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吉田雄人、市長になって初の駅立ち@京急久里浜駅 [市長マニフェスト実現度チェック]

(2010年1月12日(月)の活動日記)

● 吉田雄人、市長になって初の駅立ち@京急久里浜駅

 けさは5時に起きて、京急久里浜駅へ向かいました。

 今日から吉田雄人市長が駅立ちを再開するのですが
 フジノは今この時期の再開に『大反対』しています。

 その想いはすでに1月7日の活動日記に記したとおりです。

 しかし、雄人はあまりにも意地になっていて
 いくら意見を言ってもガンコにやめようとしないので、
 覚悟を決めてフジノは駅立ちをサポートしに行くことに決めました。

 今は、来年度予算案をつくっているとても重要な時期なのです。

 駅立ちなんていつでも再開できるので
 ハッキリ言って『どうでもいいこと』です。

 しかし、予算案をつくるのはこの1~2月が勝負なのです。
 この時期が『最も大切な時期』なのです。

 雄人が『私人』であれば風邪をひこうが健康を害そうが勝手ですが
 今は市長という『公人』なのです。41万人のリーダーなのです。

 市長が健康を害するようなことがあれば
 市民のみなさまの暮らしに直結している『予算づくり』に支障が出ます。

 『駅立ちでの情報発信』と『予算づくり』と
 どちらが大切かなんて誰にでも簡単にわかることです。

 雄人は冷静さを欠いているのか、あせっているのか、
 あるいは本気で駅立ちを再開することが
 何らかのプラスの効果を生むと考えているのか

 いずれにしてもまともな判断だとはとても考えられません。

 そんな判断もできない吉田市長をとても哀れで不憫に感じるとともに
 あきれて情けない気持ちも強くフジノには沸き起こっています。

 しかし、それでもこのまちの希望を彼に託したフジノには
 『応援した者としての責任』があります。
 誰よりも大きな責任がフジノにはあると感じています。

 そこで少しでも雄人の負担を減らす為に、
 後援会の方から勝手にスケジュールを聴いて
 勝手に手伝いに行きました。

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 フジノならば演説ができますから
 雄人のかわりにマイクを握ることもできます。

 今日1日だけは隣に立って雄人が語ることを聴いていれば
 これから先は彼のかわりにフジノが伝えていくことができます。

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 また、いち市議会議員に過ぎないフジノでさえ
 街頭演説をしていれば暴力行為を受けることもたびたびあります。

 いまや市長というこのまちの権力トップにある立場であれば
 誰が何をしてくるか分かりません。

 誰がいつどんなことをしてこようともフジノが隣に立って
 ボディーガードではありませんが、
 絶対に市長の身を守らねばならないと感じています。

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 途中で雄人に頼まれてマイクを交代して、フジノも話をしました。
 その間、雄人は通りがかる市民の方々と対話をしていました。

 フジノは今の時期でさえなければ
 このように直接に市長と市民のみなさまが語り合うことは
 大切で重要で貴重なことだと考えています。

 今までの歴代市長のもとではこんなことは実現しませんでした。

 市長は市役所にこもっていたり、
 組織・団体の集まりにしか顔を出さないようなことでは
 絶対にダメなのです。生の声に常にさらされていなければならないのです。

 その行動そのものは評価できることですが
 適切な時期や正しいタイミングがあります。

 今回の再開は、最悪の時期だとフジノは考えています。

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 実際、街頭には選挙で敵対した陣営の方々も多数来ていましたし、
 マスメディアの取材も新聞社やテレビ局をはじめ、たくさん来ていました。

 こうした注目のされ方は、明らかに今回の駅立ち再開が
 『パフォーマンス』としか受け止められていないからです。

 来年度予算案を作っている時期だということを知らない
 多くの市民の方々は

 「おっ、市長が街頭演説をしている!すごい!」

 と喜んでくれていました。

 しかし、それは実情を知らないからであって
 今がどれほど重要な時期であるかを理解すれば
 ほとんどの市民のみなさまは今の雄人に怒りを感じることでしょう。

 本当に残念です。

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 後日談:翌13日の朝刊各紙が報道した内容です。

(2010年1月13日・朝日新聞・朝刊より)
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(2010年1月13日・神奈川新聞より)
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 横須賀市長就任半年、見えぬ「吉田カラー」
 議会とも依然対立/原点の朝立ち再開

 横須賀市の吉田雄人市長(34)が就任して半年が過ぎた。

 これまでのところ施策面での目立った「チェンジ」は見られない。
 議会との対立関係も解消できず、厳しいかじ取りが続く。

 そんな中、12日から吉田市長は駅立ちを再開した。

 背景には思ったような情報発信ができていない
 という焦りも垣間見える。

 2月には2010年度予算案を審議する市議会定例会が始まる。

 県内最年少首長の「吉田カラー」がどれだけ出され、
 議会がどう対応するかが注目される。


 ●「思いを」じかに

 選挙ではマニフェスト(選挙公約)を前面に打ち出した吉田市長。
 昨年7月10日の就任以来、「目安箱」の設置や車座会議の開催などで
 「市民の声に耳を傾ける」という姿勢を強めた。

 一方で、市民からは市長からの発信が乏しいことが指摘されている。

 経済界の1人は

 「市議会の対応で苦労しているようだが、
  マニフェストの進行状況が見えてこないので評価もできない」

 と戸惑う。

 吉田市長は市議時代にしていた早朝の駅立ちを12日から再開した。

 初回は地元の京急久里浜駅に立ち、
 マニフェストの実現状況を紹介するチラシを配ったり、演説をしたりした。

 現職の首長による朝立ちは極めて異例だ。

 「マスコミを通じてではなく、
  直接自分の思いに基づいた情報発信をしたい」

 と理由を語った吉田市長。

 自分の意図するような報道がされないためか、
 周囲には

 「新聞をうのみにしないでほしい」

 と語っているという。

 朝立ちを終えた市長は

 「(わたしの)原点はここにある」

 と満足そうだった。


 ●注目の予算案

 大きな誤算は、市長を支える副市長2人の選任に手間取ったことだろう。
 手続き上のミスなどで副市長人事案の市議会提出を
 2度にわたって先送りした。

 昨年 10月5日以降は空席となり、同12月にようやく2人が起用された。
 だが、副市長人事や議案否決に象徴される議会との対立関係は
 依然として続いている。

 執行体制もようやく整い、今後の焦点は
 初めて本人が策定する2010年度予算案の中身。

 吉田市長は予算案にマニフェスト関連の施策を
 できるだけ盛り込みたい考えだ。

 これに対し、ある市議は

 「マニフェストにこだわり過ぎると、
  大事な局面で政治判断できない恐れがある」

 と冷ややか。半年間を振り返り、

 「自分で泥をかぶってでも現場を引っ張ろうという意欲が見られない」

 と疑問を投げ掛けている。

 (佐藤浩幸)
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 (引用おわり)


 フジノも神奈川新聞の論調に全く同感です。

 来年度予算案の提出前に、もう1つ大きな出来事が待っています。
 教育長の人事です。

 この2つの大切な案件に対して
 吉田市長がしっかりと『吉田カラー』を出せなければ

 フジノはもう吉田市長を支えることが不可能だと感じています。

 『応援した者の責任』ということをこの半年間、
 毎日毎日かみしめて、市長に苦言を呈してきました。

 本会議でも是々非々で臨んできましたし
 市長自らのマニフェストに反していることを市長がやれば、
 厳しく批判をしてきました。

 全ては市民のみなさまと契約したマニフェストを実現する為です。
 全ては『応援した者の責任』を市民のみなさまに果たす為です。

 しかし、それにも限界があります。

 吉田市長自身が『脱官僚』『チェンジ』の理念を捨てたり、
 契約であるマニフェストを破るようなことが続けば、

 フジノはもう吉田市長を支えることが不可能だと感じています。

 こんな駅立ちをやっている場合ではないのに、
 本当に残念で仕方がありません。

 そして、こういうフジノの怒りの真意が
 市民のみなさまには全く届いていないということが
 つらくてたまりません。

 このまちの未来を誰もが希望を感じることができるものにする為に
 あんなにもたくさんの市民のみなさまに信頼していただいたのに。

 吉田市長には、早く目を覚ましていただきたいです。

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