を全てうかがいますが、
  僕よりもその問題に詳しい方がいらっしゃれば、
  その方にご紹介させていただきます。

  大切なことは、あくまでも市民の方々の暮らしを守ることであって
  「誰がそれを解決したのか」ということよりも
  「問題が本当に解決されたのかどうか」ということなんです。

  政治家はたくさんいますから、
  いろんな得意分野の人々がいます。

  市民の方々が暮らしの中で感じる困難や問題は
  人の数だけバラバラだし様々ですから

  42万人も暮らすまちならば
  問題の数もすごくたくさんありますから

  問題に応じて、得意な分野の政治家が対応する方が
  問題解決に早くつながると思うんです。

  でも、どの政治家がどんな政策が強いかというのは
  なかなか分からないと思うんですけれど
  そこは最初はお話を僕がうかがって
  他の方につなげさせていただくお手伝いは必ずできると思います」

 というお話をしました。


● アウトリーチこそ政治家の仕事ですね

 それに対して、参加者の方から
 とても大切なご意見をいただきました。

 「フジノさん、あのですね。
  本当に苦しんでいる時とか困っている時には
  誰にも相談なんてできないんです。

  こんな悩んでいる自分が悪いんじゃないかと思っちゃうんです。
  友達にだってなかなか相談できないのに

  ましてや、政治家に相談してみようなんて
  そんな人は全然いませんよ。

  だから、もっと政治家の方が
  こっちにどんどん近づいてきてほしいです」

 そのとおりです!

 と、フジノは思いました。

 「全くそのとおりだと僕も思います。

  政治家はソーシャルワーカーですから、
  どんどんこっちから出ていって

  声にならない声に耳を傾けられるようにすることが
  いちばん大切なことだと思います。

  ぜひ今後もそういう活動を中心に行なっていきたいと思います」

 とお答えしました。

 クライアントが来るのを待っていて
 お話をうかがうのがカウンセラーならば、

 地域へどんどん飛び出していって
 そもそもどんな声があるのか掘り起こしていくのが
 ソーシャルワーカーです。

 地域へとこちらが打って出る政治家、
 つまり、アウトリーチができるようにもっと努力したい、と思いました。


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 前回もそうなのですが、今回もとても勉強になりました。

 形としてはフジノが講師なのですが
 実際には2回ともフジノが勉強させていただきました。

 NPOアンガージュマンがフジノに期待していた効果が
 講師として挙げられているのかはかなり怪しいのですが

 逆に、学ばせていただいたことは政治家としてしっかりと認識して
 この体験を活かしていこう、と感じました。

 アンガージュマンのみなさん、
 今日も貴重な機会をありがとうございました。

 語り合いに参加して下さったみなさんも
 本当にありがとうございました。

 では、また来月もよろしくお願いします!




 (...って来月もあるのかな?)

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